葵居ゆゆさんのレビュー一覧

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

ダメな人たち

あらすじを読んで購入しました。
愛し愛されることに臆病な受け。
そんな受けを愛する2人の攻め。

いつもなら好きな要素なんです。
でも今回は何度もイラっとしました。
受けである安曇がどうにも好きになれませんでした。
自分の欲望を満たすだけの身勝手な人、にしか思えなくて。
BL作品なのにゲイで悩む安曇よりも、妻である杉沼の妹に同情してしまいました。

読み手によって評価が分かれる…

6

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

それが愛だと、知りながら。

答えの出ない三角関係と、秘密のご褒美


ゲイであること、快楽に弱い身体であることを厭う安曇
安曇に義兄であり、初恋のひとである杉沼
そんな安曇を真剣に愛している史賀



義兄・杉沼から与えられる淫らなお仕置きと、
その帰り道で、部下・史賀に優しく甘く抱かれる時間。


初恋のひとでもある杉沼がもたらす痛みを伴った快楽と、
史賀から向けられる真摯な愛情。



7

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愛する人が幸せならば

「やがて恋を知る」本編のラストに3人で車でデートに行くシーンがありました。
行きの運転が杉沼、帰りが史賀。
その帰り道、後部座席で杉沼の肩にもたれ寝ている安曇とそれを気遣う杉沼の姿をバックミラーで見ながらの史賀の想いです。

純粋に愛を向けている風の史賀でしたが、その気持ちの奥底は本編でははっきりと伺い知ることはできなかったので、この史賀視点は、本編の結末の裏付けをするのに或る程度の役割を…

4

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

あぁ・・・

葵居ゆゆさんは好きなので、なんの迷いもなく購入したのですが・・・。
挿絵の秀さんも好きだし・・・。

なのに全くダメでした。
こうゆうなんともやりきれない感が漂うお話しが好きな方もいるかと思います。
なので評価は「私の好みではなかった」ということで、ご理解いただければと。

3人出てくる登場人物、誰一人共感できませんでした。
みんなおかしくて、みんなずるいんですよ(笑)
<安曇を…

7

やがて恋を知る 小説

葵居ゆゆ  秀良子 

釈然としない結末

1読目…登場人物全てに嫌悪感を感じて、二人に愛される主人公で終わるハッピーエンドにむかつきを覚えました。
しばらく放置して、内容がわかっている上で彼等の心情を読み解こうとしてみました。
個々の心情と成り行きにはそれぞれ納得いくものがあるのですが、やはりどうしても一番良い人であったろう史賀の存在が一番気持ち悪い存在である事に気が付きました。
次に気持ち悪いのが主人公の安曇です。
一番まっとう…

13

狼だけどいいですか? 小説

葵居ゆゆ  青井秋 

ファンタジーだけれども…

とにかくお人よしな奈々斗。
最近不幸が重なって沈み気味だったけれど
自分を助けてくれる老人のおかげで路頭に迷わなくてすんでる。
そして、ひょんなことから出会ったアルフレッドと期限付きで暮らすことに。

そのアルフレッドというのが実は人狼で
自分と暮らしてた人間の、最後の願いを叶えに日本に来ていた。
が、それもかなわず去ろうとするも、
このお人よしで寂しがりな奈々斗をほおってはおけず…

1

狼だけどいいですか? 小説

葵居ゆゆ  青井秋 

萌えどころが難しい

タイトルから狼はカワイコちゃんの方かと勘違いしてしまったのですが、
カワイコちゃんは天然ポヤポヤの寂しがり屋、攻めで人狼族のアルフレッドは
自分たちの種族の忌まわしい性質と過去の後悔の為に本当は人間が大好きなのに
嫌いだと言い張り、人間と親しくならないように自制している寂しがり屋。

受けになる奈々斗は全身で寂しいを表している感じで両親を2か月前に亡くし、
更に自宅まで火事になり実家が…

3

狼だけどいいですか? 小説

葵居ゆゆ  青井秋 

本当は寂しがり同士

7頭の犬と暮らす青年と人狼の出会いの物語。
それだけにモフモフ度がかなり高い萌え要素ではあるのですが、物語としてはどうにもやりきれない切なさが残り、微妙な気持ちにさせられます。
それを受け入れて二人共にいることを決めたのですから、なるようになるさ、と考えるべきでしょうが素直に喜べないものも残るのです。
イラストは、現在細密な絵で注目の青井秋さん。
コミックとはまた違った、今回は犬の絵がまさ…

3

夏の雪 小説

葵居ゆゆ  雨澄ノカ 

心の再生へ繋がる出会い

歳の差カップルで、受け様はかなりヘビーなトラウマ持ちで、挙句肉親からの
冷たく残酷にも感じてしまうような環境のなかで心が壊れてしまう寸前なのです。
受け様の事だけを考えたらなんてひどい母親、両親なのだろうと思うけれど、
子供を失くしてしまった愚かで悲しい母親も共感出来ないけど気の毒に感じてしまう作品。

大好きだった可愛い弟が亡くなり、自分の責任だと思い込んでる受け様。
祖母と弟と3人…

5

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いろいろ読めて楽しいv

「how to count kiss」谷崎泉
学生時代にキスをした仲だった新名と城島。
けれど、決して恋仲だったわけでもなく。
偶然に城島が社内の移動で再会して。
新名の反応に城島が当時の疑問をぶつけて。
でも、ここまで来てもどちらもはっきりとしたものを持っていないのか内を明かしていないのか。
告白とかはないんですよね。
なのに、これからもキスする仲ってなんか不思議だけどなんか萌える…

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