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7/7(合計:69件)
柳沢ゆきお
茶鬼
ネタバレ
しっかりとswan世代です。なのでこのダンスの世界は萌えの塊です♪ オンブルーが3ヶ月毎の刊行で、オムニバス形式だったために、この作品は単行本になれば話が繋がってよりわかりやすくなると思っておりましたが、やはりそうでした。 ダンサーという設定は身体の描写力がないと描けないと思っています。 柳沢ゆきおさんの絵は肉感的な肉体をバランスよく描かれる作家さんでもあると思うので、その心配はありません(…
marun
好き嫌いは別にしても、かなり奥深い作品で、バレエダンサーたちの苦悩や 取り巻く環境、芸術性の高いバレエゆえに才能一つでその後が決まる。 そんなバレエ界で、ダンサーたちの交流と苦しい葛藤、愛した相手の裏切りや 思いが空回りするような擦れ違い。 ある義兄弟ダンサーのカップルを中心に描かれているそれぞれの恋のゆくへ。 悲恋もあれば憎しみもあり、器用に生きているようで、誰よりも不器用。 様々な…
江名
フランスのバレエ団で踊る義兄弟のダンサー そのふたりを中心とした、3CPのストーリーが織り成すお話です。 映画館でフランス映画を一本見たような、そんな感覚になれた一冊でした。 (ここで、バレエの舞台を見たと言えないのは、きっと本物を見たことがないからですw) 完璧主義で努力家なフランス人の義兄・レジス × 蠱惑的な日本人の義弟・ユーイ ふたりと同じバレエ団の、 天才日本人ダンサ…
雀影
最後のお願い、1つだけ叶えてもらえるなら、 「帰るなよ、おねがいだから・・・」 表題作は、ゴミ捨て場で拾ったセーラー服を着た神様と暮らすホモのエロマンガ家のお話。 終始一貫して饒舌な位に描き込まれた絵、 神様が天国を指さす上を「2階?」って返すギャグのセンス、 悪くない。 エチのシーンも、顔にかかった精液とかなかなかエロいし、体つきも好み。 でも、全体に、劇画風の目の小さいリ…
葡萄瓜
後書きに曰く、この作品は小説が原型になって 成立したと言う。 そう言われて再読してみると確かに視点の展開が 小説的だ。それもかつての耽美小説と紙一重の様な ざらつきを持って展開している内側へ内側へ籠り 展開しているサブカルかぶれの初書き小説の様に。 改めて読み込むとさり気ない所で時代の演出を感じさせ、 それがぬかるみの様な深さを醸し出している作品で あると感じられる。 7頁の…
ガツン!とヤラレマシタ。 衝撃です!!読みかえせば読みかえすほど、彼等の存在が頭の中に入ってきて、更に、そのまた更に、物語を心の中・頭の中で感じる事ができます。 久々に読み応えのある、考えて感じるマンガに出会いました。 まだ子供をひきずったまま、大人にもなりきれない、思春期まっさ中のもがいてもがいて抗えない自分をもてあます年齢の頃。 それぞれの登場人物のキャラクターがそれぞれ抱えるもの…
三層構造トランザム
鬱。 というわけではないのですが人によっては見ていると何か胸の真ん中がギュンギュンと痛みだしてしまうかも知れません。 一度読んだだけでは分からない。二度も三度も読み返すうちにやっと内容が分かってきます。そしてようやく登場人物や物語と向き合えます。 非常に現実的であり、かつ忠実にその臭い人間模様を描き出しています。 これはBLの中の単なる『物語』では終わらない自分の側で擦れ違っているので…
正直、評価については迷いました。 読む人によっては迷わず「しゅみじゃない」と 断ずるのでは無いかとも愚考します。 例えば評者が表題作を評するとしたら こうなります。 『JUNEの振りをしたガロの末裔』 斯様に評価に苦しみます。 しかし、読み進めて行くと気付かされるの です。 不条理コメディの振りをした語り口の中に 含まれる鋭い氷の破片に。 コメディが幕を閉じても氷…
表紙デザインとカラーがすごく目を惹いて断然期待させる単行本。 OnBLUEの雑誌上ではバレエダンサーの話を連載されていて、正直あれは余り好きじゃなかったんですが、これはどれも日本の普通の人々の日常が描かれており、親近感がある。 そして何より、繰り返して読むよほどに味わいが深くなるという、手放せなくなる作品な感じがする。 表題はたまたまゴミ捨て場にセーラー服姿の男子が落ちているのを拾ったマ…