榊空也さんのレビュー一覧

きんいろの祝祭 小説

中庭みかな  榊空也 

かなりの不憫受け(つд`)

花嫁ものの異世界ファンタジーです。読み終わって一番の感想って、とにかく受けが不憫…。普段、どちらかというと甘い作品ばかり読んでいて耐性がないせいか、とにかく不憫すぎて胸が締め付けられる…。ちゃんとハッピーエンドなので、そのへんはご安心下さいといった感じなのですが。
読んでいてかなり切ないし、気になる部分もあります。しかし、その不憫さに萌えてしまったのも事実ですし、変則的な三角関係とでも言うのでし…

10

百年の初恋 犬と花冠 小説

野原滋  榊空也 

めでたし、めでたし

BL小説としての萌えや切なさもありつつ、昔ばなしを読んだような不思議な読後感の作品でした。

半妖の夏生は半妖ゆえに人間離れした美しい容姿を持つ青年です。しかし、人間とは異なる時の流れに生きる彼は孤独で、唯一こころを許せるのは長年一緒に旅をしている妖犬の壱ノ護だけ。人間への愛憎や半妖として生きる運命への哀しさに疲弊する夏生を守り、癒そうと、壱ノ護は全身全霊をかけて愛情表現します…ワンコなりに。…

4

犬の王の溺愛花嫁 小説

かわい恋  榊空也 

わんわん王国

陵辱強姦でエロエロな作品は嫌いじゃないけど、かわい恋さんの作品は淫乱受(苦手)なイメージだったのでちょっとだけ読むのに躊躇っていましたが、もふもふの誘惑には逆らえませんでした!
結果、読んでよかったです。
白毫は、基本的には男前で伴侶には優しく一途で、まさに理想の旦那様なのですが、郁巳のことが好きすぎてぐちゃぐちゃに抱きながらも、泣いて「捨てないで」と懇願する様がいじらしく愛らしいです。人の姿…

1

その、ひとことが 小説

椎崎夕  榊空也 

安定感はある

椎崎先生の作品はときどき読んでいます。
けっこう切なくてハマるのも多いので。

この作品は・・可もなく不可もなく、という印象でした。

ヒロトが映に近づいた目的は長らく明らかにならず、
そのため「どんな裏があるんだろう?」とドキドキするのですが、
途中、その目的がわかるような描写は特になく、
理由がわかったあとも、「ああ、そんな感じかあ」と、
特に度肝を抜かれることもなく、受け止…

4

百年の初恋 犬と花冠 小説

野原滋  榊空也 

人間が悲しすぎて、神評価にできなかったー

なんでこの本が手元にあるか、毎度のごとく わからず。
犬好き なんで、まいっか と思い、何の予備知識もなく読み始め。

なんだろう。攻めさん(妖犬)のしっぽの名演技により
わんわんサーカスなみにかわいく、
また 言葉たらずというか
言葉が正しく使えてなくてめっちゃ可愛いんですけど
それより、せつなさ、憤り、悲しさの方が勝ってしまった。
人間の身勝手さに対して。

ちょっと信じか…

3

その、ひとことが 小説

椎崎夕  榊空也 

起承転結はあるけど平坦な感じ

高校時代からのクラブの先輩の西峰に片想いしていた映(受け)は西峰の結婚式で決定的に失恋します。その二次会で謎の男に西峰への想い看破され、脅される形で関係を持ちます。
その男、ヒロト(攻め)は映に「好きになってほしい」「恋人になりたい」と言って脅迫する形で3か月恋人として付き合うことになります。
料理が趣味で、朝ごはんはできる限りお弁当にして持たせてくれるし、時には夕飯も作ってくれます。それがこ…

4

その、ひとことが 小説

椎崎夕  榊空也 

安心して読めました

恋愛と結婚に必要性を感じない映は
学生時代のバスケ部の先輩の西峯だけは特別で
報われない片想いを続けていましたが
先輩の結婚を機に連絡を断とうとします。
しかし先輩は映に好意的で
先輩後輩のみの披露宴パーティの幹事を託してくるのです。
もうお役御免だと思った時、見知らぬ男に声をかけられ
西峯へ気持ちをバラすという意の柔らかい言葉を告げます。
なぜこの男は知っているのか、一体誰なのか…

6

俺がいないとダメでしょう? 小説

音理雄  榊空也 

劇団の役者が幼なじみにお世話される話

役者になりたくて上京してきた奎(受け)には、2歳年下の、自分を追いかけて上京してきた幼なじみがいる。その登吾(攻め)は、奎の食事の世話をし、パシリをして、日々世話を焼いてくれている。しかし小劇団の役者である奎に、有名劇団の客演の話が出たあたりから登吾の様子がおかしくなり…。


昔から大好きな作家さんなのですが、今回は少々自分の好みには合いませんでした。
幼なじみの攻めに世話を焼かせている…

3

その、ひとことが 小説

椎崎夕  榊空也 

ページ数の割に…

あらすじ:
学生時代から片想いしていた先輩の結婚報告パーティに出席した映(受け)は、ヒロト(攻め)と名乗る見知らぬ男に誘われ、一夜を共にする。
ヒロトになかば脅される形で、3ヶ月という期間限定で彼の恋人に。
優しく面倒見の良いヒロトに惹かれていくが、彼の本名も素性も謎のままで…

約380ページと、かなり長めの話。
ヒロトの正体が物語終盤まで分からないというミステリアスな展開ですが、ワ…

12

その、ひとことが 小説

椎崎夕  榊空也 

安定した萌え物語

謎めいた攻が登場することから始まる物語。ある程度先は読めてしまうのだけど、やはり椎崎先生はいい。主人公の受の劣等感が強くグダグダしがちな性格とか、攻の世話好きなところとか安定して楽しめる。
今回は当て馬というような登場人物もおらず2人の関係が丁寧に書かれていて良かった。割りとBLのお約束に近い作品だと思うけれど、こういう作品が丁寧に書かれているのは素敵だと思う。2人が末永く幸せに暮らしていく様子…

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