ヨネダコウさんのレビュー一覧

囀る鳥は羽ばたかない 5 コミック

ヨネダコウ 

漢気溢れる竜崎、矢代は見る目があるなぁ

 ページを捲っても捲っても終わらない濡れ場、圧巻でした。1つひとつの表情、仕草、体勢がここまで丁寧に描かれている濡れ場は、なかなかお目にかかれないと思います。特に、矢代が否応なく高められる快感を堪える表情がすごくリアルでした。快感を我慢する時と苦痛を我慢する時の顔って紙一重なんだなというのがよく分かる。百目鬼と矢代の関係を追ってきて、本当に良かったなぁと心から思いました。

 そして、最後の矢…

1

囀る鳥は羽ばたかない 6 コミック

ヨネダコウ 

とうとう身体をつないだ二人ではありますが
二人の気持ちと関係が変化していくのは
ここから先かなという感じを受けました。
無機質だった関係が身体をつなげたことくらいでは
揺らがない。
けれど繋いだからこそ見えたものがあったのかなとも思いました。

ストーリーとしては圧巻。
もはやBLとしてでなくても面白い。
ただ、前作からのスパンが長いので
完結したころにまたまとめて読み返したい…

6

囀る鳥は羽ばたかない 4 小冊子付限定版 コミック

ヨネダコウ 

七原ほんと可愛いな

 百目鬼と矢代の関係はまだまだ先が見えませんが、抗争の流れを追っているだけでもかなり楽しめました。暴力と暴言と血に溢れた喧騒の世界の中で、矢代の常に平然としている様が冷風を吹かせ、読者をすんなり裏社会に繋いでくれている気がします。そして、やはりヤクザものはBL以外にもいろんな情が見え隠れするのがいいなぁと思いました。三角は矢代にしか興味がないのかと思っていたけれど、平田にも天羽にも情を持っている。…

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囀る鳥は羽ばたかない 3 コミック

ヨネダコウ 

頭が感じてしまう時の表情が切なくてエロい

 BLを抜きにしても、非常に骨太なストーリーが繰り広げられていて、どんどん読み進められますね。その上ヤクザ同士のCPとなってくると男臭さが強過ぎてくどくなってしまいがちですが、百目鬼×矢代に関しては、片方は勃たないしもう片方は静かに色気を醸し出すタイプなので、適度に爽やかさも感じるほどでバランスも良い。百目鬼の初めてのフェラ、そして、矢代が百目鬼に抱いた今までにない感情。2人の欲を突き詰めればきっ…

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囀る鳥は羽ばたかない 2 コミック

ヨネダコウ 

底知れない孤独

 矢代と百目鬼の喰えない関係性の魅力がぐっと深まってきました。矢代がまだ影山に未練があると思い込んでいる百目鬼。自分の指を詰めた直後に百目鬼を守れなかったことを影山に謝りに行く彼は、一途で健気で、この裏表の感情が激しく渦巻く世界の中で、どこまでも純真な男なんだなぁと思いました。矢代から影山への矢印が見えている百目鬼が、なぜ影山がそれに気付かないのかもどかしく思うモノローグは、非常に印象的でした。矢…

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囀る鳥は羽ばたかない 1 コミック

ヨネダコウ 

飄々とした4人の激情を期待

 大分前に2、3巻まで読んだんですが当時はハマれず、もう少し巻数が増えて新巻が出た頃に読み直そうと寝かせていました。まだ1巻しか読み直していないのですが、感覚って変わるものですね。数年前は淡々とページを捲っていたけれど、今はこの雰囲気に萌える余裕も出てきました。当時の私が子供過ぎたのか、萌えポイントが変わったのかは分かりませんが。

 まずは冒頭を飾る、内科医・影山とチンピラ・久我の話。現時点…

4

囀る鳥は羽ばたかない 1 コミック

ヨネダコウ 

すごいですねコレ

すっごい面白い。1巻の最初の話はあんまりでしたが、主要人物が代わってから。
変態ドM主人公が切ない切ない。
ストーリーもいいし、画も上手いし、心理描写もすごく良かった。
もうドキドキしっぱなしでした。

5

囀る鳥は羽ばたかない 6 コミック

ヨネダコウ 

すごすぎて

読むのがしんどいくらい。

1

囀る鳥は羽ばたかない 6 コミック

ヨネダコウ 

辛い

私の足りない脳みそではもうどんな感情を抱けばいいのかも分かりません。ただただ茫然とするばかりです。
とにかく拗らせた男が多すぎる!。平田に対しては今までこいつ何なんだってしか思ってなかったのに六巻を読んだあとはなんとも言えない憐れみを感じます。
矢代と百目鬼はこれからどうなっていくのでしょうか。大人しくくっついてくれるはずのない二人ですから続きが気になるような見たくないような複雑な心境です。ど…

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囀る鳥は羽ばたかない 6 コミック

ヨネダコウ 

人魚姫のたくらみ

 かつて矢代は言っていた。「俺は俺のことが結構好きだ」と。
 だからどんな過去があろうと、過去は過去として彼の中では一定に始末がついているのだろうと思っていた。いまの彼はもう無力な子どもではない。たとえ望まない性暴力にさらされたとしても、それをはねつける力も、逆に利用して楽しむ智慧も手にしている。彼をことさらに憎み、蔑む輩も周囲にいないわけじゃないが、目をかけてくれる上司も、慕ってくる部下だって…

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