total review:285089today:45
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
35/46(合計:453件)
尾上与一 牧
桓武天皇
ネタバレ
え...これで終わりなの?こんなあっさり二人とも帰ってくるの? これが読後の感想でした。1945年シリーズはファンも多く、人気な作品だと思いますが今回の『プルメリアのころ』はあまり趣味ではありませんでした。 まず、カズイと千歳があまりにも簡単に同性愛を受け入れているのがとても違和感がありました。突然エッチするか?って聞くカズイもおかしいですし、いいよと言って受け入れる千歳もおかしいでしょう…
もこ
これで最後と思うと感慨深い。 というかすごく寂しい。 本作プルメリア。 これまでのヒロイン、、、もとい、受はどちらかというと ヤンチャな子が多かったので今回はうってかわってな印象。 高いところが怖い。戦争がこわい。人を殺すなんてもっと怖い。 震えて泣いて、吐いて叫んで。 やかましいという意味ではこれまでと同様かもしませんが(笑 貴族に生まれた受と貧乏な家庭で生まれた攻。 …
尾上与一 黒沢要
bonny
ノンフィクション・ノベル。読みにくかったです。冒頭、若田という元新聞記者の男が、ある時効になった事件の目撃者(一当事者)として交番に通報するシーンから始まり、それから過去に遡って物語の核となる殺人、監禁事件が紐解かれていく構成となっているのですが、それが現実なのか若田の妄想なのか、終始モヤ〜っとしていました。最後も、もしや夢オチでは?などザワザワと雑念が浮かび、個人的には世界に入り込むのが難しい作…
紗紅良
冒頭おあらすじから、生きているのぞみはないのだろうとわかってはいましたが、読んでいるうちに、もしかして……と期待してしまいました。 傷付き、頑なな塁にまっすぐ向き合い、ぶつかり、信念を貫き、生かそうとした三上。 彼に救われ、癒され、生きたいと思いながらも死んでいった塁。 生きたいと思いながら死んでいくことの怖さ、苦しさ、つらさ、寂しさ、悲しさ、色々な想いが溢れて涙が止まりませんでした。 塁…
冒頭の伊魚の内心の言葉から、なんとなく肉体関係かな?とは思っていたものの、明かされるまでに時間がかかったために過呼吸の原因はレイプなのかな?いやでも冒頭と矛盾するよな??と考えながら読めて、楽しかったです。麗人と言われたくてトイレを我慢したという伊魚がいじましくもあり面白くもあり… 帰るところをもたなかった伊魚と藤十郎が、帰るところを見つけられて本当によかったです。戦時中の、ペアという関係だから…
安芸まくら 尾上与一 木原音瀬 さとみちる
香子
「日月星、それからふたり」は本編未読なので、それ以外の感想です。植物の一生の様な一冊でした。種である二月病の蒼司の恋心に始まり、恋から愛に実った明日も愛してるの津田の献身。どのストーリーも大変良かったです。 ◯真夏の花 二月病の番外編です。その後の話ではなく、本編より前の二人でお遍路へ行くストーリーです。1番札所である霊山寺の階段で恋の終わりを願おうと決意した蒼司。でもいざ参拝所にいくと、…
もどかしく、切なくなりながら読みました。 与えられるものを受け止められずに、怖がりながら、それでも健気な千歳は可愛くもあり、腹立たしくもあり…… 家での暮らしは見ていて可哀想でなりませんでしたが、あまりの頑なさに、この二人は本当に結ばれるのだろうか?千歳は生きて終戦を迎えられるのだろうか?と不安になることもしばしば。 受けというよりはヒロインという方がしっくりくる千歳が、最後には男らしい面を…
大好きな1945シリーズの最後を締めくくる作品なので、“神”評価をつけたかったのですが、今回は登場人物に感情移入ができず…。 すみません、なにより千歳があまり好きになれませんでした。なんちゅーか…坊っちゃんを通り越して、深窓の令嬢みたいな感じで、とても軍人さんには見えないんですよ。 全然関係ないですが、某図書館を戦場とした作品に出てくるヒロインの方が、よほど男らしいと思いました。 怪我をした…
まだ「プルメリアのころ。」を読んでいないのですが、1945シリーズの中では今のところ一番印象深いです。 これまでのシリーズでは、死にそうになるけど結局生き残り幸せになったカップルばかりでした。 前もってこちらのレビューを読んでたので、結末は想像できていたとはいえ、生きている可能性もゼロではないと思っていました。でも、最後まで読んで理解してしまいました。彼はあのときに…。 裕福な家庭に生まれな…
婀娜っぽい!伊魚が、軍人さんにも関わらず婀娜っぽいです。でも、決してなよなよしているわけではないのです。 本編はあまり濡れ場はありませんでしたが、「謹製ヘルブック」は結構濃厚なシーンがありました。 伊魚は前の男に僅かばかりの未練があるのかなー、と途中思ったりもしました。なんせ初めての相手だから。でも、それよりも、汚い自分を藤十郎に見せたくなかったし、いずれ捨てられてしまうと考え、なかなか素直に…