亜樹良のりかずさんのレビュー一覧

龍と竜 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

家族もの+ヤクザ→アットホーム

綺月作品というと痛いと思ってましたが、これは温かいお話でした。こういうお話もちゃんと面白くて、痛いお話が得意と言ってもそれしかないわけじゃないんだと思いました。
描写に過不足がなく、作者の思い入れが暴走しないから読みやすかったです。

子連れ物は苦手なんですが、弟ということもありこれは平気でした。颯太が健気でいい子だったからかも。家族団らんしているシーンはほほえましかったですし、恋よりも颯太…

1

一途な夜 陽生編 小説

砂床あい  亜樹良のりかず 

攻め様 飛びぬけています!!

一途な夜に出てきた称吾の兄、陽生のお話です。
受けがガチムキの警備員さんです。

陽生はおっとりした変わり者で勇希は追いかけまわされて大変です。
比喩表現ではなく本当にストーカー1歩手前ぐらいまで行っています。


そして、両想いになった後は
エッチ(挿入)がうまくできなくて何度もやって終いには受けが思いつめて
自分の穴にズッキーニを突っ込む(未遂)ほどの暴走振りです。

陽…

3

堕つればもろとも 小説

宮緒葵  亜樹良のりかず 

なるほど、特別賞

小説は興味なかったのですが、ふとした興味で「渇仰」を読んでしまい、宮緒作品制覇を決意してしまいましたw
せっかくなので、順を追って読もう!と、これを読みました。なにぶんBL小説は初心者ですので、レビュー甘いと思いますがご容赦ください。

まず設定から、なじみのあるリアルにほんの少し手を加えたSF風味ファンタジーでした。受け様がどこまでもツンでなかなか攻め様に落ちないので、どうするんだろうなぁ…

1

禁忌に溺れて 小説

秀香穂里  亜樹良のりかず 

正直。

レビュー評価に迷いました。
原因は受け(兄)の存在です。ちまちまコマ切れに通勤電車で読んでいたのですが、兄の煮え切らない態度にイライラしっぱなしです。現実的にはこれが正しいと思うのですが(そりゃ、双子とはいえ兄から誘われるなんて弟としては衝撃でしょう)、それでも「あー、もう!!なんでそういう事しちゃう(言っちゃう)かな!!」って感じの連発です。でも、続きが気になって読んでしまう。秀香穂里さまの筆…

1

淫靡な夜 小説

砂床あい  亜樹良のりかず 

ああ~どんどん変態に…

正直なところ、神と萌×2で悩む…
将吾(攻)と泰斗(受)の三作目。とーっても楽しみにしていました。
「一途な夜」から「不埒な夜」へ少しずつコメディ路線を強めながら、「一途な夜 陽生編」はちょっと路線の違うラブコメに、といろいろなラブコメを楽しませてもらっていたのですが、
今回の「淫靡な夜」は強烈でした。
Hシーンごとにお笑い要素がぶち込まれるので、萌えていいのやら笑っていいのやら、
ちょ…

5

堕つればもろとも 小説

宮緒葵  亜樹良のりかず 

下僕です

犬なんだけど下僕です。

宮緒葵先生のデビュー作なんですが、ここまで強烈なデビュー作は見たことがありません。
それくらい衝撃的でした。

お話の内容にはファンタジー要素も盛り込まれていて、主人公の天姫が時空をかけたりかけなかったりします。

そんなファンタジー要素も朔の珠玲に対する執着ぶりや下僕ぶりにはかすんでしまいましたが(笑)

珠玲のことが大好きすぎて、今まで珠玲のためだけ…

4

淫靡な夜 小説

砂床あい  亜樹良のりかず 

オナホ・ソムリエ・・・変態さんいらっしゃい~

スピンオフも合わせて4作目の「一途な夜」シリーズ、初っ端からオーラルセックス
なんとも淫猥かと思ったら相変わらず研究熱心な泰斗のお仕事延長から始まってますが
それでもやはり恋人同士、試作品を恋人相手に試しているけれど
やはりお礼とは言えないけど気持ちよくイッて欲しいとの思いで頑張る泰斗。
しかしその頑張りが思わぬ展開になって私、お気の毒だけど笑ってしまいました(笑)

昔TVに出ていた…

3

魅惑の甘い毒 小説

ふゆの仁子  亜樹良のりかず 

亜樹良のりかずさんの描くフェロモン溢れる美形外人攻め

舞台と登場人物はとってもゴージャスです

中学の時に自覚したというゲイの神戸が、男とキスをしている場面を目撃されたことをネタに脅され一癖も二癖もある元自衛官で防衛省職員を経て商社に入社した他部署の上席の篠井に、兵器見本市への出張と必要な情報収集を命じられた。
篠井は明らかに怪しく何かしでかしそうな男ですが、やっぱり神戸がはめられいつの間にか、出張は神戸の申し出で会社の極秘資料を他社に売り渡す…

0

今宵スイートルームで 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

会話のやりとりが好きなんですよー

会話がね、大人っぽくてスマートなんです。
でも完璧に大人!かっこいい!ではなくて、どこか脆さや子供っぽさも感じられるというか。
簡単に言ってしまうと、プライドのある男同士が惹かれあって、言葉のミスですれ違って、そしてごたごたしながらくっつくという流れ。
なのですが、これはごたごた部分が予想外のビックリ内容でした。

前半は、客である岩永(攻)とバトラーである浮島(受)が出会ってからくっつ…

3

鷹の褥でねむる龍(文庫化) 小説

結城一美  亜樹良のりかず 

解って見れば溺愛系ヤクザもの

ファンタジーで可愛いものが大好きですが、実はヤクザものも大好物。
5.6年前のノベルズ作品が商業誌未発表の短編をプラスしての再販文庫化。
実際ノベルズも手元にあるのですが、未発表作は是非読んでみたいと最購入です。
その結果と言えば、買って損なしで満足短編でしたね。

本編も内容的には嫌いじゃないけれど、受けになる宏樹と実兄との関係に
攻めになる剣城の企みで断絶状態になってしまうのが切な…

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