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40/55(合計:541件)
葵居ゆゆ カワイチハル
渋茶
ネタバレ
2015年刊。 高校生の頃の事故で一部の記憶を失っているショコラティエ・啓杜(けいと)が、その鍵を握るであろう人気作家・高宮と偶然に再会する。 優しい雰囲気なのにどこか強引で押しが強い高宮。 彼に対する記憶の無い啓杜から見ると引っ掛かる点はあるし、どこかしら警戒するであろう部分も分かる。 それなのに、心のどこかで高宮を受け入れたいという意識を持っていた敬杜は、彼に関する事を思い出したくなっ…
葵居ゆゆ ミドリノエバ
ゆりこだっぺ
とてもよかった。 文章表現がすごく綺麗でした。音楽や攻め受けの心の動きの比喩が、まるで質量を持って読者に向かってくるような…。繊細できらきら光るような、美しい表現に圧倒されました。 甘く切なく、あたたかく切なく、優しく…じんわり心にしみいる文章がとても良かったです。 受けの自己犠牲的な愛の表現が、切なくも愛おしくて、すっかりはまってしまいました。 攻めは受けを溺愛しているのですが、…
葵居ゆゆ yoco
フランク
「愛傷コレクション」というタイトルから勝手に痛いSMものだと思ってたんだけど、不朽の名作BL小説100選にノミネートされたことをきっかけにあらすじを見たら思いっきり誤解してたことに気づいた……。 そして「ときめく恋」という部門にノミネートされてたけど、これってときめき……? 義父から性的虐待をされて育ち、家出先の男にも暴行され輪姦され……という不幸テンコ盛りの少年が花賀屋という男に拾われて…
masssu569
超!!!甘々です。 簡単に言うと、本編中ではできなかった、ブラムリーアップルのクランブルケーキを二人で作るお話です。 ケーキを作ってる間に、なんだかいい雰囲気になって、花賀屋さんが十有くんにえっちないたずらをしちゃう…というえろえろハッピーなSS。 本編でも、花賀屋さんは十有くんをベッタベタに甘やかしていましたが、こちらのSSではもう…読みながらひたすらにやけが止まりませんでした。 …
葵居ゆゆ 香咲
みざき
男性を誘惑する、本来は女性体が多いはずの淫魔(サキュバス)の男性体として産まれたデザイナー・夕都が初恋を実らせるまでのお話です。 サキュバスとして、本来であれば他人をフェロモンで誘惑して精気を得なければならないのですが、過去に両親の精気を両親が倒れるまで取り過ぎてしまった事がトラウマになってしまったのと、その気がない相手をフェロモンで誘惑する事に引け目を感じていて、サキュバスは普通の食事では…
てんてん
本品は『恋も食事もあなたと二人』のコミコミ特典小冊子です。 本編後、降町が夕都としたある約束のお話です。 降町の恋人は人間ではなくサイキュバスという淫魔ですが、降町からする とおよそ悪魔らしくありません。 控えめだし、遠慮ばかりだし、精気を貰って生きているなんて申し訳ないと 思っているらしく、十分モテそうな顔立ちなのに、本人がひっそりしている せいか恋愛経験もなかったときい…
今回は出版社文芸部の副編集長と男性サキュバスのデザイナーのお話です。 受様が精気を得る為に誘惑した攻様と恋人なるまで。 この世界の人口の2割は「人ならざる者」と言われていますが、受様は淫魔の 中でも男性を誘惑するサイキュバスなのに男性型で、生まれてからであった 数少ない人外でも自分と同じ存在はいません。 まだ両親から精気を分けてもらっていた子供の頃に、空腹のあまり吸い過ぎ …
ぴれーね
超臆病で悲観的な受けと、そんな彼をこれでもかと大きな愛情で包み込みまくる世話好きな攻めによる、とても優しくてあたたかいラブストーリーになります。 受けの自己否定感があまりに強いと言う点では好き嫌いが分かれるかもしれませんが、個人的にはとてもツボなお話でした。 いや、攻めの愛と言いますか、器がとにかくデカイのです。 不憫な子が、攻めの大きく揺るぎ無い愛情で満たされてゆくー。 ってパターン…
ましゅ
受けがピアニストの小説ということで、演奏の描写はその穏やかな空気を感じ気持ち良かったです。 生き甲斐であった妹への気持ちにもウルっときました。 だけども、自分の好みにはちっともハマりませんでした。 愛し合った二人に対して深い感情が湧いてこなかった。 受けの紬季の真紘に対する執着ぶりはめんどくささと共に異常とも感じてしまった。 攻めの真紘は真実の愛を抱いていたとしても、恋人スタート…
今回は受様が引き籠る別荘にやってきた恋人志望の押掛ハウスキーパーと 義妹のためにピアノを弾き続けてきたピアニストのお話です。 失意の受様が攻様との出会いで恋を知り、自分で未来を選び取るまで。 受様は母の育児放棄により養護施設に入ります。今までぞんざいに扱われて きた受様は施設でも誰にも心を開く事なく過ごしていました。 そんな中、受様は施設を訪れていた少女に気に入られ、彼女の…