松雪奈々さんのレビュー一覧

ぞっこん ~ある日バイクに迫られて~ 小説

松雪奈々  兼守美行 

擬人化精霊か付喪神か

擬人化の括りなのか付喪神系列なのか主人公である碧の特殊能力が引き起こした
コミカルラブはなかなか面白かったです。
作者のデビュー作が余りにもインパクトあり過ぎで新作をだしても1作目ほど~
などと失礼なことを思ったりもしてしまうが、今回のこのルビー作品はいいですね。

愛車のバイクが人の姿で現れ熱烈に好き好きアピールで迫り来る。
ありえない事態に遭遇しつつも、幼き日に似たような現象を体験…

5

ぞっこん ~ある日バイクに迫られて~ 小説

松雪奈々  兼守美行 

安定の松雪奈々作品

発売前から、「角川の擬人化BLが完全にヤバい」というネット記事を見ていて気になっていた一作。
読んでみて…そんなにヤバくはなかったです笑

読み始めて数ページでバイクに迫られ、「俺に跨がってください!」宣言が出るので少し面食らいましたが、その後は多少シュールな甘々BLでした。碧さんの気を引こうとしたり、ライバル(?)のフィッツに突っかかる隼が可愛く、人外とか置いといてガンバレ!となりました。…

4

ウサギの国のキュウリ 小説

松雪奈々  コウキ。 

カラスと亀がなぜ敵?

ウサギ王国シリーズ、前回の式神・ナス編に続いて登場は、式神・キュウリ編。
今回のキュウリ君は、人間界から降臨じゃなくって、海から漂着した有翼族。
亀族との戦いに敗れ、捕らわれて航海中に難破し、ウサギの島に流れ着きます。
今回は異世界ではなく、海の向こうの別の島の種族のようですが、異文化故のすれ違いでお話は進みます。
このシリーズの最大の特徴は、貞操観念が薄い絶倫ウサギ族なのに、異世界から来…

1

ウサギの国のナス 小説

松雪奈々  神田猫 

後光です

トンデモ設定のウサギの国第2弾。
今回迷い込んだのは美容師の卵、二十歳、童貞の那須君。
きれいにカラーの入った長めのウェーブヘアが、ウサギ族の皆さんには後光を背負った神様に見えるようで、、、

兎神の式神がナスとキュウリ!
ナスとキュウリって、あの、お盆のアレか?
それとも、形か?

このシリーズ、設定ありきのトンデモギャグ風味ではあるけれど、主人公である受け君が、ひたすら一途に愛…

2

ウサギの国のキュウリ 小説

松雪奈々  コウキ。 

笑いと萌をありがとう

シリーズ3作目も笑わせて頂きました!
今度の式神はお察しの通りのきゅうり様、でも今までと違うのは翼ありの人でした。
前作の2作はいわゆる普通の人間でしたが、今回の受けになる九里はウサギの国と
同じ時空間の離れた島の出身なので普通の人間と違って黒い翼を持っています。

でも翼はあるけれど飛べない鳥でしたね、それにウサギの国へ来る前は亀族と
戦をしていて、敗北の末に捕まり島流しになる途中で…

7

ウサギの国のキュウリ 小説

松雪奈々  コウキ。 

ほのぼの・えろーすワールド

ほのぼのしてるのに絶倫で貞操観念の低いウサギ族達のお話第3弾です。今回の受けは人間界の人ではなく鳥族の長の息子・羽根つきです。表紙の絵が巫女さんみたいで何とも可愛いです。

もう一人の式神(?)で前回色っぽかった那須のえろーすな場面の文と挿し絵も見られるのでお得です。今回のカップルは運命の人同士というか最初から両想いだったのに、ずっとすれ違いでなかなかうまくいかないのでもどかしいです。

4

ウサギの国のキュウリ 小説

松雪奈々  コウキ。 

二匹目ならぬ三匹目のドジョウは……、いやいやウサギか?

お次はキュウリ!って思った皆さん。
はい、やってきました九里(キュウリ)さん。
今度は羽が生えています。


『ウサギの王国』『ウサギの国のナス』と続いて3作目。
今回ウサギの国に現れしは、普通の人間ではなく
背中に翼が生えている鳥族の九里くん。
元の世界では、一族の長として仲間を率いて戦っていたのだけれど
戦い破れて島流しになる途中で難破し、何故か気がついたらこちらに……

5

潜入捜査~美しく淫らな男たち~ 小説

松雪奈々  緒田涼歌 

軽く読める面白さ

非常に読みやすいスパイもので日本の警視庁公安部に所属する新人マサと
CIAの捜査官カルロとの日本版軽いスパイ大作戦のようなお話です。
受けになるマサの両親に関する事件はシリアスだけれどカルロのイタリア男も
顔負けみたいな明るいテンションが全体的に明るくしています。

そして真面目な公安捜査官のマサがトラブルに巻き込まれカルロを助けるために
凶悪犯も真っ青になるくらい豹変するのもスカッと…

3

ウサギの王国 小説

松雪奈々  元ハルヒラ 

尻尾ないんだ・・・。

設定はおもしろいし、松雪さんの文章はコメディチックで読んでいて楽しいのですが、イマイチ萌えきれなかったです。
というのも、童貞攻めにこそ最大限の萌えを見出す私のやっかいな性癖にこそ問題があって、この本が悪いのでは決してないのです。

うさ耳攻め、萌えます。
乳首ないとか(笑)、萌えます。
なんかちょっと人間の常識とずれてる・・・、萌えます。
ただ、性に奔放なのだけがアウトなんです。

0

ウサギの国のナス 小説

松雪奈々  神田猫 

不思議の国のコメディ

前作は未読でしたが、面白かったです。

まず、設定が素晴らしい。
不思議の国のアリスのナンセンスな世界観に、BL、日本風味、異世界風味、えろーす風味で味付け。
結果、すっかり別物ですが(笑)ニヤニヤ楽しい作品になってます。
ツボにはまると、ニヤニヤ通り越してグハッってなるので、外で読むときにはご注意を。
私はそうなって、一人焦りました…。

勇輝(受け)の一人称で物語は進みます。

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