湖水きよさんのレビュー一覧

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

華やかな世界にピュアな大人の恋がある。

凪良さんの作品は数冊読んでいましたが、その中でもトップクラスに好きな本。
いやーもっと早く読んでおけばよかった!

表紙裏の筋書きが、シビアそうに見えてシリアス系なのかと思っていたら、
ふたをあけたらコメディタッチ。
ちょっとヘタレだけど情熱的なデザイナー久保田(攻)と麗しきダメ人間の美山くん(受)のやりとりが、すごく面白いです。モデルや服飾の世界なので現代モノではあるのですが、華やかで…

3

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

もどかしい

うんうん。
良かった!
すれ違いなシーンは思わず泣いてしまったわけですが、
お互いにな部分が、すごく好き。
女々しいばかりの受じゃないんやで!
そんな後半がすごく良い。
皮肉屋の美山も最終可愛く見えるというな。
何だかんだ可愛いやつだと思うわけだ(ノ´∀`*)
スピンオフ読んでから思い起こすとこれまたいとおかし。

出会いから、二人が付き合い始めるまでの焦らし。
付き合い始め…

2

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

よかった!!

美山メインのスピンオフ。
面白かった。悶えた。
読み終わってよかったねと心から思った。

前回「365+1」で可愛くない言動が多かった美山。
ふたを開けてみればなんて愛しい。
育った環境、現実。
そう生きざるを得なかった。
そんな中出会ったのが久保田。
この久保田のキャラがすごく好き。
正直、前作ではそんなに冴えた男前のイメージじゃなかったのだが
今作の久保田がいい男過ぎた。…

3

一滴、もしくはたくさん 小説

沙野風結子  湖水きよ 

ラストのエロティックシーンのために。

派手ではないけど、特殊設定のファンタジーBL。最初はちょっと山岸凉子先生の「甕のぞきの色」的な設定のおはなしかな……? などと思い読み始めたのですが、結末には驚かされたというか、こう来たか!というか。

あそこにたどり着かせるための、あの設定、あの展開だとしたら、なかなかに潔くて素晴らしいな!などと思いました。
あの関係が本当に「愛」なのかどうかは分かりませんが、それはそれでありなのでしょう…

2

一滴、もしくはたくさん 小説

沙野風結子  湖水きよ 

一粒で二度おいしい(古くてゴメン)

沙野さんのお話を読む前はいつもワクワクします。ストーリーがきちんとしていて読ませるお話だというのと同時に、毎回何らかの(特殊な、と言って良いのか?良いような気がする)エロ描写にチャレンジしてくれるからです。まさに「商品も良し。おまけも良し」。

大流行の『枯れ人症候群』という病(欝の重いヤツという理解で私は読みました)を煩う人たちに、自分の水(「気」みたいなものと思います)を与えることで癒す『…

4

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

あったらいいな、の物語。

「365+1」のスピンオフ。あちらは「うん、わかるわかる」と思うところが多いタイプの作品ですが、こちらは、華やかなフィクションらしさ満載の作品。同じ世界できちんと繋がってはいるのだけど、全体の印象はだいぶ違います。

しかし、「フィクションらしい」とは言っても、荒唐無稽であり得ないほど突飛なストーリー展開というわけではありません。地に足はついていて、心理描写が丁寧。才能に恵まれた選ばれた人の物…

3

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

どっちの気持ちも覚えがあるよ。

またも凪良先生にやられたなー…!という感じ。自分にとってはもうすっかり忘れかけていたような、もしくは慣れきって麻痺してしまっているような焦燥感を思い出しました。

都会で自分の限界を感じ、でも虚勢を張ってしまう気持ち、そして如何ともしがたい理由はあったとは言え地元で燻りつつも、諦めることに慣れてしまうような気持ち。どちらも分かりすぎる。

自分が登場人物たちと同じ年代でこれを読んだとしたら…

2

一滴、もしくはたくさん 小説

沙野風結子  湖水きよ 

ちょっと変わった三角関係

作家買いです。沙野作品は設定がちょっとファンタジーというか特殊なものが多い気がしますが、こちらの作品もちょっと斬新な設定のお話。

ネタバレ含んでいます。苦手な方はご注意を。







主人公は不動産会社に勤務するリーマン・堤。彼視点でストーリーは展開していきます。
イケメンでガタイもよく、仕事面でも優秀であるというハイスペックな男性。

世間では「枯れ人症候群」とい…

5

nez[ネ] Your Lovely Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

ハラハラドキドキそしてキュンキュン

nez4巻。完結巻です。
千里の過去や鳥の思惑等色々分かるのですが、最初からハラハラしどおしで緊迫感が凄いです。
そして鳥から逃げる千里と、鷹目が千里を取り戻すために怪我をおして森を彷徨うシーンは胸が苦しくなります。
2人が再会した時は泣けました…。

そして、とうとう認めます!言葉にします!
鷹目の「おまえが一番大切だ」に、千里の「あんたが大好きだ」。
それからは千里のお口奉仕に顔…

1

nez[ネ] Smell and Memory 小説

榎田尤利  湖水きよ 

起承転結の『転』

nez3巻目。
2巻で不穏な空気が漂ってきてましたが、3巻は不穏さぷんぷん。
千里の嗅覚もおかしくなっちゃうし、過去に何があって今後どうなるー…で次巻です。
これから読む方は全巻揃えて読む事をお勧めします(笑)

そして、ラブ面はあまいのがきましたー!!
お互いまだ「好き」とは認めてないとはいえ、もう認めるのはあと一歩どころかあと半歩って感じ。
最後のエッチの後のいちゃつきはカップル…

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