青井秋さんのレビュー一覧

爪先に光路図 コミック

青井秋 

好きでも嫌いでもない

評価すべき点としては、作品は短編集なんだけど
全部雰囲気が統一されていて、世界に入り易く
描写も繊細で美しいこと。

ここまで繊細な絵で、繊細な話で……
つまりはあまりエロさは求めちゃダメだってこと。

私が好きだなーって思ったお話は魚が空気中に漂うのが
見えちゃう男の子の話。
なんで魚で、その魚が何なのか……
読み終わってもさっぱりわかんないんだけど
斬新でいいかな~って思…

5

爪先に光路図 コミック

青井秋 

絵の書き込みの素晴らしい作品

まず目を奪われたのは背景の書き込みの丁寧さです。
芸術的とも思える菌糸や動植物の描き方が素晴らしいです。
また、黒と白の使い方が大変私好みでした。
丁寧に細かく描かれたビジュアルアートの世界を堪能できます。
絵だけですでに神評価です。

表題作の内容は実に地味な内容で、全ての地味BL好きに贈りたい作品です。
大学の先生と助手の、二人の交流を丁寧に描いていらっしゃいました。
私自身は…

7

いとしさの結晶 小説

きたざわ尋子  青井秋 

大事な者は傍にいる

一種の記憶喪失モノと過去と今のはざまで受け様が真実の愛を見つける感じでしょうか。
内容的には淡々とした受け様の日常に日々を背景にしていて、読み始めは、
事故で過去の記憶を一時失っていた受け様が、新たに恋をするが、その後に断片的に
過去を思い出し、自分が記憶を無くす前に好きだった相手がいたことを思い出し、
攻め様の気持ちには応える事が出来ないと思いながらも攻め様がそれでもいいと、
身体の関…

2

いとしさの結晶 小説

きたざわ尋子  青井秋 

読む前のイメージとことごとく違いました。

きたざわさんはわりと好きでかなりの数読んでますが、正直『パターン』が決まった作品が非常に多いんですね(『パターン』は複数あります)。
そういう意味では、これはちょっと異色でした。

まず、志信(受)のキャラクターが、あらすじや表紙イラストから想定したのとまったく違いました。読む前に持ってたイメージにかすりもしなかった感じです。
てっきり『健気で儚げで(和服だし)何かと流されちゃう美人…

2

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いろいろ読めて楽しいv

「how to count kiss」谷崎泉
学生時代にキスをした仲だった新名と城島。
けれど、決して恋仲だったわけでもなく。
偶然に城島が社内の移動で再会して。
新名の反応に城島が当時の疑問をぶつけて。
でも、ここまで来てもどちらもはっきりとしたものを持っていないのか内を明かしていないのか。
告白とかはないんですよね。
なのに、これからもキスする仲ってなんか不思議だけどなんか萌える…

0

爪先に光路図 コミック

青井秋 

アート作品。

表紙買い。初めて読む作家さんでした。
一言でいうなら『上品な作品』でしょうか。
線の細いキレイなイラストで、植物や生物の写実性が素晴らしいです。
理科の教科書に載っててもおかしくないレベル。

ページの下部にパラパラ漫画みたいにキノコの絵があったりと、細部までこだわっている芸術性の高い1冊になってます。

ストーリーは、比較的セリフが少ないため淡々としてるようにみえますが、
キャラ…

6

爪先に光路図 コミック

青井秋 

静かに、且つ確実に育つ恋心が心地良いです

とにかく美しい絵に目を奪われます。
登場人物全てが、各人の純粋さを反映させるような透明度の高い瞳。

描きこんでいるコマと
すっきり見せるコマの相反する効果的な紙面で、
描きこんでいるといっても決してごちゃごちゃはしていません。
ただひたすらに美しい!!
その一言!!

あまりの綺麗さに、出来れば青井さんのような漫画家さんに
人間くさいどろっとした面も読ませていただきたかったな…

5

別れさせ屋の純情 小説

石原ひな子  青井秋 

良かったのに

石原さんの作品は結構好きで読んでいます。
今回も再会もので丁寧に書いてあって、良かったのですが、
どうもイラストが好きになれなくて・・・。

イラストが合わないなと思うときは
イラストを見ないようにして、あまり作用されないようにしていたのですが、
今回は表紙がステキだったので、その落差が。
雰囲気のあるイラストなので、作品にも合っているとは思うのですが
個人的には好きにはなれません…

2

別れさせ屋の純情 小説

石原ひな子  青井秋 

単なる再会ものの焼けぼっくり

可もなく不可も無く、何となく誤解しあってしまった過去の恋人たちが再会し
よりを戻す過程が描かれている作品です。
タイトルになっている別れさせ屋も設定も内容もかなりあっさり目でしたね。
6年前に大企業の御曹司と恋をして、でも相手に結婚話が持ち上がり、
ただ感情のままに別れる結果になってしまった二人、まぁ、受け様は単に逃げただけで
攻め様は仕事で2か月留守にする事になっていて、帰ったら話し合…

2

別れさせ屋の純情 小説

石原ひな子  青井秋 

脇役が魅力的すぎて、主人公がかすむwww

別れさせ屋設定は、何本か読んだ記憶がある。
相手に本気になってしまうか、ターゲットが元恋人だったり、もしくは他に恋人がいてのどちらかだったと思う。

このお話は、息子が男と付き合っているらしいので別れさせて欲しいという依頼をしてきた母親の、息子の恋人と思われる男が、昔の別れた彼氏だったというもの。
依頼に対しては守秘義務があるので、何の為に彼らに近寄ったか明かすことができない。
昔別れた…

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