SHOOWAさんのレビュー一覧

ジンと猫は呼ぶと来ない コミック

SHOOWA 

どれも続きが気になる終わり

本作は「向日性のとびら」のスピンオフで、作中の脇役だったマリとジンが主人公です。
SHOOWAさんの作風は好きなのですが、黒髪同士の描き分けが今回はちょっと見にくくて、どっちが誰なのか判別つきにくい部分があったものの、それでも引き込まれる気だるい感が魅力です。

題名の『ジンと猫は呼ぶとこない』これは句読点を”猫は”の後ろに付けるとわかりやすいです。
要はジンはそんな奴なんですよ。
前作…

7

ジンと猫は呼ぶと来ない コミック

SHOOWA 

BL未満だからこそ描ける痛さ、輝き。

全作、きちんとした終わりが見えるお話ではありませんでした。
でも、その後どうなったの?!というドキドキ感と、独特のやるせなさが癖になりそうな作品です。
SHOOWAさんは最近いろんな雑誌で見かけ好きになったんですが、実はコミックスは初めて買いました。
すごくシリアスな話が多かったですが、以前の作品とのリンク作も多いようなので、既刊も集めようと思います。

『ジンと猫は呼ぶと来ない』
前…

7

向日性のとびら コミック

SHOOWA 

ストーリーは複雑でも伝わってくるものはとてもシンプル

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
帯とあらすじ通りのボーイズラブの萌えを期待して読むと、思わぬ話の展開に??となるかもしれません。というかなりました。
切り取ったように場面を挿入したり、後になって意味をもつエピソードを先にさりげなくちりばめたり…先のレビューでおっしゃっているように題材もさることながらとても映画的なコマ運びに、一瞬BL漫画なんだと忘れそうになりました。
そしてネタバレせず…

12

向日性のとびら コミック

SHOOWA 

映画的であること、即ちメタファーを多様する意図についての省察

本作品は、極めて映画的な構成の作品だと思われる。
否、漫画でも小説でもこの手の手法が駆使された作品は多いのかもしれないが、私の個人体験では映画が一番しっくりくる。
即ち、メタファーがそこかしこにあるゆる場面で潜まれていて、全てを開示/解釈するのは高等な“読み”のテクニックを有する作品である。
というか、はっきり言って困難である。
だが逆に言えば、“読み”の可能性が残されていること、常に読者…

7

NON Tea Room コミック

SHOOWA 

キャラクターの書き分け

今回のメイン二人は白×白でちょっと見にくいな~という難を抜いてはすごく面白かったです。
お互い別のバンドを組んでて、でも年も趣味もあって仲良くなるのに時間はかからなかった。
連次は同じバンドの男が好きだ。
ケンタはそれを見ていて知っていた。それでもいい。
変わりでもいいと初めて思った。思えば気持ちは強くなり~な感じな話ですか。
絵的には正直そんなに好みじゃないのですが、ショーワ先生の作品…

4

Nobody knows コミック

SHOOWA 

凄い作家さん見つけたw

人肌の感覚、人工チップを組み込まれた人語を喋る人形。
金持ちの間でしかお目にかかれない~な人形のメンテナンスをするのが二人の仕事。(↑性的な人形)。
お互いに詮索をしない。仕事のことは必ず他言してはいけない。
無口で感情をあまり表現しないススムの優しい指先に魅せられた。
そんなススムは「生身の人間としてみたい」と、唐突に言った。

そんな話ですね。
後にわかる話、実はススムは人工知能…

7

向日性のとびら コミック

SHOOWA 

一途な想い

事件もなく、不満もなく暮らしていたであろうシスの元に、兄の死と共に兄の養子だと言う甥カイがやってくる。
あまり良い印象ではなかった兄の一途な想い。
カイがシスへ向けるどうしようもない想い。意図が全く分からなかったカイの一途さに涙が出ました。

少しずつ種明かしされていく彼らの過去に、何気ないあのコマはそういう意味だったのか!!と納得。
2回目読んでまた涙、涙w

兄が設定したパスワードは、簡単か…

3

向日性のとびら コミック

SHOOWA 

ウンコ ザ サード

SHOOWAというと少々癖があって読みにくいという印象があったので、個人的には無意識に避けていたかもしれない作家に入る。
それは何度か読んでいる内にやっと言いたいことが伝わってくるという、読者の感性と読解力が試される作家じゃないのかな?と私は勝手に思っているんだけども。

舞台は欧州。
実はこの時点で(カタカナ苦手な)私は挫折しそうになったんだけども、頑張って2度読んでみて良かった・・・と…

6

向日性のとびら コミック

SHOOWA 

なぜこのタイトルなのか、意味がわからない(_ _。)

SFチックな長編サスペンスだった。

SHOOWAさんの作品は,Nobody knows の頃から、SF寄りの作品ではあったけど、そこへ、FBIだのCIAだのも絡んで、なかなか手広い。
ネタばれしてしまうと、おもしろさが半減どころじゃすまないので、内容については書けることがほとんどない。
それでも、
カイがシスを見上げる時の、表情の切なさが何ともいえずにイイ
離れてしまってから、シスが…

4

向日性のとびら コミック

SHOOWA 

微妙にSF

あとがきにあるように、はしょった部分が入っていてくれればもう少し分かりやすくなったと思うので、評価も上げられると思うのですが、途中で時々分かりづらくなる部分があったので、中立評価です。
特にジンの存在が(最初から最後まで出てきているのに)未だによく分からない・・・

お話の概要を書こうと思うとほとんどネタバレしなければならないような、人間も背景も複雑に絡み合ったストーリーなので、どうしましょ…

5
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