野原滋さんのレビュー一覧

つま先にキスして 小説

野原滋  鈴倉温 

江戸っ子男前受けが可愛い

アイドルの身代わりになる江戸っ子魚屋の二代目、という設定がシュールで面白そうで読んでみました。

事前の情報通り、受けは健気でお馬鹿な江戸っ子で可愛い。やるとなったらがんばる健気さや負けん気の強さ、褒められたらやる気になる単純さがたまらなく可愛いです。
心底お馬鹿と思われている受けが、実際は丸暗記方面の記憶力が抜群に良いという方向から一気に才能を見せていくあたりが面白かったです。

攻め…

1

契約恋愛 小説

野原滋  みずかねりょう 

真面目で健気な受けがカワイイ

表題作と短め続編の2作品が収録されています。

宇田川(攻め)は、大学時代のサークル仲間・羽鳥(受け)と病院で再会します。宇田川が仕事を紹介してくれと社交辞令を言ったところ、羽鳥は本当に宇田川の会社を推薦してくれます。驚く宇田川に、羽鳥はその代わり2か月だけでいいから自分と付き合って欲しいと言い…という話です。

羽鳥が愛しいです。無愛想で真面目なのが裏目に出て、人付き合いが苦手。一生懸命…

2

溺愛紳士と恋するマカロン 小説

野原滋  せら 

ピンク???

すみません・・・ピンクの頭って・・・って何?なんなんですか?と思っていました・・・

漫画ではまあ色んな髪形や色の方はいますが
ピンクとは・・・と最初、出た当初に私は手に取りませんでした
すみません・・・そいういう事だったんですね!

攻め様はは口数は多くないほうだし、
真面目だけど不器用で受け様への気持ちがあふれ出すと
ぐいぐい行動を起こしてしまうタイプみたいです

受け様も…

1

溺愛紳士と恋するマカロン 小説

野原滋  せら 

歳の差&体格差の焦れ焦れカップル

友達と出向いたバーのゲイナイトで、気になる会社員風の男(攻め)と知り合った受け。そのときは連絡先も交換せずに別れたのだが、アルバイトでペットシッターに通っていた家の家主が偶然その男だったと判明する。攻めの飼っている犬を通じて徐々に距離を縮めていくふたり。しかし受けには、人と心を通わせるのが困難なある事情があって…。


髪の毛をピンク色に染めていて、初対面で攻めに「マカロンみたいだ」と言われ…

9

溺愛紳士と恋するマカロン 小説

野原滋  せら 

マカロンに隠された意味とは…

あらすじ:
わけあって髪をピンク色に染めている光(受け)は、ペットシッターのバイトをする専門学校生。
ゲイ仲間の源也に誘われ参加したゲイナイトで、正巳(攻め)という年上の男性と知り合う。
後日、光の担当するボルゾイ犬の飼い主として正巳と再会し…。

光は、動物好きで真面目な青年。
髪を派手な色に染めているのは、他人に自身の顔を見られまいとする心理からで、過去のある出来事が彼の心に暗い影…

7

きまじめ男子のお嫁入り 小説

野原滋  壱也 

良い人同士

若干22歳ながら真面目で優秀な結婚アドバイザーの相馬と、上客ではあるものの真剣に結婚相手を探そうとしない困った御曹司・風見のお話です。擬似結婚生活を体験させるために同居を始めるというやや強引な設定ですが、表紙絵イラストのイメージそのままの可愛らしいお話でした。野原滋さんは初見が「百年の初恋 犬と花冠」だったので、こういうライトな現代モノの印象がなく、そのぶん新鮮でした。

相馬はその背景ゆえか…

3

契約恋愛 小説

野原滋  みずかねりょう 

器用な攻めと不器用な受け

器用ないかにも営業職リーマン×頭はいいが人付き合いはてんでダメな大手企業勤めリーマン。攻め視点です。

不器用な自分をなんとかすべく、恋人の真似事をして欲しいと攻め様に受け様がお願いするところから物語は始まります。最初の方の、会話が続かない感じがあるあるで、そこから受け様が一生懸命会話を続かせようと努力する様子が面白い。本当に不器用で、クスッと笑えちゃいます。

たしかに可愛い受け様です。…

1

日向の猫 小説

野原滋  樹要 

あとがきも面白い

せつない、痛い、シリアス。
コメディも入れて欲しい。

前半は、特に登場人物の心情が細かく描かれていて、キャラ立ちがしっかりされています。
「顔射」を描きたかったと作家さんがおっしゃっているように、その奇抜さや驚きがよく伝わってきました。

後半、高梨(受)の生い立ちがかわいそうになる部分やそれを知った祖父江(攻)の行動から、男前なツンデレ美形が乙女で健気な受け、ヘタレわんこ気味の攻め…

1

百年の初恋 犬と花冠 小説

野原滋  榊空也 

本物のワンコにはかなわん≧▽≦

簡単にあらすじを読んだだけで、思わず表紙買いしてしまった作品です☆
愛おしい表情で抱き合う2人が本当に美しくて素敵♪

とにかく、ワンコの可愛さに萌えに萌えてしまいました*´ω`*
妖力を得て、クマほどの大きさになった山犬の壱ノ護。
常に妖力を身にまとい、周りを威嚇し続けているような壱ノ護なのに、夏生に甘える時の仕草がひたすら可愛いんです☆
じゃれ合う2人の微笑ましさったらもう、本当に…

2

空の蒼 小説

野原滋  雨森ジジ 

表紙は良いのですが挿絵が残念

もうかなり前になりますが、答姐でお勧め頂き購入済みでした。
しかしながらその頃たくさんお勧め品を買っていたせいか、収納してしまい未読のままでした。
整理しておりましたらやっと見つかり、読了!
この作品、受けの一人称なの?と最初思ったくらい受け視点バリバリです。モノローグの境はありません。
が、不思議に地の文の読みづらさはありませんでした。
書き方うんぬんよりもそれよりもまず面白いと思える…

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