壱也さんのレビュー一覧

傲慢な貴族の甘い求愛 小説

柊平ハルモ  壱也 

ちょっと物足りないんですが・・・

柊平さんは一応作家買いだったんですが、特に一時休筆後は何とも微妙な作品が多くて(というかハッキリ言ってほぼハズレ)『もうこれ以上はいいかな・・・』と思っているのに、なんとなく惰性で買ってしまう(でも、最近はさすがに見送る作品も)。

冷静に考えると、ホントに好きで何度も読む作品は数少ないんですよね。決してキライな作家さんではないんですが。

そういうわけで、こちらも何故か買ってしまいまし…

1

新妻と獣な旦那さま 小説

柊平ハルモ  壱也 

健気で淫らで純粋純情な妻

大きなもふもふ感に触手ならぬ、木の根の絡みに最後までハラハラしてしまうような
獣姦はラストにあるのかとか、薬で乱され、ウブすぎて本当に真っ新な妻の可憐さに
萌えてしまうような、そして健気さと不憫さと芯の強さを感じさせる展開、
神さまの理不尽さも垣間見えて甘いだけでも終わらない、盛りだくさんなのに、
しっかりまとまっていて読みやすい作品。

隣国に攻め込まれ、神の血を引く皇族なのに危機に…

4

御曹司の婿取り 小説

高岡ミズミ  壱也 

ラブより御曹司の成長記

成金でラブホテルを複数経営する家の御曹司の基樹と元華族の家柄でありながら
没落して自宅や不動産まで差し押さえになって、自身を身売りするように姉と婚約した
建築士の葉室とのラブなのですが、ラブよりも基樹と父親との確執や、
基樹の成長していく過程の方が軸になっているような内容でしたね。

成金御曹司だけれど、自分の家柄にかなり自嘲しているような雰囲気です。
成金特有の傲慢さはないけれど、父…

3

御曹司の婿取り 小説

高岡ミズミ  壱也 

互いがお婿さんデス

この公式のあらすじを見て想像するお話と実際読むお話はきっとギャップがあると思います。
実際読んでみて、この煽るようなラストの一文「~ラブホテルで育む、禁断で禁忌の愛」間違ってはないけど、ちょっと~です。
お話としては、バブルの頃にラブホテル事業などで成功した成り金金持ちの家の目的もなくただ遊び呆けているような大学生の息子が、姉に優秀な婚約者が出来た事で自分の立場を危惧してポーズで父の仕事でバイ…

2

傲慢な貴族の甘い求愛 小説

柊平ハルモ  壱也 

もう1度初めから恋をしよう

舞台はイタリア、貴族の攻め様と自分に自信がない受け様との些細な切っ掛けで知り合い
惹かれ始めた矢先に誤解からすれ違ってしまう。
そして何もかもが分かった時に、後輩と贖罪とのはざまでもう1度始めから恋を
やり直すまでのラブストーリーでした。

受け様は長い片思いの相手の会社でパタンナーをしているが、その友人の頼みで
婚約者のウエディングドレスを飾る、イタリア貴族の門外不出のレースを求め

3

『溺愛シュガー』 『片恋シュガー』芳林堂書店限定書き下ろしペーパー グッズ

うんざりするほど甘やかしてます

タイトルに偽りなしの溺愛ぶりを見せつけてくれる食傷気味になる程        
甘い甘いショートの仕上がっていました。                    
絶対にこの二人ヤクザもんじゃないよぉ~~なんて叫びだしたくなるお話でした。
自立を目指して単発の1日だけのアルバイトに出かけた受け様。
初めて休日に受け様がいない事で仕事のメールをしながら気を紛らわす攻め様。
そして帰って来た受け…

0

片恋シュガー 小説

草川かおり  壱也 

ヤクザ設定なのにヤクザを全然感じない作品

ヤクザの跡取りの受け様とその組の兄弟組の幹部との任務から恋になる話。
ピンクや可愛いものが大好きで可愛い童顔の極道の一人息子が受け様なのですが
極道なんて微塵も感じない内容でしたね。
極道好きには物足りないことこの上なしの内容です。
無理に極道にしたんでは?なんて無粋なことまで考えてしまいました。

相手役の攻め様も・・・極道の幹部クラスなのにヤクザの匂いがしないのです。
ホントに設…

1

片恋シュガー 小説

草川かおり  壱也 

七色仮面の作者さん

この作者の草川かおりさん、一昨年のデビュー作品から読ませていただいていますが、最初が遊郭でしっとり切なさ満載の重めの作風で描かれて、それからちょっと痛い切ないもを含めながら段々ライトな作品が見られてきたのですが、今度のビープリ作品は、そのレーベルにぴったりな(?)とってもライトで可愛くて、思わず、えっ!?この作家さん?って思うくらいカラーが違っていてびっくりしました。
実にいろんな引き出しをもっ…

2

片恋シュガー 小説

草川かおり  壱也 

かわいいけど男前

この作品のポイントは、
受の光明が、ピンク好きのかわいいもの好きであるけれど、
組長の息子である様がちゃんとあるところだと思います。
ついついこういったパターンだと、あほっこ受が多いように思うのですが、
ちゃんとしてます(笑)

組長の息子としてそだってきた光明は、
地元では、敬遠されてしまうため、友達もできない。
なので、大学は地元から離れた(東京)場所で、一人暮らしを始めます。…

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秘せし華の求婚 小説

坂井朱生  壱也 

年の差


あらすじを読んだ時には、家事をしようとするさくらに彰宣が怒る理由は

可愛いさくらに怪我をさせたくない

とかいう理由かなあと想像していて溺愛過保護攻めかと期待してたんですが。

まさかの彰宣は結婚を義務と考えていたというパターンで…
無邪気に結婚と彰宣に憧れてわくわくしてるさくらとの温度差がすごかったですVbLO

それはそれで、最初から攻めが受けを好きなパターンよりも徐々に好きになっていくパターン...

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