千島かさねさんのレビュー一覧

闇を照らす君の指先 小説

千島かさね  葛西リカコ 

年の差いいなあ。

挿絵目当てで買ったので知らなかったのですが、大賞入賞作なんですね。
あとがき読むまで気がつかないくらい、安定して読みやすい文章でした。
恵まれたセレブ×薄幸の少年ではなく、攻も薄幸な珍しいCPですが、やはり年の差いいですね!年上受けも好きですが、年の離れた攻が幼い受を守る話も好きです。若紫計画(笑)やはり何にしても、唯一無二な関係はたまりません。
本当、受けの満智流がえらい可愛いです。不幸が…

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B-PRINCE文庫創刊7周年 極上♡ブックレット グッズ

住職さま目当て

B-PRINCE文庫の創刊七周年ブックレットです。
すごいのはどの作家さんも四ページずつしっかり書かれていて、中身もきっちり。

ラインナップは、
『恋愛革命』青野ちなつさん
『朱雀が花嫁〜紅帝の寵愛〜』秋山みち花さん
『背伸びするからキスをして』さとむら緑さん
『吸血鬼たちの淫らな晩餐』田知花千夏さん
『王様の甘い謀』chi-coさん
『住職様のお気に入り』千島かさねさん
『…

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住職様のお気に入り 小説

千島かさね  葛西リカコ 

細かいところに笑いの神が…仏かな?

本当は買う予定になかったのですが、設定が面白そうだなあと購入してみた次第です。
千鳥さん、初読み作家さんでした。ちなみに電子でも読めますが、挿絵については不明。
そして既刊案内を見てビックリ!
『闇を照らす君の指先』や『記憶の檻』の方なのですね。
こちらは買う予定に随分前からありましたのでタイトルは知っていたのですが、作家さんのお名前はまったく意識しておりませんでした。
でも、かなりテイ…

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花嫁は罪深く―先読み師の残酷な罠― 小説

千島かさね  香林セージ 

前作より好きです

こちらのお話だけでも十分読めますが、前作を読むとなお一層こと細かな詳細がわかると思うので楽しめると思います。
前作の感想で、もう一息で中華ファンタジーと感じていたのですがなかなか仕上がってる感じがよかったです。
著者があとがきで書かれているのですが花嫁と表題についておりますが一切花嫁らしい装いや働きはしておりません。
おいしそうな花嫁を求められて題名買いした方は絶対前作を読んでから読まれたほ…

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花嫁は罪深く 小説

千島かさね  香林セージ 

まるっと

中華ファンタジーと括るのには若干薄い内容のような気がしますが割とよくできていたので読んでいて飽きるようなことはなかったです。
舞台に合わせてだと思うのですが文章がずいぶん固く作られているように思いました。でも堅苦しすぎて読みづらいとかもなく逆に雰囲気にとってもあっていてよかったです。
最後のほうが少しうーんと思うことやここは最後どうなったの?(作中の内容にはそれほど支障はないところなのですが)…

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花嫁は罪深く―先読み師の残酷な罠― 小説

千島かさね  香林セージ 

やむにやまれぬ事情

中華ファンタジーの身代わり花嫁モノ。続編が出てたのは意外でした。前作で過不足なくお話は完結してるように思われたので、この上何を書く? と。
読み終わった今も、いまいちつかめません。なにを書きたかったのだろう?
 王と妃の甘あまラブなら前作でもうおなかいっぱいだし、前作で生き残った悪役が懲りずにちょっかいを出してくるのですが、これが小物すぎて揺さぶりにもなってない感じだし。あとは雪の男なのに周…

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『花嫁は罪深く』書き下ろしペーパー グッズ

あま~い!!

本編では障害を乗り越えて絆が深まり、本当の夫婦(?)になった二人のお話です。

見た目は女の子っぽい雪だけど、本当は男らしく剣が使えるようになって虎隆を守りたいと考えています。焼きもち焼きの虎隆に、側仕えの10歳の小龍に剣の稽古を教えてもらいたいとお願いして、了承をもらうことに成功しました。ペーパーでは、そんなやり取りの一場面でした。

小龍に教わる前に自分が相手をすると言う虎龍と剣を合わ…

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花嫁は罪深く 小説

千島かさね  香林セージ 

命の重さ

初読み作家さんです。中華風はあまり好みではないのですが、身代わりや花嫁が大好きなので手に取りました。

結果は…面白かったです!
父親の呪縛から自分を大切にできない雪と、周りが敵だらけで誰にも心を許せない虎隆。雪が人を愛することを知り、変わっていく過程が良かったです。最初は国のために捨て駒になる覚悟でいたのに、虎隆のために生きたい…でも、何の憂いもなく生きさせたいと自ら囮になった時にはキュン…

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犬の王子様 小説

千島かさね  サマミヤアカザ 

作品の内容も、読後の自分の感情も中途半端でした…。

元々、購入しない予定だったのですが、いつもの書店で新たに
特典つきフェアがあり、フェアの機会に新本で購入しました。

止むを得ず犬の太郎くんに憑依し、王の印を目に埋め込まれて
取り出す方法が無い、理不尽な目に遭った受けや、
時空の歪みで異世界に飛ばされた人々が居場所も無く、
異世界で国を創り始めた、という経緯、など、
それぞれの設定は、それなりに良かったと思います。

しかし、そ…

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闇を照らす君の指先 小説

千島かさね  葛西リカコ 

どうか、2人に平穏を。

この設定はツボです。
稀(攻)と満智流(受)が、それぞれ違った不幸、不遇といった不の境遇に
阻まれ幸せを享受できていなかった。
お互いがお互いを必要とし、埋めあう存在になっていく…
なんとも美しい物語でした。

もちろん波乱も満載で何度、ああ神様~と思ったか知れません。
連れて行かれた満智流を助けに行くため、傷だらけになる稀の姿と言ったらもう…
後半は泣きっぱなしでした。
でも最…

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