ヤマダサクラコさんのレビュー一覧

メランコリック・リビドー 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

ぜんぜんピンとこなかった……

なんだろなー。
「センチメンタル・セクスアリス」の日和佐はチャラそうに見えるけど、実は包容力があっていい男って感じで好きだったけど、こっちは彼を知れば知るほどどーでも良くなってしまった感……。
千夏史を子供だとあしらう様子とか(特に初エッチ時の冷たさ)あれこれはぐらかす様子が好きじゃない。

あと。
大変申し訳ないんだけど、日和佐の昔の恋人であり、千夏史の兄である由多夏(故人)のキャラが…

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センチメンタル・セクスアリス 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

「受けの春巳は、アホの子」

ボロいアパート住まい&無骨なまでに実直な攻めなところとか
受けが攻めの気持ちにあぐらをかいてるとか
仏の顔も三度までじゃないけど、ついに攻めに見放されてしまったり
ワガママで性格悪い受けとして登場した受けが、実は……だったりとか

私の好きな「優しいプライド」と多々重なって、たまにどっちがどっちだったかわからなくなるので、自分用の覚え書きとして書きます。

「センチメンタル・セクスア…

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迷える羊と嘘つき狼 小説

成宮ゆり  ヤマダサクラコ 

「行動原理は攻め」な残念ハイスペ受け

「行動原理は受け!受け我が命っ!!」みたいな受け至上主義の攻めってときどき見かけますが、この作品はその逆で、そこが新鮮で面白いと思います。

受けはハイスペックなんですね。
冴え渡る美貌と切れる仕事っぷり。
周囲からは一目も二目も置かれてる。
なのに攻めのことになると、かなりおかしくなってしまう残念さ……。

ちなみに受けは資産数十億あるお坊ちゃんなので、攻め宅の上下階を借りて生活音…

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迷える羊と嘘つき狼 小説

成宮ゆり  ヤマダサクラコ 

振りきれた世宗のストーカーぶりに緊張感

再読です。
緊張感のあるお話ですね。
主人公の世宗の振りきれたキャラがとってもドキドキさせられます。
自信家でハイスペックで優秀なのに理央に対することだけは恐ろしいほど自虐的で卑屈で自信がなくて。天国まで上がったり地獄の底まで落ちたり。比喩とか笑えます。なまじお金と力があるだけに実行しそうで。

世宗の15年恋焦がれストーキングしてきた理央と社会人になって仕事で交流するところから始まりま…

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ライク・ファーザー・ライク・サン 小説

英田サキ  ヤマダサクラコ 

古き良きが新鮮…!

設定がツボでめちゃくちゃ面白かったですヾ(*´∀`*)ノ

なんていうんですか。
今の時代では中々見られない設定でとってもワクワクする…!!
年下攻めがわんさかしてる昨今、このCPは中々貴重です。超楽しい。
あと現実的じゃない設定がボロッと出てくるトンデモさも楽しい。
(10年以上前の作品なので腐歴が長い姐様は懐かしいかもしれませんね)

所々倫理観には欠ける部分もありますが
個…

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センチメンタル・セクスアリス 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

胸が苦しくなるほどのツンデレ

高校の卒業式にほとんどプロポーズのような告白をされ、それから幼馴染みの仙介と同居している春巳。自分の感じやすい体が恥ずかしいけど、どうせ仙介はホモの変態で童貞だから…とバカにしつつ完全に気を許して、思い切り気持ちよくなっちゃってる春巳が可愛い。

そんな春巳は仙介を恋人とは思ってはいない。最後までは許してないし、普段は奴隷の如く扱っている。ホモだの変態だのしょっちゅう罵り、それでもどうせ仙介は…

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メランコリック・リビドー 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

悲しみを分け合う仲だから恋なんてできない

切ない片思いのお話。

二十歳になった千夏史には、十一年思い続けている男がいる。出会いは九歳、相手は九歳年上の兄、由多夏の同級生で現在はカメラマンをしている日和佐明。

日和佐は自らも色情狂上等!とばかりに、男女構わずセックスがお盛ん。彼自身が魅力的なのはもちろん、綺麗な人間がひしめく華やかな業界に身を置いているせいもある。出会った頃から子供は嫌いだと豪語している日和佐は、二十歳になっても…

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ライク・ファーザー・ライク・サン 小説

英田サキ  ヤマダサクラコ 

ハイティーンが歳の離れた大人に恋する感じが!

出版が2008年。
オメガも獣人も呪術師も異世界も出てこない、おまけに『業界』のキラキラした世界でもなく(攻めの灰島は脚本家で美形の俳優さんがセフレとして出て来ますが)執着した所為で社会的な関係性をぶっ壊す訳でもないお話を、なんか久しぶりに読んだなぁ。
で、これが実にほっこりしたんですね。非常に気持ちが良かったです。

もう既に沢山の方がレビューを書かれておりますので、感想のみを。
この…

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初恋捜査(難航中) 小説

李丘那岐  ヤマダサクラコ 

アップルパイが食べたくなる。

スピン元の『ロクデナシには惚れません』は未読ですが、スピン元のカップル(南元と伊崎)の出番も多く、関係性が分かりやすかったので今作だけ読んでも十分楽しめました。

攻めの緑野はパティシエ、受けの高木は警視。
賢いのに馬鹿で一途な男二人の長い両片想いのお話。
荒れた高校時代に出会い仲良くなった二人はある出来事を境に音信不通になり、12年の時を経て再会。
殺人事件の容疑者として緑野に向き合…

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その指さえも 小説

崎谷はるひ  ヤマダサクラコ 

最強キャラ登場

手伝って欲しいと頼まれて、居酒屋のバイトに入った律だが、そこの代理店長の遼太郎を好きになる。
今まで身体だけの付き合いばかりしてきた律にとって初めての恋は、顔を見るだけで精一杯。そんなある日、ホントの店長が帰ってくることになり、遼太郎は居酒屋を辞め、就職することに。
意を決して、自分の家で飲まないかと誘った律だが、遼太郎のいない生活を考えると。。。

最初の律は、楽しければ良いという最近の…

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