青井秋さんのレビュー一覧

別れさせ屋の純情 小説

石原ひな子  青井秋 

スピンオフ希望!

1冊ぜんぶ表題作です。渉(受け)の視点で進んで行きます。

同じ会社で知り合い、別れて6年後にそれぞれ別の会社勤めで再会するという、社会人カップルの話です。

渉は、清志郎が義弥と不倫していると怒るのですが、その誤解は早い段階で解けてしまうので、別れさせ屋として騙している葛藤より、清志郎の気持ちを受け入れるかの方が印象に残りました。

清志郎と渉、それぞれが互いを好きで、忘れられずにい…

0

君によせるブルー(表題作 アザーブルー) コミック

青井秋 

優しい方言BL

この方の作品を初めて読みました。
田舎の港町を舞台にした静かなお話。
物静かで淡くて悪い人は出てこなくて、あまりに綺麗にまとまってるので物足りない感じもしましたが、心洗われる、という表現がぴったりな作品でした。

東京から引っ越してきた航平と、地元の学生・悠太。悠太が使う方言も、かわいいです。
お話は、何が起こるというようなものではありません。
告白されたりキスされたり、それに悩んだり…

4

百年結晶目録 コミック

青井秋 

完成された世界

BLという括りでこういった作品にお目にかかれる僥倖。どのジャンルにも当てはまらない作風といった方が正しいのかもしれません。先のレビュアーさまも言及されていらっしゃいますが、長野まゆみ先生を彷彿とさせる、…と表現したらお終いよ、というくらいわたしにとって青井先生の描く世界観は長野まゆみに重なります。これはもう仕方がない。デビューと同時に追っかけていた長野まゆみ先生がよもやこっち方面(男同士のうんたら…

5

天使強奪 小説

六青みつみ  青井秋 

表紙がぴったり

これはファンタジーではあるけれど、既存の宗教をベースにしているからなのか、設定の作り方がちょっと粗いかなーという印象。あまり掘り下げずにさらっとしてました。
そのせいなのか、受けの境遇も可哀相ではあるんですが、まだましな方な気がしました。凌辱もあるけど相手は一人だし、嫌っていた相手でもないので。受けの立場も最強エクソシストなおで、それほど弱いわけでもない。その上に立つのは教皇のみで、その教皇も受…

2

百年結晶目録 コミック

青井秋 

てのひらの宝物

発掘調査を生業とするベントと、鉱物を食べる希少種族の少年イーリス。
調査していた廃鉱の中、目の前で倒れたイーリスを、ベントが助けたところから二人の旅が始まります。

童話や絵本のような雰囲気で、めずらしい漫画だと思いました。
装丁のデザインがとてもきれいで、それだけでも買ってよかったです。
BL的な絡みはないし、恋愛要素も強いわけではないけれど、読後の充実感は確かです。

絵からも滲…

2

ステラリウム コミック

青井秋 

ファンタジーが自然な世界観

背景がとても丁寧に書き込まれていて、ただページをペラペラめくっているだけで外国の絵本を見ているような気持ちにさせてくれます。

表題作のステラリウムでは、人工で作った星から人が生まれるのですが、それを大げさに驚くこともなく、こんなこともあるんだなと受け入れられる世界観が作品の空気感になっていたように思います。どこか静かでセンシティブで優しい空気感の作品でした。

ステラリウム 夜明け前

1

百年結晶目録 コミック

青井秋 

鉱物萌

主人公の男の子が「鉱物」を食べて生きているという
摩訶不思議な内容でした。

内容的にはほんのりわずかに萌要素があるだけで、
あとはファンタジーに包まれた童話・絵本のような作品です。

「おじさん×無垢な年下受け」っぽい匂いがして、
なんかこう、妄想がかきたてられて萌萌しました。

ページ数は一冊にまとめるには若干少ないように感じますが、
この手の内容は余計な同時収録作品を入れ…

5

百年結晶目録 コミック

青井秋 

とても好きな作家さんです。

とても好きな作家さんで、新刊が出れば必ず購入していますが、正直BLとして好きかと云われると微妙な感じです。
主人公が女の子だったら、もう一人との関係性の意味合いが違ってしまい興ざめなので男の子でいいのですが、だからといってBL的な萌えも私は感じていません。お話も淡々としていて、ものすごい展開やどんでん返しもないです。
でも大好きなのです。
この作者さんの作品は雰囲気や装丁が好みなので、毎回読…

2

天使強奪 小説

六青みつみ  青井秋 

挿絵が綺麗

BL界では需要の少ないファンタジーですが、個人的に大好きなジャンルなので、好みっぽい話だったらとりあえず買ってしまいます。
リンクスから刊行でタイトルから期待しまくり、2段組だぜイヤッホー、とか思ってたら2段じゃなくて肩すかし食らったって人は、間違いなく毒されてると思う。
貧乏性なもので、2段だと文章量も多くてお得だわ、と好んで買うのですが、いつも2段なものがそうじゃなかったときのガッカリ感っ…

1

爪先に光路図 コミック

青井秋 

覚えてない…

なんか、ちるちるのランキングで見て
購入を決めたような気がします。

「シュミじゃないなぁ」とまでは思いませんでしたが、
萌もなかったなぁという感じです。

思い出すのは、
物語の中に出てくる森や木。
植物の描き方ですかね。

すっごく丁寧で個性的なんです。

それが物語とマッチしていて、
それは良かったかなぁ、と。

キノコの研究を題材にしている物語も
まあまあ新…

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