尾上与一さんのレビュー一覧

二月病 小説

尾上与一  黒沢要 

愛の行く先を見送るもの

作者さんの初の単行本。
これを読み終わった後、ひたすらに自分の気持ちは主人公達を見届けた若田の気持ちになり、まるで千夏が集めたボルトが一個、胸に埋め込まれたような感覚になりました。

実際に四国で起きた鉄塔倒壊事件、自分的にはその後のカルト集団事件に関連したもののほうが印象に残っていたのですが、その事件を題材にここまで物語を構想できる作者さんに素晴らしいと思いました。
場所が四国だけに霊場…

3

彼岸の赤 小説

尾上与一  コウキ。 

死んでしまった心の再生

元ヤクザと寺の僧侶との勘違いとトラブルから始まった切なくの甘いお話です。

攻め様は元ヤクザ、知り合いの罪をかぶって身代わりに捕まり刑務所を半年ぶりで
出所してきたのですが、組からは既にクビにされていて・・・
まぁ、ヤクザと言ってもなりたくてなった人ではなく、成り行きで拉致されるように
IT系にもそこそこ知識があった為に、末端の組員に違法AVコピーや経理なんかを
させられていた雇われヤ…

5

二月病 小説

尾上与一  黒沢要 

幸せの形

もしもあの事件の裏にこんな真実が隠されていたら・・・
なんてかなり本格的なミステリーですっかり惹きこまれてしまいました。
坂出市の事件をモチーフにしているお話みたいで、読む進めるうちに事件を思いだし
ました、不思議な倒壊事件だったので未だに記憶に残ってました。

千夏と蒼司は高校3年で同級生の親友同士、千夏は幸せになりたいと運命の女性が
現われるのを待っているような感じで、今までも何人…

4
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