葵居ゆゆさんのレビュー一覧

愛を乞い、恋を奏でる 小説

葵居ゆゆ  ミドリノエバ 

調律攻めがどんどん嫌いになってしまう。

紬季視点でもどかしく悲しく、そうじゃないんだよと何度も言いたくなるようなお話でした。

荒療治で真紘にされたことは、うーん結果オーライ?なのか?
なんだか読んでるときは真紘が尽くす様子に心が温まりましたが、紬季が復活したとたん勝手にあれこれ決めて動き出して、ええ?となりました。なぜ真紘がそんな権限を?契約してもないのに。

マネージャー兼調律師として態度が豹変して。
今度は紬季は真紘の…

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銀色きつねは愛されアルファ 小説

葵居ゆゆ  カワイチハル 

包み込んでくれる攻めと孤独で不器用な受け

好きにならずにいられない!ですね。

「愛されオメガの幸せごはん」のスピンオフであの家族も出てきます。 
二段組でしっかり読ませてくれます。

凛一の劣等感、コンプレックス、不器用さに自分と重ねたり、切なくて可哀想で泣けて泣けて。祖父も兄もなんつー教育してんだ!
唯一話しかけてくれるコーヒー屋さんの沖津が一番親しい人だなんて…。どれだけ孤独だったのかと思うと(泣)

二人ともお互い…

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愛蜜結び~オメガの王と溺愛騎士の甘い婚姻~ 小説

葵居ゆゆ  yoco 

愛蜜結びとかタイトル一言一言が!

オメガの王、オメガバースは作品によって微妙な設定の違いがありますが、こちらの作品はオメガに差別的な風潮が残った国のお話。
途中とても切なく苦しかった。
ノアが小さい頃から好奇の目に晒されてたが故ですが、頑なすぎる・・
繊細でツンデレなノア王がとても可愛かった。
タイトルにはないけど、再会BLや執着攻め要素もあって良かった~♪
溺愛してる事は間違いない!し、甘い婚姻でした。
ミュー伯1番…

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愛されオメガの幸せごはん 小説

葵居ゆゆ  カワイチハル 

切なさを乗り越えれば!

幸せすぎて羨ましい!

8割切ないんですけどね、残りの2割と最後の貴臣視点の短編が超幸せです。頑張って8割読んで良かった。

不遇な半獣オメガの灯里の求められた見合い相手は素敵なアルファ貴臣で…。
しかし弟夫婦が残した甥っ子の為だけに母親役をしてくれて家庭を作る為だけに結婚するという…。

それでも甥っ子珠空は灯里に懐いて可愛くて。貴臣にも惹かれていく灯里。
でも求められているのは…

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愛蜜結び~オメガの王と溺愛騎士の甘い婚姻~ 小説

葵居ゆゆ  yoco 

表紙のシーンにたどり着いて

たった1人の王太子なのにオメガであるノアが王になり、オメガゆえ相手をするアルファを選ばねばならなくなり、選ばれたのが若くして近衛騎士団長になっていたクラヴィスという田舎貴族の子弟だったところから物語が始まる。

オメガである自分を誰より許せない自分に対する評価の厳しさ
でもそれをそのまま周囲への人間不信へにスライドさせないこと
政治のためなら自分を捨てる覚悟も勇気も持つ18歳
歴史にその…

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僕の犬のドSなご奉仕 小説

葵居ゆゆ  いさか十五郎 

真面目で一生懸命で鈍い女王様とこじれまくり

うーん、こじれましたね。

真面目で一生懸命で自己評価が低い由鶴。
スカウトされてソフトSMのお店で女王様のバイトをしてて。真面目なので女王様になるための勉強もちゃんとして。もっと完璧な女王様にならねば!と。

部長に失恋して傷ついて。年上の頼りがいのある男性に抱きしめられたいと願う寂しい由鶴。

城田との出会いがなあ。
優秀すぎてなんか苦手な世話係の中途入社の新人が、なんと店外プ…

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森の神様と強がり花嫁 コミコミ特典SS小冊子 おとなのお馬さんごっこ グッズ

私の亜耶なのに!

大人のお馬さんごっこ。
狼や熊の仕獣と子供の頃にやったお馬さんごっこをする亜耶。微笑ましい光景なのに蒼星は…。

蒼星って本当はこんなタイプだったんだ!

亜耶がじゃれ合う二匹に嫉妬して、私ともお馬さんごっこをしよう!と亜耶を抱き上げて寝室へ。

確かに大人のお馬さんごっこだ!

でも亜耶はやきもち焼かれて嬉しいようで、そんな亜耶に愛されてると幸せを噛みしめる蒼星。
こんなに素…

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森の神様と強がり花嫁 小説

葵居ゆゆ  小椋ムク 

蒼星が優しすぎて切ない

優しすぎて切ない、あるいは、優しすぎて寂しい。
ってこういうことなのかなと思いました。

神様と花嫁もの?です。

二人の過去が辛くて切なくて悲しくて。
でも蒼星がずっと亜耶を見守っていていてくれたんだなあ。何よりも大切な特別な存在で。私の亜耶。

はじめのうちは亜耶が嫁入りを嫌がって、蒼星がどんなに素敵な主さまで優しくて穏やかでも、なんだよ!な感じで…。

記憶を失くし13年…

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もふもふ雪神さまのお嫁入り 小説

葵居ゆゆ  ミギノヤギ 

ウルマス素直になって!

ユキの感情がジェットコースターのように幸せ↑悲しい↓の繰り返しでしたね。こっちも悲しい時は泣けて泣けて。両視点なのでウルマスの気持ちもわかって良かったです。

まさかシュエとウルマスの間にそんな約束があったとは。切ない!しかもユキは村やウルマスの弟への加護のために優しく育てられただけなのだと思って。
ユキがいたせいで約束のせいでウルマスは自分の幸せをつかめなかった。ごめんなさい(泣)なユキ。…

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愛を乞い、恋を奏でる 小説

葵居ゆゆ  ミドリノエバ 

しっとり大人の甘々

「素敵な夏の爽やかな乙女の曲を、あんな真冬の死神みたいなテンションで弾かれたら、もっと好きにならずにはいられません。きみの悲しみがどんなに深いか、こっちまで苦しいくらい伝わってくるんだから」

天才ピアニストの喪失と救済のお話とは一見共感するところがなさそうですが、その人の能力や魅力と存在の大切さは無関係なのだと教えてくれる優しい物語。余り劇的な設定はありませんが、その分しっとり内面を描きつつ…

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