暮田マキネさんのレビュー一覧

カバークラック コミック

暮田マキネ 

丹念に描き込まれた手指の美しさに惚れ惚れ!

長い指にうっとりとする受くんの顔や、ツンツンしてるのかと思いきや受けくんには穏やかな攻めくん。
スイッチが入っちゃった受けくんのとろんとした目や、それをじっと見つめる攻めくんの涼やかな表情がたまりません!

そしてなんといっても、攻めくんの手が綺麗〜!!
顔も綺麗だと思ったけど、いやめっちゃ指長いし細いし綺麗やん!!(いやまあそういう設定なんだけどもね)

絵が綺麗なのと、若干手フェチ…

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助教授の初恋ケーススタディ コミック

暮田マキネ 

先生が可愛い♡

再読です。

一度目に読んだときは先生の食事マナーと当て馬的存在にイラっとしてしまって「萌」だったのですが、時間を置いて読み返したら萌度がぐーんと上がりました。

オカン体質で自称年下の美少年好き(27)と、生活能力ゼロの大学准教授(34)の話です。
専門分野では才能に溢れて、能力をバリバリ発揮させている由鶴が、よくぞ34年間無事に生きてこられたね!というレベルに何もできないのがすごいで…

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シュガーベイブ コミック

暮田マキネ 

周りのやつらが最高にいい人

表紙から可愛いほのぼのを予想していたのですがなんともまあシリアスでした!


千果のトラウマになる男が潔いほどのクズで本当に胸くそ悪い!
周りの友人達よくボコボコにせず我慢してると感心するほどムカムカします。

そんな千果の友人達は本当にいい子でいい子で。
千果は友達に恵まれているなぁとうるっときます。
千果がトラウマとなった清人から完全に解放される時一番近くにいるのは恵純だと思い…

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ことのはころり コミック

暮田マキネ 

ちょっと勉強にもなる方言BL

わー、積読してたの反省……!
こりゃ可愛かった!!

自分の方言が原因でコミュニケーションが苦手になってしまった大学生のお話です。
私も東京に出てきた時に思いっきりぶち当たった壁だし、それから20年近く経っても未だに解消できていないので、主人公が抱えるジレンマは分かりみ深かったです。
作中で主人公が入るサークルが「民族研究会」っていう、歴史言語学好きの部長が率いる言葉と民俗学の研究会でね…

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カバークラック コミック

暮田マキネ 

やっぱり、ほくろが色っぽい

カバーイラストのカラフルさで見落としていたけど、これも暮田マキネさんのコミックスだったのねって気が付いたので購入。
ゲイのネイリストさんと、指フェチの男の子のお話。
ネイリストの蒔田はちょっと意地悪な時もあるけれど、元々の性質が悪いわけではない。
指フェチの紺野くんはちょっとフェチすぎて変な所もあるけれど、元々は純情なおくてちゃん。
この二人の、ピュアなんだか、病んでいるんだか、ギリギリの…

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ファザー・ファッカー コミック

暮田マキネ 

ほくろが色っぽいの

『還らずの夏』収録の短編「All things I know.」の続編ですが、この短編については残念ながら記憶にないけど、単独の長編作品として読んでも十分におもしろかったです。
余白とモノローグの多い画面構成に、ドキドキしながら読みました。
「息子×義父の歪(いびつ)な背徳BL」ストーリー、この二人の病み加減が実にいい具合で、かなりインモラルな関係ではあるのですが、こういうの嫌いじゃないです、…

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カバークラック コミック

暮田マキネ 

これぞフェチ

綺麗な指先に萌える受けの紺野くん、めっちゃ可愛いー!お酒が入ると露骨にジロジロとマキの指先見ちゃって、問い詰められると涙目になっちゃうし、マキの指で顔を触られただけでハフハフしてきちゃうし!
マキは見た目も派手だし、仕事柄コミュニケーション力も高そうだし、モテまくりの毎日だと思うけど、こう言う素朴っぽい紺野くんに出会えてラッキーだったと思います。振られる前に振ってしまえと冷たい言葉を紺野くんに放…

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シュガーベイブ コミック

暮田マキネ 

シリアスなのに甘い

作者さんの漫画を初めて読みました。絵が可愛らしくて、ストーリーも今までに読んだことのないような設定で、面白かったです。ただ、チカの“可愛い”への執着が見ていて可哀想になってくる程でした。従兄弟のお兄さんに言われた言葉がトラウマになって、ご飯を少ししか食べない、イチゴ牛乳は可愛い人しか飲んではいけないなど、相当過去にとらわれているのだなと感じました。
そんなチカが恵純の優しさに溶かされていく様子を…

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還らずの夏 コミック

暮田マキネ 

重過ぎずに余韻の残る短編集

◆還らずの夏(表題作)
 この話の受けは亡くなった恋人の霊を何年間も見続け、ずっと彼から離れる決心ができない、というより自分は彼以外と一緒になることはできないと思い込んでいます。しかし、そんな受けの近くには長年自分のことを想い続けてくれている別の男性がいます。そんな状況を見かねた攻めは、受けに自分の元に来るほどの覚悟はあるのか?と確かめます。つまり、死ねるのかということですね。そんな言葉をかけら…

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ファザー・ファッカー コミック

暮田マキネ 

歪だけれど後味はすっきり

 題材がとても良かったと思います。真が好意を寄せる義理の父である明は、かつて真の本当の父であるマコトに恋をしていました。真がまだお腹の中にいる頃にマコトは亡くなり、明は真の母であるサエに頼られ結婚してしまいます。マコトが生きている間、彼がサエと付き合っていたこともあり、彼に対する想いをひた隠しにしてきたからこそ、どこにも昇華できなくてずっと引きずっている明。それを理解している真は、マコトと重ねても…

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