total review:279072today:24
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
32/37(合計:365件)
砂原糖子 依田沙江美
むつこ
吸血鬼モノです。 主役はリーマンとリーマン。コミカルで、品のいいかわゆいユーモアがいっぱいの作品でした。 主人公はノンケの男(攻め)。 ちょっと気にかかる変人の上司(受け)に関わるうちに、恋してしまう。 砂原糖子さんにこの手の変人を描かせたら上手いんだよねー。一見クールビューティ、その心はただの変人。恋愛下手。他作品でもチラホラ見かけます。 セックスシーンが異常におもろいです。 噛みつきまくっ…
依田沙江美
葡萄瓜
懸命に大人ぶろうとする響。 大人だからとはぐらかそうとする吉井。 その差異こそが正に難関である恋なのでしょう。 ……吉井が肝心な所でマヌケなので最後の最後に コメディになってしまう恋でもあるのですが。 展開に往時の時代の気分をふと感じる 存外燻し銀の様な一冊であったり致します。
櫻子
長い間、空き家だった隣りの家に越してきた吉井とひょんな事で知り合った高校生の響。 小説家だという彼の、生活能力のなさにほっとけなくて、バイト代わりに引越しの荷物の整理や食事を作る事に。 しかし、ある日彼の家に出入りする美少年たちを見てしまい、彼が同性愛者だという事を知ってしまう――。 あらすじだけ読むとシリアスっぽい?とか思ってしまいそうですが、やっぱりこの作者なのでほのぼの且つ時に鋭い…
ぜんぜんハードボイルドじゃない34歳のハードボイルド作家と、しっかり者の高校生のお話です。 年の差カップルなんだけど、高校生がしっかりしてるのと34歳がしっかりしてないので、そんなに年の差があるように思えませんでした。 二人は隣人同士です。 優しくてあたたかくて切なくなる、いつも通りの依田ワールドでした。 あーー大好き。 癒しの一冊ですね。
もと
前巻ラストで、うっかり章造がでこチューしてしまったがために、すっかりスイッチの入ってしまった七海。 田舎で全然プライバシーがない上に、頭も口の軽さも小学生並で、「秘密を持つ」事が無理な七海と関係を進める事に、田舎だからこそ戸惑う章造。 二人の心のすれ違いが、自然な形で描かれていて、気持ちが通じ合った後の話も、なんだかまぁ、ほのぼのとおとぎ話のようなふわふわ感があります。 比較的クールでキ…
一巻で亀の歩みだった二人の関係が一気に進展する二巻目です。 相変わらずイイナァこの二人。 七海の可愛さって伝染力があるのか、クール攻なはずの章造はすっかり骨抜きにされてます。 七海とエッチしたくて必死になってる、まるで高校生のような章造がカワイイ。 周りにバレて、晴れて公認カップルになるんだけど、そのキッカケを七海がアホだったおかげにしたのも上手い!と思った。 あれがなかったら駆け落ちしちゃってた…
基本的に私、知的障害ある人を(七海は知的障害というほどのレベルではないんですが)、純粋無垢なピュアキャラにしてしまうのってキライなんです。そこに妙な居心地の悪さを感じるというか、偽善くさい目線を感じてしまうっていうか…。 けどさすが依田さんだ、アホでワンコでピュアな七海を、こんなにも愛おしく思わせてくれるなんて。 七海が可愛くて可愛くて仕方がなかった。 章造といっしょになって、七海にデレデレ光線浴…
BLものにはちょっと珍しい(?)仏教系高校(寮付き)が舞台の短編集です。 厳格な家庭で育った星弥と、実家がお寺の龍泉(周りには内緒) 割と反対な家庭環境で育った二人ですが、星弥が龍泉の実家の秘密を知ってしまったことから何となくつるみ始めるように。 優等生で通っている星弥と、やや不良寄りの龍泉がくっつくまでには中々意思の疎通が難しいのですが、案外龍泉は真っ直ぐで奥手で可愛い性格をしてる…
知的クール攻と、ヤンチャワンコ受。 可愛くて切なくてあたたかい、相変わらずの依田ワールドでした。 主人公の星弥は、「星の君」と呼ばれ、みんなからの人望の厚い優等生なんだけど、鬼畜入ってます。とくに、龍泉にフラれてからの行動が鬼です。告白してきた後輩くんに対する扱いがヒドイ。 頭がいいからそんな自分の自己分析はできてるし、自己嫌悪もしてるんだけど、自分でもどうしていいか分からないのだ。 だからこそ、…
短編集です。 またまた依田さん得意のウブなワンコ受くんですw 強引攻な生徒会長にキスされ襲われて、パニくってるワンコくんです。かわええw 表題作より、「白い魚の夢」っていう、依田さんにしては珍しい悲恋なお話が好きでした。 具体的には160ページと161ページが超好き。この2ページだけ額に入れて飾りたいw 主人公が最後の涙がキレイです。