小林智美さんのレビュー一覧

花夜叉 小説

山藍紫姫子  小林智美 

・・・

哀れで苛酷で美しい「古典芸能と耽美の組み合わせ」「最高傑作」と書評にあるので、読みました。 

読後の恐怖をメモ。
不条理の痛みと苦しみを体験したことがない人なら、平気で読めるのかもしれない。もがいても光が見えない生き地獄、篠芙が気の毒。こういう不幸な筋書きは、上向き景気の頃に受けたもの。不景気な今は、流行らない。

主人公;篠芙が、宗派の贄となって味わう苦しみの報いが、家と芸にしか無い…

2

花夜叉 小説

山藍紫姫子  小林智美 

痛いけど

かなりエグい。だけど面白かったです。
ホラー小説読んでるときみたいに
怖いけどやめられない、ゾクゾクしながら読み続ける、
みたいなおもしろさがありました。

ただ複数モノや、凌辱系が苦手な方には完全に地雷です。

山藍さんの小説はBLという枠を超えた
世界観があって面白いです。

1

花夜叉 小説

山藍紫姫子  小林智美 

凌辱だけじゃないんです

藤代流を再興させるため、祖父と父に人柱として観月流に差し出される篠芙。
凌辱がメイン。だからといって読まないのはもったいない。

能の事は分からなくても大丈夫かと思います。
最後には甘い雰囲気になる普通のBLと違ってちょっと男性向けっぽいかも。

1回目読んだ時は凌辱が多くて長く感じたけど
2回目は割とスッキリ読めました。
何度も読めるパワーのある作品だと思います。
最後あたりで…

4

花夜叉 小説

山藍紫姫子  小林智美 

観世元雅×音阿弥妄想がとまらない!

能楽(猿楽)の地位を一気に押し上げたのはいうまでもなく世阿弥でありますが、
それは世阿弥がわずか12歳のとき、将軍・足利義満に見初められたからというのが一因。
ところが、義満から義教の代にかわり、世阿弥の長男といわれる観世元雅に将軍の寵愛が
うつることはありませんでした。
義教は元雅より4つ年下の従兄弟である音阿弥をひいきにしたと言われます。

BLでは珍しい能楽を題材にとった本作品を…

9

花夜叉 小説

山藍紫姫子  小林智美 

能の裏世界

伝統芸能を守って行く男の孤独な心を書かれた話です。
10歳でじじいに犯され この後も数々の男達に身体をすき放題にされています。
この屈辱に耐えているのは「能」を継承する為だけなのです。
ストレスがたまった時は 弟を犯す。
兄と弟。
この異母兄弟の弟こそが 男の希望の光になっていきます。
憎いけど一番近くの存在で気持ちを判ってくれる弟。 
最後にちょっぴり心を通わせる場面がほっとします…

7

花夜叉 小説

山藍紫姫子  小林智美 

凄い名作

神×10評価は無いのでしょうかww

凄すぎました。
凄いです。耽美とか純文学とかそういうのを遥か超えて
『名作』です。しかもすごいボリュームで、文庫価格。
アマゾンの発送が遅すぎて、ガマン出来ずに電子書籍を先に購入したのですが
絶対に文庫でゲットした方がお得です!!
『花鬼』と『花夜叉』が両方収納されての一冊なので絶対お得。
ですが元の挿絵付き原典版も欲しいいいいいい~

芸…

21

花夜叉 小説

山藍紫姫子  小林智美 

これはすごい!

でました!たぶん、今年一番の作品。
というか、ワタシの中でも衝撃作といえるのでは無かろうかφ(〃∇〃 )))
や~まだ胸にいろいろムンムンしてまして、続編である「花鬼」を必死でネットで探してしまうというね。
好き好きはもちろん分かれてしまう作品だとは思いますが衝撃的。。否、刺激的な作品でした。
お話の舞台は、能の名門である藤代流のおうち。
そこの息子であるシノブ。彼は10才の頃から、祖父…

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