コウキ。さんのレビュー一覧

君の夢を見ている コミック

ARUKU   コウキ。 

ARUKU先生の原作本

ARUKU先生の原作本です。
今回はコウキ。さんの作画です。

編集者の由比(受け)は、見知らぬ男に突然「君と俺は恋に落ちる運命なんだよ」と話しかけられた。ちょっと残念な人だ、と決めつけてその場を離れたが、後日その変な男(攻め)が旅行ライターとして現れる。聞けば攻めは、小さい頃から受けのことをずっと予知夢に見ていたと言う。最初は信じていなかったが、ともに時間を過ごすうち、攻めの言葉どおり惹か…

10

九尾狐家妃譚~仔猫の褥~ 小説

鈴木あみ  コウキ。 

究極のもふもふものでは?

花降楼シリーズで鈴木あみ先生の作品を読むようになったんですが、
こちらの新作も鈴木あみワールド全開で魅力的ですね。
ケモノ×種族違い×身分違い×妊娠出産などなど、色々な設定が混在しているのに、話の展開がちゃんと王道なのがさすがですね。
あらすじを読んだだけでめちゃくちゃ萌えたので、購入したその日に読み終わりました。鈴木先生の作品はいつもテンポがよくてメリハリもあり、構成のバランスもすごく気持…

10

しなやかに愛を誓え 小説

今城けい  コウキ。 

不思議な魅力

言葉遣いは乱暴で意地っ張り、貞操観念も生き方もいい加減な、まさに手負いの野良猫のような主人公・利翔と、彼を保護した完璧男・佐光の物語です。

こういうツン97%+デレ3%みたいな受は大好きなはずなのですが、二人の交流と、利翔の成長と、仕事と、色んなことが同程度のボリュームで描かれていて、結果的に強く印象に残る作品ではなくなってしまったように感じました。それは攻の佐光についても同じで、過去の話を…

0

ぼくのスター 小説

一穂ミチ  コウキ。 

主人公の内言に自分の痛さを思い出す

独特な句読点のくぎり。
唐突にひっくり返される文章。
耳に心地良い(人によっては、耳障りでそれ故、耳に残る。)ヘンテコな比喩。
これらで紡がれる主人公の内言は、読む人によって違うリズムで聞こえるでしょう。
私の場合、中二病だった自分を思い出し、全速力で逃げたくなりました。
人によっては幼稚さに呆れたり、内向的な自意識過剰さに イライラさせられるかもしれません。
知らず知らず頭の中に個性…

0

彼岸の赤 小説

尾上与一  コウキ。 

除湿器どこにしまったっけ……?

確かこの作品、発売したと思ったらレーベル廃止になっちゃって、残念感半端無かったのですが、電子書籍でも購入できるようになったようなので未読の方には朗報ですね。
尾上さん2作目ですが、前作よりも文章が読みやすくなってます。
硬質さが程よく抜けて、微妙にコメディタッチなのが尚良し。

元ヤクザ×訳あり僧侶という、とんでもCPですが、攻がヤクザになった経緯があまりに不憫で……。
不幸もここまで重…

3

耳と尻尾が消えません! 小説

伊郷ルウ  コウキ。 

なんだか物足りない…

主人公のソラは猫でも人間でも健気でとても可愛らしく、性格も良いのでかなり好感がもてました。
他の動物たちとの関わりも見ていて楽しかったです。

ただ始終甘々なだけにかなり物足りなさを感じました…サラーっと流して読めます。
なんか一波乱あったら良かったなぁ。人間の姿で外に出れない(猫の姿に戻ってしまう)ので一波乱の起きようもないのかもしれませんが。
ソラ目線のため桜坂さんがどんな思いでソラ…

4

耳と尻尾が消えません! 小説

伊郷ルウ  コウキ。 

動物の願いが叶う、不思議な診療所

大好きなケモミミに惹かれて、手に取りました。獣医さんと猫の、動物診療所で繰り広げられるファンタジーです。

お話は、飼い主を亡くした猫のソラが、大好きな獣医の桜坂に飼い主になってほしくて頑張る…という感じです。

このソラが、一生懸命で可愛かったです。診療所にやって来る動物とソラの会話も、癒されてホッコリします。

ラブ面では、桜坂がソラの可愛さにほだされて…特に障害もなく、始終甘々で…

7

九尾狐家妃譚~仔猫の褥~ 小説

鈴木あみ  コウキ。 

九尾の狐と捨て猫の身分差ラブ

人狐一族の跡取り×捨て子で人猫の一族に拾われた人猫。
受けくんは、幼い時に攻めの身の回りの世話をする係に任命され、せっせと仕えています。攻めとともに仲良く成長し、攻めの添い臥し(筆下ろし)相手を探す際に攻めが好きすぎて立候補、その後もずっと抱かれ続けています。
この世界は、種族さえ同じなら男同士でも子供を作れるのですが、狐族の攻めと猫族の受けの間には子供ができないので、攻めの家族にも関係を黙認…

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九尾狐家妃譚~仔猫の褥~ 小説

鈴木あみ  コウキ。 

種族を超えた純愛

大好きなケモミミに惹かれて、手に取りました。

お互いに、子供の頃から相手一筋で、エッチをするのもお互いのみで、狐と猫の種族を超えて…という純愛ラブストーリーです。

途中、身分差や勘違いによるすれ違いがあったり、攻めの焔来を狙う女狐が登場したり、もどかしい展開がハラハラしてジレったかったけど、受けの八緒の健気さにキュンとなりました。
終盤明らかになる、八緒の出生の秘密と正体には驚いたけ…

11

彼岸の赤 小説

尾上与一  コウキ。 

異趣向だがややおセンチ

尾上さん初読み。
変わったカップリングで、設定にも趣向が凝らしてあって面白かったです。
ただ、後半かなり無理がめだってすんなり受け入れられなかったところ、受けが自虐過ぎるところで、ちょっと雰囲気に酔ってるだけでまとめ切れていない印象です。そこが残念。
前半の勢いそのまま全編突っ走ってくれていれば神だったかもしれない。

ヤクザで刑期を務めて出てきたら解雇、無職になった所持金502円の攻め…

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