森原八鹿さんのレビュー一覧

偽りの花嫁と真実の恋 アニメイト限定書き下ろしペーパー グッズ

初めての里帰り

本品は『偽りの花嫁と真実の恋』の
アニメイト限定特典ペーパーです。

本編後、
2人が煌の故郷を訪れるお話です。

騎瑛に望まれ、
彼の妃となった煌は
花嫁選びの議で村を離れてから
帰郷したことはありませんでした。

今回、騎瑛と煌は
地方行脚のついでに国の西の端にある
煌の故郷に足を延ばします。

煌は村に近づくと
村に行く前に森に行きたいと
騎瑛と2人で別…

1

不機嫌なデンティスト 小説

いおかいつき  森原八鹿 

設定を活かしきれてなくて、ホントに惜しい!

いおかさんらしく無難に収めてはありますが、
やはりどことなく物足りなさを感じる一作。

設定は面白いし、蒼も赤目もキャラクターとして魅力的だと思うけど、
二人が出来上がるまでのエピソードが薄い。
上手くいきすぎというか、えっ?これでこのエピソードおわり?
って感じで、上澄みをすくってきたような軽さ。
もうちょっとハラハラドキドキがあっても良かったかなと。

正気の蒼との絡みも、も…

0

泣きっ面にキス 小説

野原滋  森原八鹿 

世話しまくり

よく出てくる受けを甘やかし世話しまくる話を読むたびに思うのですが、いつまでも依存していけるものなのかな?
今回は受けがまだ学生で攻めがかなりの年上で社会人で養ってやるって言ってくれてるけど。
そういうジャンルというのかもしれませんがもうちょっと受けがしっかりしてほしいな。でも攻めがそれを阻んでるのか。

甘くてじんわりして幸せでいいお話だなあと思いますが、ついいつまでこのままで続くのかなと…

1

彼は彼の唇に抗えない 小説

義月粧子  森原八鹿 

泣き虫瑞季、頑張る!

ストーリーとしては面白かったし、
瑞季のキャラも可愛くて好きだっんですが、
どうも展開についていけなかった。

瑞季の過去が切なくて、
須藤が好きなのに一緒にいられなかった高校時代とか、
再会してからもなかなか上手く歯車が噛み合わなくて
すれ違ってしまうところとか、
もうきゅんきゅんさせられました。

なのに、途中で中途半端に関係を持ったり、
優しくしたりつきはなしたりと、

0

芸術家が恋する理由 続・執着社長の初恋 小説

吉田ナツ  森原八鹿 

少し人間らしくなった香西

香西視点です。
会社社長の道本(攻め)と造形作家の香西(受け)が付き合い始めて2年。
のほほんとした香西と香西の面倒を見るのが好きな道本は相変わらずの二人です。
しかし、香西はちょっとしたスランプでなかなか制作が進んでいません。
マネジメントをしてくれている結城がたびたび訪ねてきては、軽くプレッシャーを掛けてきます。
お盆休み前、家族を巻き込んだ同窓会で道本が意外にも子供の相手が得意で子…

4

執着社長の初恋 小説

吉田ナツ  森原八鹿 

言葉のチョイスが面白い

中編2編
表題作+「世界は君で満ちている」

表題作はやり手社長の道本(攻め)と立体造形作家の香西(受け)の二人の幼馴染が長い両片想いの末くっつくお話。

道本は早くから香西に恋していましたが、芸術的センス以外ポンコツの香西は道本に恋していたのに、恋心がわからずスルーしてしまいます。失恋したと思った道本は親友ポジションだけは死守しようと親友に徹しています。
ある時、香西の作る作品の理解…

1

背伸びするからキスをして 小説

さとむら緑  森原八鹿 

ハイスペック過ぎる攻め

幼なじみの年の差もの、同居ものです。非常にわかりやすいハイスペック攻めだと思いました。
アメリカ帰りの高校生、敬と、アメリカ育ちの超ハイスペックなゼネラルマネージャー、城太郎が日本で同居するストーリー。

2人は年が離れていて、お互いゲイ。敬が20歳になったら付き合う約束をしていましたが、同居してからもそんなそぶりはなく、敬が一方的に焦る、という内容です。
一緒に寝ようとかお風呂に入ろうと…

1

偽りの花嫁と真実の恋 小説

月東湊  森原八鹿 

爽やかな 期待を裏切らない読み心地

キーワードは、中華風、歴史活劇、そして女装。

隠れ里で祖国再興を願いながら、性別を隠して女装して育つ皇子・煌。
ある日、幼い彼を助けた年長の少年・瑛。
実は、彼の国を滅ぼした敵国の皇子。

という、因縁の背景を持った結ばれ得ない二人だが
惹かれてしまうのを止められない、という設定は定番だがロマンチック。

これだけだと煌が女でも成り立つ話なのだが、武道に優れ
利発で行動力もあ…

3

偽りの花嫁と真実の恋 小説

月東湊  森原八鹿 

お行儀の良い、受けと攻め

あらすじを読んで期待した思いをそのまま受け止めて、実現してくれたような作品でした。
ただその分、お行儀が良すぎたかな……という気も。

受けも攻めも、いつもきちんとしていて、度肝を抜かれるような言動はしない。
“自分たちは立場上こうでなければならない”ということをきちんと理解していて、それに見合った言動をして、でも“それでも好きだ、愛してる”と訴え、しかし諦めなければならないと考えて、諦め…

3

偽りの花嫁と真実の恋 小説

月東湊  森原八鹿 

TLであるほうが自然なような…

大国に滅ぼされた国の皇族の血を引く受けと、それとは知らずに幼い頃に出会った大国の皇位継承権第二位の攻め、というカップリングです。

隠れた土地に村を作り、祖国の再建を悲願として暮らしている一族の皇子である受け。万一の敵襲に備え、幼い頃から女装をさせられています。
それが不服で仕方なかった8歳の頃、村の近辺で蛇に噛まれて絶体絶命のところを、避暑で近くを訪れていた12歳の攻めに見つけてもらい、村…

5
PAGE TOP