total review:280905today:32
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1/2(合計:12件)
松浦巽 天点
ふばば
ネタバレ
短編2作収録。 「記憶の森」 かつて「神隠しの森」で神隠しに遭い、無事に戻ったがその時の記憶が無い青年・祐一。 13年ぶりにその森に立ち入るが… …というオカルト風味のお話。 私は怖い話が好きなので「これは!」とワクワクしつつ読み進めましたが… 「鬼」に追いかけられるという悪夢イメージや、突然廃神社の社殿から現れた謎の男、男に体をまさぐられ、その感触を知っている…と感じる… その…
小説のトピで姐さんより紹介いただいた作品。電子限定の短編です。 全く事前情報なく読み出したのですが、内容は「緊縛調教」。 しかし、痛くありません。 でもこわい。 こわいというのは、ある特殊な性癖に触れて、知らずにその性癖を受け入れる才能が開花するところ。 主人公のアオはスリ。しかしソノ筋の一団に仕掛けてしまい… だが整った容姿と美しい体つきをしたアオは「御前」への献上物となる。 「御…
fandesu
尺が短いからこそ、ラストの『翻し』が活きる物語! 前にレビューされた方々も書かれていますが、なかなか想像出来ない結末です。 評価数が4とか(私がこれを送信すれば5になるのだけれど)のままで、埋もれて行っちゃう(?)のは惜しいですよ。読み終わった直後(あまりにも古いので知っている姐さまは少ないと思いますが)ロアルド・ダールの『南から来た男』の衝撃と似たようなものを感じちゃったもんね。 政財…
まぎぃ
短編が2つ入っています。 どちらもホラーっぽいオカルト仕立てのBL。1作目は年上攻めがよかったです。結局犯罪者じゃなくてよかった。幽霊とHだったという設定ですが、オチも別段後味悪くなかったです。 2作目はのりうつり系。こっちはちょっとコミカル。 しかし本当に短くて一瞬で読めてしまう。
松浦さんは当たり外れがあるんですが、これはよかった。短いですが読み応えある1冊。 一言で言えば緊縛もので、前編に緊縛プレイがあるのでひたすらエロいです。描写が緻密で、読んでいて、作者さん自身がノってる感じで、お好きなんだろうなあというのが伝わってくる。「被虐のボディーガード」でも軽い縛りプレイがありましたが、作中一番エロい場面でした。 不幸な身の上だが、不思議な魅力をもつアオと、緊縛師…
好きな作家さんなので買ってみました。「被虐のボディガード」が好きだったのでかなり勢い込んで読んだせいか、肩すかしでした。。 あらすじは、居候として転がり込んできたものぐさ熊男、日下に迷惑する健という出だし。姉の頼みで仕方なく預かったが、考古学の研究者だかなんだか知らないが、自分は何もせず「飯、風呂、寝る」のだめっぷりにいい加減切れそうな毎日。しかし、台風という天災でフィールドワークを仕事とす…
ふゆき
アオは極道者にスリを働き取り押さえられ、そして辻井と言う緊縛師のところへ送られた。 辻井から調教される日々が始まる。アオは「御前」と呼ばれる政財界の大物の慰み者になるために連れてこられたのだった。 辻井の調教は怖いものではなくアオを丁寧に扱った。調教はするが辻井はアオを自分では抱こうとしなかった。 長い時間を過ごすうちに辻井に飼われてもいいと思うようになるが、御前へ差し出される日が近づく。 …
『記憶の森』 「神隠し」と言うシチュで物悲しいお話なんですが、ちゃんとBLしてます。 神隠しから生還した裕一と神社で出会った男との物語。 祐一は子供の頃に神隠しに会ったがその記憶をなくしている。法事で地元に戻った祐一はその記憶を辿ろうとして森に向かうが、そこで見知らぬ男と出会う。 その男が「覚えていないのか」と声をかけるが… 鬼に追いかけられる夢を見続ける祐一はそれが記憶の一部な…
この作家さんのは軽めな感じなんですが、設定が面白いし文章も気に入っているのでほとんど読んでいます。 もえぎ文庫なので電子版です。 建は姉から突然親戚が火事で焼け出されたので面倒をみてくれと、ヒグマのような考古学者日下を預かることになる。 ルーズで野蛮なタイプ。食事や洗濯と居候のくせにあれこれ指図されてうんざりする。 ある日、日下が男とホテルへ入るところを目撃する。 建のことは好みじゃ…
天点
茶鬼
ズッパリと切ってしまい、若干罪悪感感じる評価です。 生徒×先生の組み合わせですが、決して嫌いじゃないカプリングではあるのです。 生徒が傲慢で一方的で、教師がヘタレで流されて、 一場面切り取りの1本のみのアンソロ短編ならそれでよかったのかもしれないが、1冊でシリーズ埋めてしまうにはあまりに薄っぺらい理由と動機の肉付けが、ダラダラ感と魅力をより減らしていく作業にしか思えなかった結果です。 …