柳沢ゆきおさんのレビュー一覧

つまさきに火 コミック

柳沢ゆきお 

バレエ団という特殊な世界の恋愛模様がみれる

個性的で味のあるお話が読める作家さん。
好みは別として、画力が高く、コマ割りとかオシャレです。
ストーリー展開や演出、作画などでセンスのある方だな~といつも思います。
ただ、“好みは別として”と書いたように、目などの表情の描き方が独特なので、苦手な人もいるかもしれません。
私自身もそこがネックで…コマによっては「キレイ!」と思うことも「ん…微妙…」と思うこともあって一喜一憂しながら読みまし…

4

つまさきに火 コミック

柳沢ゆきお 

表紙と

義兄弟ものに惹かれて先月購入。
この方の作品は初読み。

中をぱらっと見た時に、あまり好みの絵では無かったので読むのを保留してました。
つい先ほど読み終わりましたが、物語が好み。

バレエには全く興味が無いけど、スッと読めました。
劣等感、執着、憧れ。からの恋愛。
感情のぶつかり合い。
三組のカプどれも切なくて、心も身体も痛々しくて、
お互い想いあっている所に惹かれました。

5

つまさきに火 コミック

柳沢ゆきお 

華やかな世界のその裏側

表紙の幸せそうな二人とは裏腹に、スタート時は険悪です(笑)

「yulusuna」は、父・母、それぞれの連れ子同士カプ。
いじわるそうなお兄ちゃんこそが、弟に惚れているところがまたいいですね。才能にも、懐の深さにも、そしてそれ以外の神秘的なところにも。
でもそんな兄を誰よりも愛して、見守って、傍に居たがっている度合いは恐らく弟であるユーイ(友意)のほうがよっぽど上だと思います。
どろどろ…

4

つまさきに火 コミック

柳沢ゆきお 

率直なろくでなし

まず評者は驚愕したのです。
『柳沢さんの作品なのに、滑らかに読めるなんて!』
と。
今迄が今迄だけに身構えていたのに、拍子抜けと
言うべきか嬉しい誤算と言うべきか。

そして読み通して振り返ってみると、ああ!と合点が
行きました。
この一冊における柳沢さんの役割は神でも監督でも
ないのだと。
我々読者と同じ様に舞台に棲む魔物に魅入られた
ろくでなし共の群像劇を見守る立ち位置に…

7

つまさきに火 コミック

柳沢ゆきお 

人生の一瞬を切り取ったような

もう少し読みたいとも思うけど、人生の一瞬のきらめきや思い出をダイジェストで見せているような、一度しかない生の舞台に立つダンサーを描いた作品に合った刹那的な魅力を感じました。

パリを舞台に、主人公を変え、時代を変えて語られるバレエダンサー達の日常、葛藤、愛情。全部で三つのカップルの話から成る短篇集で、各話にはつながりがあります。
最も印象に残ったのは、【Au revoir】前/後篇です。

8

つまさきに火 コミック

柳沢ゆきお 

表紙に惹かれて。

初めて読む作家さんなので手を出すのに時間がかかってしまいましたが、
こちらのレビュー見て買っちゃいました。
表紙のカバーも動きがあってセンスもいいしずっと気になっていたんですよね。
私も「SWAN」大好きだったのでバレーダンサーのお話と聞けばね。w

バレーといえば肉体美!(ドウモスミマセン)
観客側からみるときれいでうっとりしますが、やってる人達は大変です。
どの芸術の世界でもそ…

3

つまさきに火 コミック

柳沢ゆきお 

踊ること 愛すること

バレエの世界を舞台にした、雰囲気のある漫画。
on Blue誌上で部分的に読んだ時には、それほどいいと思わなかったのだが、
まとめて読むと世界観が際立つ。

バレエの世界で生きる義理の兄弟を中心に、もう2カップル、オムニバスで描かれてる。

絵は古風でキャラの見分けがつきにくかったり、書き方が整理されていない感じがあり
些か読みにくさもあったが、バレエ場面の絵は綺麗だし、ストーリー…

11

つまさきに火 コミック

柳沢ゆきお 

無駄を削ぎ落として魅せる愛

しっかりとswan世代です。なのでこのダンスの世界は萌えの塊です♪
オンブルーが3ヶ月毎の刊行で、オムニバス形式だったために、この作品は単行本になれば話が繋がってよりわかりやすくなると思っておりましたが、やはりそうでした。
ダンサーという設定は身体の描写力がないと描けないと思っています。
柳沢ゆきおさんの絵は肉感的な肉体をバランスよく描かれる作家さんでもあると思うので、その心配はありません(…

8

つまさきに火 コミック

柳沢ゆきお 

奥深い1冊

好き嫌いは別にしても、かなり奥深い作品で、バレエダンサーたちの苦悩や
取り巻く環境、芸術性の高いバレエゆえに才能一つでその後が決まる。
そんなバレエ界で、ダンサーたちの交流と苦しい葛藤、愛した相手の裏切りや
思いが空回りするような擦れ違い。
ある義兄弟ダンサーのカップルを中心に描かれているそれぞれの恋のゆくへ。
悲恋もあれば憎しみもあり、器用に生きているようで、誰よりも不器用。
様々な…

5

つまさきに火 コミック

柳沢ゆきお 

読むときは、ぜひ味わう時間をとって。

フランスのバレエ団で踊る義兄弟のダンサー
そのふたりを中心とした、3CPのストーリーが織り成すお話です。
映画館でフランス映画を一本見たような、そんな感覚になれた一冊でした。
(ここで、バレエの舞台を見たと言えないのは、きっと本物を見たことがないからですw)

完璧主義で努力家なフランス人の義兄・レジス × 蠱惑的な日本人の義弟・ユーイ

ふたりと同じバレエ団の、
天才日本人ダンサ…

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