total review:291275today:23
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
1/50(合計:492件)
暮田マキネ
yumyumyum
ネタバレ
大好きな鴇ちゃんと、尭良のその後が読みたくて、期待通りでした。 尭良が鴇ちゃんに甘える様子がいいです。 鴇ちゃんが話すたびに、うん、うんと相槌を入れながら、優しく聞く姿も良き。 ジリジリ距離をつめながらも、鴇ちゃんを大切にしてるのが、よくわかります。 鴇ちゃんも基本的に変わらないけど、自分の気持ちを伝えていくこと、それを受け止めて、むしろ鴇ちゃんに翻弄されてるんじゃないかと思える、年下…
レビューの高さに納得の素敵な作品でした。 頑張り屋で、純粋でまっすぐ、優しく、強い鴇ちゃん。 いじめ、わがまま、皮肉、怒りなどの感情から、遠く離れた世界にいる。 父の死により、自分を犠牲にして兄弟を守ってきた。 自分のことを頼ってもらうことに、そして、弟たちをまもることに存在意義を見出してきた鴇ちゃんが、やっと自分のために人生を踏み出す。 尭良がまたとてもカッコいい。 尭良が兄…
上巻から奈良崎の闇を感じていましたが、奈良崎の過去がかなり壮絶で、それがあの仄暗さに繋がっていたのですね。 リトル×ブラザーの関係。 薬袋の告白を聞くも、なかなか信じることができない奈良崎。 愛したくても、愛し方がわからない。 庇護していた薬袋が成長し、受け入れて、今度は奈良崎が癒やされていく。 撃沈しても頑張る薬袋が健気。 素直ならワンコ年下攻めによって、癒される受けが良かっ…
作者様買いです。 美しい受けのお顔を愛でていたら、さらっと読み終わってしまいました。 本作の主人公薬袋と、奈良崎の周りの満や、司馬先生などなど、気になる人物がいろいろいて、このシリーズはまだまだ続くかなと期待をしながら読みました。 薬袋。 当初、勝手に受けだと思っていました。 小さい薬袋は、腕に収まるサイズ感といい、庇護欲がわきます。 奈良崎。 目の下のほくろ、仄暗い雰囲気、…
今回遅ればせながら拝読した本作品、何で早く読まなかったのかと、深く後悔しました。 マキネ先生の作品の中で、一番好きな作品となりました。 完全版ということで、巻末に盛り込まれている数々の特典などにより、さらに満足感と読後感が良く、得した気持ちになりました。ありがとうございます。 子供の力ではどうにもならない家柄、家族、出自、大人の都合。そこに巻き込まれ、振り回されてきた煌成。 愛され…
muueba
じれったさや重苦しさや息苦しさ、いろいろな黒い汚いものを、美しく麗しく昇華させる暮田マキネ先生の10年前の作品。 つむぎくんのさきっぽの新装版が出たのでまとめて読み返し。 つむぎくんは通常版も新装版もCDも履修済み。大好きな世界、大好きな作品、大好きなキャラクターたちです。 お屋敷を追い出されたつむぎくんの心と体の居場所を作った鼎がメインのお話があるということで手に取りました。 実際に…
ジン・ジャン
短編集だけれど表題作の「還らずの夏」をまず最初に読んで、めちゃめちゃ涙が出た。 ずっと一緒だった陽と奈津、その日々は永遠かと思われたのに…。離れても消える事のない想い、切なすぎる…。 他にオメガバ、心中…とどの作品も短い中にぎっしり詰まった人間関係に惹き込まれて心掴まれる。最後にある「All things I know.」はあのファザー・ファッカーの元のお話という事で読んでみたかったのだけ…
「ことのはころり」 本編でも思っていたけれど、志信はやっぱりかなり変なやつだなと、思います。 志信の変なところ小話、の重ね撃ち、という感じで、むふふ笑いがこみ上げました。 周の方言はやっぱりかわいいです。 「カバークラック」 本編を読んだ時は蒔田の性格と言動のきつさ、固さが少し苦手に思いましたが、不器用なやつなんだな、とほほえましく読みました。 紺野睦巳が優しくて包容力が高いのだな…
こずまる
つむぎくんのさきっぽ、完全版を読んであらためてマキネ先生の作品の中で1番好きな作品だなぁと思いました。あの息苦しい家の中で唯一の光の紬と煌成のあの二人の秘密の関係が壊されてしまった時の悲しみといったらなかった。つむぎの笑顔が煌成には本当に本当に大事なんだよなぁとしみじみ。あの双子と鼎さんがいてくれたことも2人には力になったよね。完全版の温泉旅行良かったですねぇ。煌成のどこかに閉じ込めておきたい顔笑…
kurinn
新作の描き下ろしが読みたくて購入しました。やっぱり切なくて途中でグズグズ泣いてしまったけど、完全版は旧版より幸せな気持ちになって読み終える事が出来ました。暮田先生、出版社様、完全版ありがとうございました。 お互いを思い合う度に遠ざかってしまう2人がとても切なくて、高校生というまだ社会に抵抗出来ない年齢である彼等を取り巻く環境の残酷さと、彼等を応援する双子の優しさが沁みるお話でした。 何…