森原八鹿さんのレビュー一覧

拾い犬 小説

火崎勇  森原八鹿 

ほの暗さの中で浮かび上がる麗人のシルエット

電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきなし。

違法すれすれの金融業者、金輪の視点のお話なので、志摩が何を考えているかは謎のまま物語が進みます。
それ故、志摩のミステリアスかつ儚げな美しさが際だつという「お上手!」と手を叩いて賞賛したくなる様な一冊です。

借金を払えなくなった借り主から担保に入れていたビルをせしめた金輪は、そこで働いていたバーテンの志摩を拾います。行く所がないという志摩に金…

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皇帝陛下のかりそめの愛妻 小説

塩山オーロラ  森原八鹿 

好きすぎて物足りない!!!!

デビュー作から今後楽しみな作家さんでしたので、迷わず買い。
今作は今までの作品で1番好きというか、萌えポイントを見事に突かれまくり笑。
これは、糖分を欲した時にまた繰り返し読みたいな…と思える読後感です。
帯の一言がまた…気になって仕方なくなる一言で。
購入後すぐに読んだのは久しぶりです笑。

受けさんのユハは、継脈の民という純血の子を産めるという特殊な民に産まれ。
珍しい民なうえに…

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「皇帝陛下のかりそめの愛妻」番外編 書き下ろしペーパー グッズ

ユハの育児日記

本品は『皇帝陛下のかりそめの愛妻』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、
ユハの書いた日記のお話になります。

継脈の民が身籠り
出産するまでの期間は
相手の種族の妊娠期間となります。

ユハは身籠って2ケ月後に
可愛らしい双子を出産し
皇帝の伴侶として
子供達とともに皇宮に戻ります。

ユハは皇宮に戻った日から
子供達の様子を綴っていまし…

4

皇帝陛下のかりそめの愛妻 小説

塩山オーロラ  森原八鹿 

秘された歴史に埋もれた真実

今回は種族最後の純血種の皇帝と
種を複製できる継脈の民のお話です。

2人の出会いから種族の在り方が変わるまで。

太古の昔、
人と動物は別の生き物でしたが

いつの頃からか
その両方の姿を持つ者が生まれ
彼らはその優れた能力故に
皇帝や王位に就くようになります。

獣人の変身能力は
同じ種族同士の婚姻では引継がれますが
別の種族との交わりでは弱まるために
いつしか…

5

皇帝陛下のかりそめの愛妻 小説

塩山オーロラ  森原八鹿 

深いメッセージ性も心に響く

こちら、作者さんの3作目の作品になります。
デビュー作から追っかけてますが、元々しっかりとしたストーリーが魅力的な作家さんだと思うのです。
そして今回、そのしっかりとしたストーリーに磨きがかかり、更にめちゃくちゃ魅力的なキャラクター達と言う事で!!

最後のどんでん返しに唸らされ、キャラクターにはすっかり感情移入して共に泣き笑いと、ホント文句なしの作品でした。
妊娠出産ものが苦手でなけれ…

15

泣きっ面にキス 小説

野原滋  森原八鹿 

最強のパトロン

電子書籍で読了。挿絵有り。

理想的なパトロンだーっ!
だって、経済的に支えてくれて、ご飯を食べさせてくれて、朝起こしてくれて、心の傷を黙って聞いてくれて、更に素晴らしいのは絵が解らないから作品に口出しをしないんですよっ!おまけにフィジカルな面も含めて愛してくれる訳ですし。最初の印象の悪さなんて吹っ飛んじゃいます。
そうなんです。後半になればなるほど、諒一が『攻め』ではなく『パトロン=支援…

1

偽りの花嫁と真実の恋 コミコミスタジオオリジナル特典書き下ろしSSペーパー グッズ

素直に言えないのは

本品は『偽りの花嫁と真実の恋』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、
2人の床事情に関するお話です。

煌は騎瑛の花嫁として
女装して過ごしています。

それは煌が望んだことであり
騎瑛もわかってはいますが

閨の中で
騎瑛に抱かれている煌が
泣きそうな顔を見せるたびに
無理をしているのではと
騎瑛は考えてしまいます。

今日も騎瑛を受…

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偽りの花嫁と真実の恋 アニメイト限定書き下ろしペーパー グッズ

初めての里帰り

本品は『偽りの花嫁と真実の恋』の
アニメイト限定特典ペーパーです。

本編後、
2人が煌の故郷を訪れるお話です。

騎瑛に望まれ、
彼の妃となった煌は
花嫁選びの議で村を離れてから
帰郷したことはありませんでした。

今回、騎瑛と煌は
地方行脚のついでに国の西の端にある
煌の故郷に足を延ばします。

煌は村に近づくと
村に行く前に森に行きたいと
騎瑛と2人で別…

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不機嫌なデンティスト 小説

いおかいつき  森原八鹿 

設定を活かしきれてなくて、ホントに惜しい!

いおかさんらしく無難に収めてはありますが、
やはりどことなく物足りなさを感じる一作。

設定は面白いし、蒼も赤目もキャラクターとして魅力的だと思うけど、
二人が出来上がるまでのエピソードが薄い。
上手くいきすぎというか、えっ?これでこのエピソードおわり?
って感じで、上澄みをすくってきたような軽さ。
もうちょっとハラハラドキドキがあっても良かったかなと。

正気の蒼との絡みも、も…

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泣きっ面にキス 小説

野原滋  森原八鹿 

世話しまくり

よく出てくる受けを甘やかし世話しまくる話を読むたびに思うのですが、いつまでも依存していけるものなのかな?
今回は受けがまだ学生で攻めがかなりの年上で社会人で養ってやるって言ってくれてるけど。
そういうジャンルというのかもしれませんがもうちょっと受けがしっかりしてほしいな。でも攻めがそれを阻んでるのか。

甘くてじんわりして幸せでいいお話だなあと思いますが、ついいつまでこのままで続くのかなと…

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