雨森ジジさんのレビュー一覧

空の蒼 小説

野原滋  雨森ジジ 

最後が勿体ない

萌か中立かで悩みましたが、今後に期待して萌で。
重度喘息持ちの受のキャラが立ってて凄く良かったですが、攻があまりに宇宙人というか、年齢と精神年齢が反比例しすぎててイラっとしてしまいました。
あんな24歳~28歳(作品中このくらいの時が流れたのでしょうか)がいたら、普通に嫌です。

とはいえ、テンポが良いのでぐいぐい惹き込む話の作りになってます。
受が虚弱なんですが、ネガティブ思考でありな…

5

クリスタルパレス コミック

雨森ジジ 

切ないけれど惹きこまれる

おすすめされて読みました。

あまりファンタジーは読まない方ですが、雰囲気が綺麗で切ない感じ。
そして意外にもお兄ちゃんがビッチ受け(男娼)で歓喜!
男娼じゃないと食べていけない、生きていけない厳しい環境なんですね。
レビュー通り人が死んだり、流血したり、
女性との行為、養父との行為がありましたが、
耐性がついたからか、あまりダメージを受けなかったです。
お兄ちゃんが養父を待つ気持…

1

クリスタルパレス コミック

雨森ジジ 

閉ざされて

アラスカの、氷の山脈の中の街道沿いに、ぽつりと一軒ある宿、クリスタルパレス。
宿を切り盛りしているのは半分だけ血のつながった兄弟・チルチルとミチル。
兄は宿の客に体を売り、死体をあさり、弟は鹿を撃ち、死体を捌く。
生きて、食べていくために。

舞台は厳しい自然に閉ざされているし、ストーリーは全編を通して死が絡みついている上に、子供への性虐待やガチの近親相姦と、かなりハードな内容ではあるけ…

1

ばらのお庭のけものたち コミック

雨森ジジ 

綿の国星

この猫ちゃんの可愛さは、大島弓子「綿の国星」を思い出させて懐かしい。
あちらは少女漫画誌で連載だったので、子猫の女の子の成長と飼い主の男の子の恋のお話だったが、こちらはBLなので、猫の子を始め犬の子も人間の子達もみんな男の子だ。
主人公?の猫さんは高貴な毛並みのロシアンブルー。
ばらの花咲く庭で、ばらの花を食べて、これも萩尾望都「ポーの一族」を連想させる。
そんな、懐かしい、BLがまだBL…

0

ばらのお庭のけものたち コミック

雨森ジジ 

動物にだって感情があるのです。

ばらのお庭には1人と2匹が戯れている。
やさしい知花に、猫さんと犬くん。
犬くんの猫さんに対する気持ちは空回ってるけど幸せそう。
そんな2匹をしり目に不穏な雲が…。
なぜなら知花の幼馴染が間に割って入って来た!
どうする、知花大好き猫さん。猫さん大好き犬くん。
さぁ、いつ気づくのか、それぞれの気持ちに!

私たちは、あたたかく2匹と幼馴染の動向を見守ってあげましょう。


か…

4

クリスタルパレス コミック

雨森ジジ 

兄が駄目過ぎる(笑)

氷で閉ざされた、二人だけの世界。
多分アラスカ辺りが舞台の、静かな作品でした。
兄弟で直接的なシーンはないですが、弟×兄かなあ。
弟が女性と関係を持つシーンもあるのでご注意を。
BLというよりも、こういう映画、海外にありそうという印象です。
無愛想な弟と、帰らない父をずっと待っている淫乱な兄。
結末も悲しいですが、このまま二人は生きていくのでしょうね。

どうでもいい事ですが、最初…

2

溺愛レッスン 小説

柊平ハルモ  雨森ジジ 

うーん・・・

タイトル通りといえば タイトル通りの作品でした。
延々と真殿先生がゆーかちゃんを甘やかしてる。
ですが作品の起・承・転・結においての起と承が長すぎた!!
真殿先生甘やかしすぎです!!ww
かなり後半になり、「えっ?ここでこの展開!?」となり、
転がかなり後半になったおかげで結末もかなり駆け足になっていた気がします・・・。
読み終わって、後半駆け足すぎて何だかしっくりこないな・・・感があ…

0

クリスタルパレス コミック

雨森ジジ 

守りあうふたり

繊細な印象を受けるイラストで展開される物語には、やや残酷で悲しい部分がありました。可愛らしくきらきらとした(ほんとうに、瞳に光がちかちかと見えるような描かれ方です)キャラクターたちと、話しの内容との間にギャップを感じます。
私個人としては、このギャップがとても好きです。
例えば冒頭、ミチルが鹿を撃ち、その場で捌いて必要なところだけを持ち帰る、その一連のシーン。「なるほど」と納得し、同時にただ可…

2

空の蒼 小説

野原滋  雨森ジジ 

ビックリしました。

こんな攻め、初めてですね(笑)
最初はねー、なにこいつ!?って、思いましたけど。読み進めてくうちに、なんかもう愉快になっちゃいましたね(笑)
読み終わってから数日たちますが、いまだにアメリカに旅立つときの雄叫びが忘れられません(笑)強烈だったなぁ…。

ひとつだけ、受け入れられなかったのは、祐一が亡くなったときに銀次と恭司がしたことです。
これはちょっと、無いわーって思いました。はっきり…

4

溺愛レッスン 小説

柊平ハルモ  雨森ジジ 

愛される訓練

愛し方が少しずれててこれでもかと甘やかしちゃう攻めと、自分には幸せになる権利がないと少々人生諦め気味の受けのカップル。

溺愛レッスンのタイトル通り、姉の死の責任を感じ、自分なんて・・って後ろ向きな受けに、攻めが「あなたは幸せになっていいんだ」って根気よく言い聞かせる感じのお話でした。カウンセラーみたいな。
ラブラブ~みたいなのではなくて甘くて穏やかな日常、って雰囲気でした。
そのせいか、…

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