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18/18(合計:178件)
尾上与一 牧
marun
ネタバレ
天球儀、右手のホクロ、シリウス、片思い、反転、いくつかのキーポイントの言葉が 後半に怒涛のように押し寄せてきて唐突に真実が降り注いでくる。 う~ん、訳が分からない滑り出しですが、読み終えると浮かんでくる言葉の数々。 幼い日の二人の偶然の出会いが、その後の二人の一生を左右する事になります。 時代は戦時中、終戦間近の年代の神風特攻隊と言われていた航空特攻を背景にしてる話で 村の旧家で地主…
茶鬼
戦争末期の特攻を背景にしたお話。 そう聞いただけで、脳裏には過去june作品にあったような魂との再会や、生き延びてしまった恥を感じて病むとか、または体が不具になりという、悲しいお話を想像してしまいます。 しかし、これは現在のBLです。 戦争・特攻という背景をうまく使い、互いの、互いを想う気持ちのスレ違い、しかし深い想いという、愛情をきちんと真ん中に据えた安心して読めることのできるお話です。 …
牧
はじめはじめ
参りました…。 何ですかコレは? もう読み進むにつれて、ドンドン引き込まれて行きました。 言葉ではとても言い表せません。 取り敢えず、読んでみて下さい! 一巻の4コマ漫画で、キャラ達の姿をコメディタッチで面白く描かれていただけに、本編(?)に入った時のギャップが凄い!! 生き生きとしたキャラ達に愛着を持った後に、この展開は悲し過ぎる(号泣) 子供の頃観て泣いた映画「連合艦隊」を思い出しま…
眠れる森
この本はそういうBLの香りが漂う以上に主人公である「大和」を通して、ただ戦争があって一人一人倒れていき、戦争が終わったという事実を冷徹に記していく本。 だから女性向の本として並べられている事によって半分以上の目にも止まらん所に置かれてしまうのが惜しいような気がする。 擬人化の本はほとんどの場合、事実をパロディ化することによって事実を軽くする効果があるのですが、 この本の場合は擬人化されて…
「ぐんかん」を買ってワラタ →この本の2巻が出ているのを見つけた →1巻から買わないと分からないのではないか? という経緯で買いました、今ごろ。 個人的に上半身がマントつきガッツリ重装備なのに下が短パンというまさに「無理やり軽装備」な妙高に萌えてしまうのですが、それとはあまり関係なく大和中心の割合まともな内容の本です。 四コマ漫画ののりは「ぐんかん!」に近いですが、それ以外は真面目に…
帯の文句ですが、本当にカッコイイです。 この2巻は、1巻にくらべ厚みも増し、いよいよとメインキャラの最後のお話が展開されます。 もうね、涙が出てきちゃって鼻水すすってます。 そのくらい彼等への入れ込みは半端ありません。 4コマ漫画では、小話やうんちくを楽しく愉快に展開させ、そしてストーリー漫画では史実に基づいた彼等の姿を、どの艦も己の矜持・誇り・そして愛情を持った人の形で自らの運命を受け入…
葡萄瓜
擬人化という手法の持つ酷薄さを垣間見せる、 背筋粟立つ一冊です。 擬人化という手法を選択する場合、作者としては 二つの態度をとる事が出来るのではないかと 思われます。 自分の妄想をそのまま擬人化に仮託して描き出すか。 或いは、擬人化される対象の声を丹念に聴きとって それを作品として再構築するか。 この作者さんのとっている方法はどうやら後者の様です。 だとすれば、楽しい反面しん…
先にこの軍艦をテーマに「ぐんかん!」というアンソロが出ておりまして、本家のほうが後発になってます。 これに対する自分的熱い想いと萌えは「ぐんかん!」のほうへ書きましたのでここでは割愛したいと思います。 簡単に言うと、過去の日本帝国海軍の軍艦を、その戦争に登場した他国の海軍軍艦を、擬人化して漫画にした本であります。 アンソロでは、様々な作家さんが寄稿されてましたので、受け攻め設定がありましたが…