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5/5(合計:50件)
安芸まくら 深井結己
あけみ
たった1日の出来事なのに、すごく濃密な1日。こんな日常を繰り返す2人。どんなに大変だろうと思わずにはいられません。 それでも櫂が「俺でいいの?」と津田に聞き、「おまえでないと、だめなんだよ」と津田が優しく語るラストシーン。この二人には、これ以上ないハッピーエンドなのかもしれませんね。 とはいうものの、エロはあってもラブが少々不足気味なのが、仕方がないこととはいえ残念でした 記憶が定かでな…
こゆう
読み終えて、複雑な思いで胸がいっぱいです。 この話はまるでシャボン玉の色みたいに、見る角度によってどんな風にも受け止められると感じました。 不幸にも幸せにも思える、津田と櫂のふたりだけに与えられた空間がそここに散りばめられています。 私は読んでいて、混乱してしまう櫂には早くアラームが鳴ればいいのにと思わず願ってしまったり幸せそうにしている二人のシーンでは鳴ったアラームが悲しくて悔しくて…。 …
安芸まくら こうじま奈月
藤棚
作品全体に漂うアホアホB級臭に、好みが分かれるような気がします。 私は結構、B級のノリが好きなので、楽しめました。 サラリーマンとプリンスの全く噛みあわない会話や(これでどうやって恋に?!)、 ぶっ飛んだアラブのお金持ちっぷりが笑えて、気持ちが良かったです。 ただ視点がコロコロと変わるのが、やや読みにくかったです。 今までサラリーマンの視点だったのに、いきなりプリンスの視点にチェンジ…
むつこ
前向性健忘という記憶障害によって、13分しか記憶がもたない男と、そんな彼をずっと面倒みている男の話。 長い長い一日が、一冊になってます。 読み終えた最初の感想は、『ウマイ…』でした。 こんな難しい設定の話を、最後まで一人称で書き抜いたのがスゴイと思う。 泣けなかったのは、頼まれてたまにやってる介護ボランティアのことを思い出しつつ読んでしまったからで。長く続く介護が愛を疲弊させていくリアルを思い出…
つかさ
ネタバレ
すごく内容の濃いストーリーだなぁ、と思いました。 一言では「感動した!」なのですが、ちょっと複雑な気分です。 13分しか持続しない記憶、そんな障害を持つ櫂。 その櫂の世話をする、自称ハウスキーパー・ツダ。 二人は恋人同士だったのだが、櫂にその記憶はない。 ツダも時と場合によって、恋人だった事を思い出させたり、そうでなかったり。 とにかく13分というリミッター付きなので、14分目…
ともふみ
あとがきに「長い長い、一日が終わりました」とあります。 まさにその通り。「また明日」と言うまでの、津田と櫂のほんとに長い長い一日を綴った、甘くて苦しい愛のお話なのです。 まずは主人公櫂の特殊な事情。 読者は櫂と一緒に唐突に主人公が事故が原因で「前向性健忘症」だと知らされます。 蓄積できないたった13分の記憶、おまけに事故以前の過去も遡って忘れていくという逆行性の記憶障害も併発している。…
縞々
こんなに悲しいBLを久々に読んだ。 主人公・櫂は17歳で交通事故に会い、目覚めたら35歳になっていた。彼は記憶障害を患い、13分間しか物事を記憶しておくことが出来ません。 ――そう、この人は、愛しい人の記憶を、13分間しか覚えていられないのである。 13分でリセットされる恋愛という難しい物語を、安芸先生、よくぞ描いてくれました。こんな悲しい話があるだろうか。櫂の持つ、11分置きに鳴る腕時計が残…
Maika
う~ん、とてもしんどい話でした。 シリアス好きの私が読むのも大変だった感じです。 重い話と言うことが一番ですが、でもそんなに文面は暗い感じはしませんでした。 むしろ、同じことを繰り返す受けの様子をこちらも繰り返し読んで繰り返すのが苦痛になってしまって…… やはりこの手の題材を扱うには、大変な文章力と、引きつけるだけの組み立てが綿密に必要だな……と勉強させて貰いました。 あとはこの…
事故の後遺症で13分しか記憶が保てない櫂。 櫂を献身的に世話をするハウスキーパーツダ。 そんなあらすじを読んで「辛くて痛くて重い話」だと思い、 覚悟をして読んだのですが。読後感は非常に爽やか。 じんわりと胸が温かくなりました。 13分で記憶をリセットしてしまう櫂視点で語られるお話なので。 ツダと櫂がどういった経緯で結びつき、一緒に暮らすようになったのか。 櫂の唯一の肉親は、ツダと…
読むのに時間かかりました。他の本に浮気しつつ、二週間ぐらいかけてなんとか読みました。 あまりにもつまんなくて…。 アラブの王子さまに誘拐されてハーレムに入れられてエッチしまくって、そのうち恋心が芽生える、みたいな話です。 文章が下手すぎて、辛かったです。