亜樹良のりかずさんのレビュー一覧

ツインズ・ラビリンス コミック

亜樹良のりかず 

受け二人のネコっぽさが実にキュートに思える

要するに双子攻めというわけですが、完全に庇護者として手の中にいるコネコっぽさが愛らしい歩と、そもそも男という物に恐怖心がありむしろ爪を立てて威嚇してくるようなスネネコの史生ではやはりだいぶ恋愛するにせよ空気に差があるわけで、そこの差が一本調子にならない面白さを感じさせます。

猫化すれば絶対歩は白猫だし、史生は黒猫だろうなぁ・・・
この組み合わせがもし逆だったらどっちもあまり幸せになれなかっ…

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ただ一人の男(3) 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

ヤクザ色の濃い内容になってます。

文庫化で再販のこのシリーズもいよいよ大詰め!
前作までで受け様が微妙にトラウマからの脱却の兆し
有りかなんて読んでましたが相も変わらず尾崎が
唯一の男です。それも今回は限りなく際限なく。
でも前回から尾崎の喜ぶ事や迷惑にならない為なんて
普通の人間らしい考えをよくするようになった如月。
攻め様に対して存外可愛らしい表現が出るように
なって来ましたが普通とは言い難いですね。
今回は内…

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はちみつdarling コミック

亜樹良のりかず 

嫁に求められるモノ

今回は受様を飼い猫ごと拾う腕は良いが無愛想な獣医と
高卒後に家を出てから適当な生活をするバイト君のお話。

捨て猫を拾ったはずが
猫ごと攻様に拾われた受様の恋の顛末を収録。

受様は高卒と同時に家を出てから
バイトも人付合いも男女交際も適当に
夢や希望もない生活をしていました。

そんな受様を変えたのは
道に捨てられていた一匹の仔猫との出会い♪

弱弱しい鳴き声につい…

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一途な夜 小説

砂床あい  亜樹良のりかず 

コンドーム業界

確かにコンビニでも手軽に買えてこれだけ世の中に普及しているコンドームですから、それを作っている会社もある訳で。
泰斗〔受〕はそんなコンドーム開発に所属する社員で、4種類のコンドームの体感レポートを出さないといけないんですが、生憎泰斗はゲイでしかもまだ男を知らないときてます。
レポート提出までぎりぎりとなった泰斗は、ついにゲイバーへと出向き男に声をかけられるんですが、その時に泰斗の出した条件が「…

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今しばらくの・・・ ただ一人の男2番外編ペーパー グッズ

執着しているのは

本品は『ただ一人の男2』の
初版本鋏み込み特典ペーパー になります。

今回は攻様視点で
本編終了後の幕間的なお話になります。

生まれた時から極道として生きてきた尾崎は
降りかかる火の粉を払う為とはいえ
人の命を奪った過去を持っています。

それは事情と状況が異なるとはいえ
幼い如月の心に傷を作った人が物になる時であり

後悔のない尾崎であっても
夢に見る瞬間が…

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ただ一人の男(2) 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

誰かを思うという事

本シリーズは強面な元ヤクザの組長で現不動産会社社長と
ある事件で感情の起伏がないバーテンダーのお話です。

攻様を極道に引き戻そうとする男を絡めながら
受様の気持ちの深まりを描く本編と
受様の主治医兼友人視点で回想を絡めた番外編を収録。

受様は強盗に両親を殺された事から
人としての感情が欠けていて
どんな人でも生きた『人間』として捕らえず
動く『人形』にしか思えませんでした。…

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ただ一人の男 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

ただ一人の…


まさにタイトルが内容を如実に表していると思います。
タイトルの候補には
起動 リモート リムーブ
なんてのがあったらしいですが、やはり決まったものが一番いいですね

主人公である如月は幼い頃のトラウマから、人間を「もの」としか見ることができません
だから周りの人間の反応や行動に意味を感じず、ひどく無感動な性格をしてます

ただそう書くと淡々としてるクールな受けを想像すると思うんですが、そういう...

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密やかな欲望 小説

  亜樹良のりかず 

なかなか面白かったです。

同期の同僚・東間と鷹見。
まるで外見も中身も違う2人。
東間は鷹見が苦手で近付かないようにしていたのに、一緒に企画をしなくてはならなくなって…。

東間は初めての恋の時に苦い経験をしていて。
それが今度の恋では必要以上に臆病になることに繋がってくる。
その要因の片割ともいえる「初めての男」の出現によって、それまでクールに見えていた東間が少しずつ均衡を崩し始める。
一緒に行動するように…

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狼の柔らかな心臓 小説

榊花月  亜樹良のりかず 

楽しく読めましたが気になったことが一つ

裏社会モノで再会モノです。
ストーリーとしては王道モノかな。

ただ気になったというか、よく理解できなかったことが一つ。
それは、攻めのライバルのヤクザ(鬼塚)が出てくるんですが、その彼が何を目的にしていたのかがイマイチよく分かりませんでした。
攻めを苦しめたい、というのは分かるんですが、そのためだけに強固な決め手を入手することもなく、ライバルの組の若頭を拉致して抗争を起こすようなことを…

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死者の声はささやく 小説

いおかいつき  亜樹良のりかず 

なかなか筋がしっかりしている一冊

目当ては亜樹良のりかずさんの挿絵だったんですが、亜樹良さんのこういうちょっとワイルドな感じで無精髭の脂がのった男性は絶品です・・・(攻めのお父さんが特に・・・笑)

さて、絵を先に褒めてしまいましたが、ストーリーもBLの刑事モノとしてはしっかりしていて、刑事モノとしても楽しめました。
受けの能力があるので、普通の刑事モノより楽しめる要素も付加されている感じです(最近、似たような設定の洋画があ…

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