アヴァ・マーチさんのレビュー一覧

親友の行方 小説

鳩村衣杏  高崎ぼすこ  アヴァ・マーチ 

焦れったい両片思い

超訳作品を読むのは二度目です。以前読んだ作品は文体が軽すぎて合わなかったのですが、こちらは大丈夫でした!超訳を担当した鳩村先生は原作の空気を壊さないよう慎重に作業されたとのこと。クセがなくて読みやすかったです。

幼馴染の親友、ライナスを恋人にしたいロバート。ロバートが好きだからこそ、別れの訪れる恋人関係よりも、ずっと側にいられる友人関係のままでいたいライナス。という両片思いの二人。
交互に…

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貴族の恋は禁断の香り 小説

アヴァ・マーチ  寿たらこ 

しっとりエロティック

1980年代のイギリスが舞台という、海外翻訳作品です。
ドキドキハラハラな起承転結があるストーリー、というわけでなく、しっとりしたラブロマンスという感じでした。
SM要素がありますが、酷いことはなくかなりソフトです。
ちょっとだけアブノーマルな背徳感を楽しんでるような…。

貴族同士のお話だからか、高貴な感じはするかもしれません。
主人公は落ちぶれ貴族のオリヴァーで、働くこともしないな…

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貴族の恋は禁断の香り 小説

アヴァ・マーチ  寿たらこ 

ちょっと残念

寿たらこ先生のイラストが素敵だったので購入。
が、挿し絵がなくて残念でした。
でも、面白かったです。

BL小説でSM系のものを読んだのは初めてでオリヴァーを鎖で繋いだり足枷や首輪を付けたりと描写が細かいので楽しめた理由の一つ。

オリヴァーがヴィンセントにずっと恋い焦がれていて正体を隠して一夜限りの男娼となり、事が終わったあとドアの向こうで床に崩れ落ちズボンで顔を多い泣く姿にこっちま…

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貴族の恋は禁断の香り 小説

アヴァ・マーチ  寿たらこ 

失うものなど何もない。オリヴァーという男

「貴族の恋は禁断の香り」
出版社の粗筋通り「寄宿学校からの親友と秘密の一夜を過ごすために、貴族のオリヴァーは男娼に扮する決意をして…」
使用する部屋には拘束具や鉄の輪、鞭、足枷に首輪そして張形…暖炉の火だけの暗がりの中で、オリヴァーは自分に気付かないヴィンセントに全てを捧げる。この娼館での描写は、言葉責めや乳首責め、鞭打ち、張形等のSMプレイながら、オリヴァーのヴィンセントに対する恋情と、偽り…

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親友の行方 小説

鳩村衣杏  高崎ぼすこ  アヴァ・マーチ 

なんともまぁ、焦れったい

早い段階で両思いなのは発覚していますが、『親友』という関係にとらわれなかなかくっつかない二人のお話です。

『親友』
このキーワード、なかなかにやっかいだと思うんです。
ありきたりなセリフを使うと、恋人は別れが来るかもしれないけれど、親友なら一生そばにいられるだろ?的な。

大事だから、愛してるから、親友というポジションを捨てれないライナスの葛藤。
そして親友では満足できず押せ押せモ…

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親友の行方 小説

鳩村衣杏  高崎ぼすこ  アヴァ・マーチ 

翻訳小説初級編という印象

舞台は19世紀初頭、Regency eraのロンドン、
幼い頃から親友同士、今はロンドンで隣同士に住むともに28歳の二人、
ロバート・アンダーソンとライナス・ラドクリフ。

彼らは、服も使用人も、時にはベッドも共有しながら暮らしている。
互いを求めることもあるが、
ロバートは女性を渡り歩き、ライナスは男と寝ている。
やがてロバートの嫉妬が募り、
ライナスが男と消えて行くのが耐えられ…

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親友の行方 小説

鳩村衣杏  高崎ぼすこ  アヴァ・マーチ 

一味違う両片想いモノ

19世紀のロンドン。
社交界で様々な女性と浮き名を流すロバート(攻め・28歳)は、男色家の親友・ライナス(受け・28歳)に密かに片想いしており…

攻め受け両視点あるため、ライナスもロバートのことが好きだということは比較的早く判明します。
しかもこの二人、15歳で戯れに一線を越えて以来身体の関係もあり、あとはもう告白待ちみたいなハードルの低さ。

しかしライナスが頑なにロバートの告白を…

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貴族の恋は禁断の香り 小説

アヴァ・マーチ  寿たらこ 

海外翻訳もの

寿たらこさんの表紙に惹かれて購入。
中に挿絵がなかったのがちょっぴり残念ではありますが、
作品自体はすごく面白かった。
SMだの鞭だの拘束だのという単語を見たときはちょっとハード系?と思いながらだったんですが、いかんせんソフトSMでしたね。
痛いのが見たくない!っていう方でも大丈夫ですね。
今や痛いBLなんてごまんとあるわけで、それを考えれば全然(笑

二人の関係は幼馴染で親友。

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貴族の恋は禁断の香り 小説

アヴァ・マーチ  寿たらこ 

貴族は色々難しいのです。

こちらの作品も『守護天使に恋して』同様とても読み易かったです。こちらの方がヒストリカルな作品であるため、耽美な雰囲気があります。
時代設定や情景、服装が最近見たばかりの海賊映画に変換され、1800年代の話なので当らずとも遠からず?

登場する小道具などが効果的に、話の流れの中に組み込まれています。
翡翠のタイピン、首元を飾るタイ、金貨、ディルドゥ・・・
ふたりを対象的に表現する品、かけが…

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貴族の恋は禁断の香り 小説

アヴァ・マーチ  寿たらこ 

本当に愛するということは、互いの総てを受け入れるということ

海外翻訳モノ初読みいたしました。
中々に興味深かったです☆
時は19世紀のロンドンが舞台。
お話は11歳の頃からずっと親しい友人として過ごしてきた相手をいつの間にか好きになっていた貧乏貴族の次男が、彼が月に一度娼館で男娼を買っていることを知り、一度でいい抱かれたいと思いを遂げるのですが、耐えきれずに告白してしまいます。
互いの葛藤を交えながら、相手の受け入れと、そして本当の恋人になるまでの…

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