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3/4(合計:39件)
千島かさね 旭炬
とほこ
ネタバレ
思い出すのが幸せか、思い出さぬが幸せか 本編を読み終えた後も、どれだけ考えたことか… 男娼にいる、記憶をなくし壊れてしまった環 環を助けるべく悪事だろうがなんだろうが足を踏み入れる幹弥 究極の愛です。涙が止まりませんでした。 是非、読んでいただきたいので、ネタバレは極力しませんが、 結局、環は過去を思い出してはいないでしょう。 ただ今の環にとっては、それが今の幸せなの…
蛙
本当にすばらしい作品でした。 うまいストーリーです。 環の儚く今にも壊れてしまいそうな美しさ、そして幹弥の内に秘めた熱い思い。 最後に幹弥が自分の素性を明かさず終わるのがまたいい。 自分の素性を明かすことが彼にとっての幸せではあるはずなのに、そうしない。環のために黙っている。そうすることで彼の最愛の人になることができなくなるとしても、ただ彼の幸せを願い、尽くしていく。 その姿こそが、本当…
むぼち
千島かさね先生の本を読むのは、『花嫁は罪深く』に続いて2冊目です。 あとがきに、「何度も書き直した」とありました。 先生は、明るくしようと努力して、できなかったと仰っていますが、長い間かけて推敲を重ねたことが頷ける、きちんとした構成の話に、私はとても好感が持てました。 大切な人を救うために、必死に行動する主役の幹弥には感情移入しやすく、話が暗いのもそう気になりません。 真…
marun
一般的にこれはハッピーエンドものでしょうが、やはり個人的な趣味では違うと思う。 恩人である伯爵家に医者を目指す書生として世話になる中で嫡男である環に 信頼され、自身も亡き弟と環を重ね合わせ愛しく思っている。 そしていよいよ医師になるために伯爵家を旅たつとき、環に寂しいと、 自分を忘れないでいて欲しいといつか再会できる時のために揃いの指輪を環に渡され 必ず医師になって環に会いに来ると約…
kirara
『帝都の狐(もちろん、いい意味での通り名ではない)』と呼ばれる相場師・溝端幹弥(攻)は、わけありの男娼ばかりを扱う男娼館『紅楼夢』を華族の出で記憶がないという男娼を目当てに訪れます。 そこで出逢った男娼・環(受)は、幹弥がずっと探していた相手だったんですが、環は『自分と同じ指輪を持った誰かが迎えに来る』と・・・ 5年前。 由緒ある侯爵家の嫡男である環と、書生の有馬。 有馬は医学…
千島かさね サマミヤアカザ
異世界から王子様が現れるのですがその現れ方が物騒なのです。 まぁ、物騒と言ってもアクシデント、災難なのですが、受けになる冬馬は 可愛がっている犬の太郎と散歩の途中で暴走車にひっかけられ、 犬と共に崖から転落、太郎も大怪我をして冬馬も動けない、意識をなくす前に 1番感じたのが目をつんざくような痛み、それは王の証を目に埋め込まれたのが原因。 冬馬も怪我をしながらも割合に軽傷だったが、片目…
『犬の王子様』のアニメイト限定ペーパーです。カラーで文庫表紙のイラスト入りで素敵。 どうでもいいんですが、初めてアニメイト実店舗に行きました、私。もちろんこのペーパーのためだけに。 本題です。 冬馬(受)がラウル(攻)と外に出るときはいつも、ラウルは犬(冬馬の愛犬・ボルゾイの太郎)の姿で文字通り『犬の散歩』なわけですが、たまには人の姿のラウルと散歩に行きたいとラウル用の服を買…
千島さん作家買いです。 初めは『犬=王子様』の変身系(というのか)かと思っていたら、ちょっと違って『異世界(パラレルワールド)の王子様が時空を超えて犬に憑依(?)』という感じでした。 とはいえ変身系には違いなくて、作中では犬と人の姿が入れ替わるんですが。 その王子・ラウル(攻)が、冬馬(受)の右目に『金印(ゴールド・シール)』を隠し、それを取り戻す方法がわかるまで側にいて守ると・・・…
千島かさね 香林セージ
あむり
読む前から、 表紙の絵から、中華風? タイトル、あらすじから、花嫁で身代わり? ということで、大半は妄想予想で先が分かってしまう作品だと想いつつ、 何か予想外はないかな~と期待して購入しました。 予想外だったこと・・・ これが、結構しっかり書いてあるな~ということでした。 (失礼なことを言ってすみません) 中華風設定などを考えると「薄いな~」とは感じてしまうのですが、 まあ、…
王道系の身代り花嫁で、なんちゃって中華なストーリーです。 攻め様はいずれ世界を制するのではないかと言われている若き華周国王で自身の国の 繁栄の為に、他国から攻め入られ危機的状況に陥っている宗国に助けの手を差し伸べる。 その友好の条件として宗国の姫を花嫁にと申し入れる。 しかし、宗国では、川に毒を入れて窮地に陥れたのは華周国ではないかと言う疑惑が 姫可愛さの王からあがり、それを調べる為に、…