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9/12(合計:117件)
風緒
ふばば
ネタバレ
あらすじを読んで興味を引かれました。 実際、冒頭から仕事で関係する男性の「音」に気付き、そのあまりにも美しい音に煽られて本人の内面に踏み込んでしまう、という第一話、流れもとても良くて、このファンタジックな物語世界に引き込まれました。 結構地味目、真面目そう、なのに実のお兄さんに恋して苦しんでる。だから時折適当な相手に抱かれる。そんなことまで「音」から知られてしまう真澄。 聞こえてしまう伊之瀬…
aibou
作家さん買いをしました。 絵が凄い好きで今回はどんなお話なんだろうなと思って読んでいくと、すっごいシリアス。 「悲しい」という感情が、音になって聴こえるという特殊設定で 続きが気になって一気に読んでいました。 作曲家の心を揺さぶる音色はまさかの「特別な感情」で・・・ その音をもっと聞きたいと思ってしまう伊乃瀬からのアプローチがみものです。
ayaayac
電子限定特典はマンガ4ページ、二人のその後です。 伊之瀬がお風呂から出てくると、真澄が「髪 俺が乾かしていーですか?」と嬉しそうにやってきて、伊之瀬は言われるまま、真澄にドライヤーをかけてもらう。 この時の真澄の表情が、マイナス感情はごっそり捨て去った晴れやかな顔つきで、あぁ、真澄は伊之瀬と一緒にいられることがこんなにも幸せなんだなって感じられます! 本編でいつも悲しみを浮かべていた真澄…
風緒先生は、心のヒダを絶妙に表現するストーリーを、綺麗な絵で表現される作家さん。 派手派手しさはないけれど、どの本も読み終えた時に静かな余韻を感じます。 本作は人間の悲しみや”音”をテーマにしたファンタジー要素もあるお話です。 人気作曲家の伊之瀬は、生き物が悲しんだ時に出す音が聞こえる。 伊之瀬がいままで聞いたことがないくらい綺麗な音を出しているのは弁護士の真澄。 真澄の兄とその…
フランク
風緒さんのすっとした綺麗な絵と、どこか澄んだ気配を感じるお話の内容がピッタリだと思います。 悲しいという感情が音になって否応無しに聞こえてくるという攻めという一種のファンタジー設定なので、ややこしい話かなぁと少し身構えて読み始めたところはあったのですが、全く問題なし。すんなりお話に入り込めました。 売れっ子作曲家の伊之瀬は、生き物(人間、犬など)の悲しい感情が音で聞こえてくるという特異体質…
三つのお話が収録されています。 その中でも「手紙」という古風なアイテムに惹かれて、この本を手にするきっかけとなった表題作がやっぱり一番好きです。 学年イチのモテ男(首席かつイケメンだがチャラくない)雨夜に片思い中の麻生。 ギラついた女子からの不要なやり取りを避けるため、雨夜はLINEもメールも使っていないけれど、手紙は書くのに労力いるの知ってるから、ラブレターはちゃんと目を通すという雨夜…
hepo
この作品には性格の良いひとしか出てきません。 なので安心して読める上に、己の身の振り方を正そうという気になれました。 BLを読んで背筋が伸びる。初体験です。 【アヒルの王子様】萌2 小学生時代に人生のピークを迎えた亮介はその後下降するばかりの自分に嫌気がさす毎日。 ある日、ドアの故障で会社のトイレに閉じ込められたひとを助けたところ、中から出てきたのは小学生時代の同級生で…。 本…
二作品収録されていて、どちらもしっとり切なさ漂う心情が丁寧に描かれていて好きです。 【これはきっと夢の中のキス】 付き合ってる男から暴力を受けながらも別れを選べないカフェ店員の湊。そんなある日カフェのお客さんに駅前のガーデンオブジェが好きだと話したところ、その男性がオブジェを作ったアーティストの拓巳だとわかり…。 「誰かを愛したい」「その誰かに愛されたい」「そして幸せになりたい」と願…
5つの短編がまとまった1冊。その話のどれもが余韻を引きずる話で、私にとっては”傑作集”です! ●「青い初恋 ひみついろ」 男手ひとつで育ててくれた父に、伸明がゲイだとカミングアウトすると、父もゲイで知人女性との対外受精で伸明を授かったと逆カミングアウトされる。 そして恋人の浩一を父に紹介すると、浩一父は伸明父の元パートナーで、二人は母親が同じな異父兄弟だとわかり… 血のつながりがあるの…
ぴんか
三編のお話から成る一冊。 どれも好きだけど、特に印象に残ったのは最後の一作。 こういうの、好きだなぁ。 全体的にどのお話も、優しくてホッとする癒しの一冊。 表題作も、今この時代だからこその魅力がv 三編ともに、手書きの優しさのようなものを感じる、 暖かな仕上がり。 特に最後の作品は、 本来なら冷たい手触りのものが、 時を重ねて柔らかな温かみを持つような、 そんな優し…