葵居ゆゆさんのレビュー一覧

愛を乞い、恋を奏でる 小説

葵居ゆゆ  ミドリノエバ 

執着溺愛ハーモニー

攻による執着と言う名のトリートメントが受の傷と喪失を癒すラブストーリーで、”愛傷コレクション”が好みの作品だった読者(私)には当然のようにハマりました!

葵居先生によって、”敬語でえげつなくせめる”という性癖の扉が開いてしまいました。丁寧にとんでもねーことをいたしてしまう攻、そんなとんでもねー要求に従順な受、このパターンに萌えがあることに今まで気づきませんでした。というか、たぶん他の作品でこ…

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「泣けない竜は愛を捧げる」コミコミ特典SS小冊子「慣れない竜の愛し方」 グッズ

糖分追加用

本編好きそうな方で、糖分多めが良いと考える方はこちら付きをご検討いただいた方がよいかもしれません。本編で少な目だった糖分補給に。(といっても色事シーンはないですが)

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二人で暮らす家に帰宅したら、ピピに「お上手です、ルート様」と励まされながらお料理をしている様子のルート。「なにしてるんだ?」と声をかけると、嬉しそうな表情をしたけど、すぐに「・・・今日は早かったんですね・・」とがっか…

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泣けない竜は愛を捧げる 小説

葵居ゆゆ  yoco 

心が求めるもの

yoco先生買いなのですが、いやー良かったです。王道だよなと思うのですが設定あちこち好きだったので、神より萌2にしました。ゆゆ先生らしい健気一直線、可愛い可愛い受けが好きな方、可愛い竜が好きな方におススメです。本編240Pほど+後日談25Pほど+あとがき。

機械人形に仕えてもらってガーネ山の洞窟で一人暮らすルートヴィヒ。そろそろ伴侶とするべく人間をさらってこいと言われるけれども、なかなか決心…

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泣けない竜は愛を捧げる 小説

葵居ゆゆ  yoco 

不憫な竜を救いたくなってきた

宝石が豊富に採れる国ガーネリア。
かつて竜は大切な宝石を守る神聖な存在でした。
戦争で竜を崇める習慣もなくなり、今では嫌われる存在に。
竜族の最後の生き残りルートヴィヒは15年前に両親がいなくなり山の洞窟で1人、機械人形と共に暮らしています。
ルートヴィヒは一度も山から出た事がなく、街や人間に憧れを抱く心優しい無垢な竜です。
そんなルートヴィヒの元に、竜族を憎む義賊エリックが王からの密命…

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泣けない竜は愛を捧げる 小説

葵居ゆゆ  yoco 

キャラ良し、ストーリー良し、挿絵良しの神作品。

作家買い。
作家買いですが、挿絵をyocoさんが描いてくださっているので、あらすじも拝見せずに予約していました。手にとって、もう表紙から悶絶しました。yocoさんの描かれたイラストもさることながら、紙質、色遣い、すべてが儚く美しい。

けれど、中身もめちゃめちゃ良かった…。
薄幸・健気受けって個人的にドストライクな設定ですが、今作品の受けちゃんがとにかく可愛い。薄幸受けが大好物の腐姐さまに…

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したたる恋の足跡 小説

葵居ゆゆ  ビリー・バリバリー 

人生は一期一会の積み重ね

 親子BLを求めてこの作品に出会いましたが、葵居ゆゆ先生は好きな作家さんなので、全幅の信頼を寄せてあらすじも何も知らないまま読み始めました。
 しかし、冒頭から子供の身売りが当たり前という悲しい背景が出てきたので、勝手に結構昔の話かなと思いましたが、でも飛行機に乗ったり車に乗ったりしながら世界を転々としているからそんなに昔の話じゃないな、じゃあいつの時代だ? と携帯電話が出てくるまで読解力のなさ…

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愛傷コレクション 小説

葵居ゆゆ  yoco 

ハピエン?

絵師買いした本。 yoco先生の絵が内容とマッチして、レトロ感増してムーディ。
主人公の十有君は、色っぽい美少年なのか、変態に執着されるタイプ。
まともな愛や友情に縁がない気の毒な人。

母の再婚相手から、性的虐待を毎日受けて、自傷。
夫が実の息子にしている事に気付かない、鈍い母親。
義父の虐待から逃げて家出をしても、また虐待男に引っ掛かってしまう。

首を絞められ殺されかけて、逃…

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愛傷コレクション 小説

葵居ゆゆ  yoco 

タイトル大賞

レーベルがなくなってしまったので、もはや電子か中古でしか入手できない作品なのですが…いや~~~~っ!!素晴らしかったです。yoco先生のおされなファッション誌みたいな表紙、挿絵もめちゃくちゃ世界観にはまっていたので”神”ですね。

変態紳士と不遇な青年のラブストーリーで、攻受の属性が”割れ鍋に綴じ蓋”感がありました。が、そのたとえがちょっと雑に感じられるくらい、丁寧に丁寧に、二人の日常と心の交…

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図書塔うさぎの一途な恋 小説

葵居ゆゆ  古澤エノ 

愛されなくてもいいから、傍にいたい

『図書塔』を舞台に展開される、ファンタジックで美しい物語です。

主人公は半獣うさぎのチカ。チカには両親がおらず、“図書塔”の読書士長であるセザールに育てられます。
図書塔は、旧世界の書物や資料が眠る場所。読書士とうさぎは、とうに眠る書物を発掘するのがお仕事で、チカもその一員。
そんなチカは、物心ついた頃から愛情たっぷりで接してくれるセザールに恋をしており……というのがあらすじです。

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図書塔うさぎの一途な恋 小説

葵居ゆゆ  古澤エノ 

うさぎは、寂しいと死んじゃうんだよ

異種族愛のファンタジー。

自分勝手なセザールは、チカに隠している事がある。
物語の進捗につれ、セザールの虚構が剥がれていく。
でも、チカの愛は不動。
・・チカは健気というより、洗脳が解けない愚者に近い。
事件が起きて、チカを失いかけてセザールは初めて後悔する。

★以下、あらすじ。・・ 激しくネタバレするので、嫌な方は読まないで。

天才セザールは執念深くて「心の偏差値」が低…

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