青井秋さんのレビュー一覧

爪先に光路図 コミック

青井秋 

アート作品。

表紙買い。初めて読む作家さんでした。
一言でいうなら『上品な作品』でしょうか。
線の細いキレイなイラストで、植物や生物の写実性が素晴らしいです。
理科の教科書に載っててもおかしくないレベル。

ページの下部にパラパラ漫画みたいにキノコの絵があったりと、細部までこだわっている芸術性の高い1冊になってます。

ストーリーは、比較的セリフが少ないため淡々としてるようにみえますが、
キャラ…

6

爪先に光路図 コミック

青井秋 

静かに、且つ確実に育つ恋心が心地良いです

とにかく美しい絵に目を奪われます。
登場人物全てが、各人の純粋さを反映させるような透明度の高い瞳。

描きこんでいるコマと
すっきり見せるコマの相反する効果的な紙面で、
描きこんでいるといっても決してごちゃごちゃはしていません。
ただひたすらに美しい!!
その一言!!

あまりの綺麗さに、出来れば青井さんのような漫画家さんに
人間くさいどろっとした面も読ませていただきたかったな…

5

別れさせ屋の純情 小説

石原ひな子  青井秋 

良かったのに

石原さんの作品は結構好きで読んでいます。
今回も再会もので丁寧に書いてあって、良かったのですが、
どうもイラストが好きになれなくて・・・。

イラストが合わないなと思うときは
イラストを見ないようにして、あまり作用されないようにしていたのですが、
今回は表紙がステキだったので、その落差が。
雰囲気のあるイラストなので、作品にも合っているとは思うのですが
個人的には好きにはなれません…

2

別れさせ屋の純情 小説

石原ひな子  青井秋 

単なる再会ものの焼けぼっくり

可もなく不可も無く、何となく誤解しあってしまった過去の恋人たちが再会し
よりを戻す過程が描かれている作品です。
タイトルになっている別れさせ屋も設定も内容もかなりあっさり目でしたね。
6年前に大企業の御曹司と恋をして、でも相手に結婚話が持ち上がり、
ただ感情のままに別れる結果になってしまった二人、まぁ、受け様は単に逃げただけで
攻め様は仕事で2か月留守にする事になっていて、帰ったら話し合…

2

別れさせ屋の純情 小説

石原ひな子  青井秋 

脇役が魅力的すぎて、主人公がかすむwww

別れさせ屋設定は、何本か読んだ記憶がある。
相手に本気になってしまうか、ターゲットが元恋人だったり、もしくは他に恋人がいてのどちらかだったと思う。

このお話は、息子が男と付き合っているらしいので別れさせて欲しいという依頼をしてきた母親の、息子の恋人と思われる男が、昔の別れた彼氏だったというもの。
依頼に対しては守秘義務があるので、何の為に彼らに近寄ったか明かすことができない。
昔別れた…

3

爪先に光路図 コミック

青井秋 

うつくしい世界

美しい自然の表現の数々に、感嘆のため息をこぼし。
短文のような、会話と、空間描写。
読み終わったあとに、1ページを見下ろすと出てくる、幻想陰影。
(白黒具合が、モノクロ写真のソレを言い表しているような)
零された、受け止めるには儚い想いの数々。

 もし、あなたが、国立科学博物館がお好きなら、
わたしは、この作品を、おおいに薦めます。

表題作はキノコ好きにはたまらない作品で、

6

爪先に光路図 コミック

青井秋 

スローペースも気持ちが良いvv

正直最初は表紙に惹かれて購入ですが…

大当たりです、久々にお気に入りの作家さん登場vv

3作品入ってましたが、どのお話もゆったりと流れるような
2人の雰囲気が良いvv
エロは一切無いんですが、それがまたマル○vv

本編の後日談もそれぞれ入ってるんだけど
相変わらずゆっくりとお互いを深めていってるだろう
雰囲気がお気に入りvv 


漫画を読んでるんだけどイラストを見…

8

爪先に光路図 コミック

青井秋 

穏やかに成長するもの。

店頭で見た『人魚ひめ』の表紙絵が印象的で記憶に残っていた。繊細で美しいイラストだなぁと。まさか漫画が読めるとは思わなかった。
大洋図書から発売されるコミックスは装丁というか表紙デザインに凝ったものが多い印象があります。
本作の作者青井秋さんも含め、参加作家さんも独特な雰囲気をお持ちの方が多いようにも思う。
中のモノクロも、表紙絵の雰囲気を壊すことのない繊細な作画でした。

表題作を読んで…

7

爪先に光路図 コミック

青井秋 

独特の世界観と、美しい絵柄に惚れ惚れ

繊細でお美しい絵柄で、先生ご自身の世界観がたっぷりと伝わる作品でした。
美しい絵柄に惚れ惚れしつつも、アホなわたしはとりあえずキノコのリアルっぷりに
びっくりでした(笑)すごい!
雰囲気ある絵柄で本当に線が、瞳が綺麗なのです!

人付き合いが苦手で無愛想で気難しそうに見られがちな菌類学の研修員・室田。
温和で柔らかな雰囲気を持ち、丁寧で世話やきな大学生・岩井。
2人は17才差です。

5

爪先に光路図 コミック

青井秋 

細密な画に目を奪われる

作者さんの初コミックのようですが、表紙からしてもその植物の絵といい、動物の絵といい、細密画(ボタニカルアート?植物の絵でありますよね)を見ているようで、まずそちらに目を奪われてしまいました。
ただ、作中の背景などは、背景ソフトをつかっているのでしょうか?写真を加工したもののような感じを与えます。
その細密なのに淡々とした雰囲気は、物語にもあふれており、激しい熱い情熱ではなく、湿り気を帯びた森の…

5
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