柳沢ゆきおさんのレビュー一覧

猫、22歳 コミック

柳沢ゆきお 

詩集のような短編集

この作者様の作品は初読みです。
短編集ですが、それぞれが特異な世界を持ったユニークな物語達だと感じました。

「猫、22歳」
突如「猫」になってしまった甥を押し付けられたポルノ小説家、昇平。
「猫」は本当に「これはどういう病気だろう?」と思うくらい。
「発情期」が来た猫と突発的に寝る昇平だが、その翌日……え〜っ…

「猫、35歳」
絵が違う事に驚く。でもこれすらわざとかも。??

4

猫、22歳 コミック

柳沢ゆきお 

猫萌え、筋肉、擬人化、考え応えのあるストーリー

面白い!
でもレビューしにくい作品。
読む人やタイミングによって解釈がガラリと変わりそうだから。
「皿の上の明くる日」なんかは特にどう読んだらいいのか迷います。
でも面白い!
面白いというかテーマが深い。
萌え目当てに軽く読むのもあり、じっくり深く考え込むのもありな1冊だと思います。

「猫、22歳」「猫、35歳」
叔父×甥。
猫になった甥をポルノ小説家の叔父が引き取る話。

5

猫、22歳 コミック

柳沢ゆきお 

実にえぐい

この方の商業単行本も、これで4冊目となりました。
短編集→長編→連作集、そして今般の中編集+αと言う変遷が
ある訳ですが、ここへ来てデビュー単行本で魅せた様な
えぐみをサラッと持ち出してくるとは、と驚いています。
でもそれを旨味と感じ取ってしまうのは、長編と連作集で
会得したであろう部分と熟成の為せる業なのやも知れません。

そして、手法の取り込み方にもまだまだ余念がない様で。
江…

3

猫、22歳 コミック

柳沢ゆきお 

短編集とは思えない深さです(*´Д`*)

一癖も二癖もある短編集です。日常の中に毒をはらんでいるといった感じ。「真っ当ではない。けれど、まごうことなき愛の短編集」となってますが、本当にその通りなんですね。ごくごく一般的な愛の形では無いのだけど、確かに愛なのです。読み終えた後は、泣きたいような切ないような。自分の気持ちを上手く整理出来ない程衝撃を受けました。
そして、帯に「*死ネタ注意」とありますが、直接的なものではありません。しかし「あ…

11

ワンダーラスト コミック

柳沢ゆきお 

13年越しの、遂に終わる夏。

ストーリーとして登場人物のやりとり、感情など
緻密で、難しくもありましたが読みごたえがありました。
正直理解できていないところが多いです。
萌があるかといわれると個人的には無かったです。
ただそこは、ストーリー性が勝ります。

”骨を食べる”という点や”死ぬ事を変わる”といった
どうしてそうなったのか、と思う所は「好き」という
一言に尽きるのでしょうね。



あと余談です…

1

つまさきに火 コミック

柳沢ゆきお 

珍しい題材だけに勿体ない。

ずっと読みたいと思っていて、やっと読めました。
巴里のバレエ団に所属するダンサー義兄弟の話で一冊と思っていたら、まあ、全部関係はあるものの3つのカプの話でした。
なのでどれも短編で、雰囲気はいいのに尺が足りない感じが。
一冊で表紙の二人の話でも良かったのではないでしょうか。
尺の所為か、折角バレエの話なのに、あまり踊ってるシーンがなかったような。
もっと舞台や練習のシーンがあってもいい気…

3

つまさきに火 コミック

柳沢ゆきお 

バレエと恋愛と人生

作家さんの頭の中にはもっと色々なストーリーがあって、その中からほんの一部分をダイジェストで提供されているような印象を受けました。読み返すほど理解が深まりじわじわと惹かれていくと同時に、複数カップルで展開も早いぶん短く感じてきます。重苦しく生真面目な作風の方だと思いますが、モダンバレエを舞台にした恋愛模様が主軸なので、クラシック程ではないとしても閉じられた世界観と舞台袖の熾烈な争い、甘い恋人同士の対…

7
二次創作

ワールド/君は天国を想像出来ない コミック

柳沢ゆきお 

UUURRRRYYY!!

※二次が苦手なかたは全速力で逃げて下さい※
自分は二次作品を愛好するかたの中でもかなりマニアックなセレクトをする人なので二次好きの人すらもどん引きな内容の可能性大です。
ものによっては救急搬送レベルですのでちょっとでも不安があるかたは絶対に興味本位で読まないで下さいね☆
※二次が苦手なかたは全速力で逃げて下さい※


最近のジョジョ本って可愛い系やガールズっぽいオシャレ系も増えましたよ…

4

ワンダーラスト コミック

柳沢ゆきお 

決してハッピーエンドではない。それでも生きていく現実の醜さ

私にはまったく合いませんでした。

お話のモチーフ、語りたいこと、それらは雰囲気に満ち溢れていてよかったと思いますし、私も好みでした。
なぜ評価が低くなったのかというと、読者に読み込ませるつもりならばそれなりのものを提示してほしかったからです。漫画という手法で7人という登場人物を中心にするなら、せめて描き分けくらいはしてほしかったですし、雰囲気重視ならば徹底してほしかった。最低限基本の骨子く…

3

つまさきに火 コミック

柳沢ゆきお 

僕の方が欲深いよ 兄さん

今までの作品のイメージと違う「バレエ」という芸術の世界を描いた作品ということで、
読むのを楽しみにしていた作品です。
と言っても残念すぎる脳みそのおかげで、
今までの作品全部読んでるのに内容がうっすらとしか思い出せない。
今度読み返したいなぁ~。

柳沢さんの絵って、割とスジ筋でガチムチ・・・
と言っても私には丁度良いくらいの筋肉美なので好きなのですよね~。
実はダンサーでゲイのか…

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