テクノサマタさんのレビュー一覧

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

朝丘さんの独特な雰囲気に浸る

今まで読んだ記憶喪失ものって、記憶が最後には戻るっていう展開だったんですが、これは違った~!
だから、あめちゃんの存在意義を考えてしまうとちょっと悲しい・・・
でもその悲しみを超えて、2人の幸せがあると信じたい!

先生が特殊なキャラや言葉遣いが、最初はなじめるかな?と不安だったのですが、先生視点になったときは、もう愛しくて愛しくてしょうがありませんでした。
2人は、このままず~っとほの…

3

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

不器用で純粋な二人

風変わりな予備校講師・能登とその教え子の高校生・千歳のお話です。

能登は頭はいいけれどいまひとつ社会適応性に欠ける大人で、千歳の方はごく一般的な高校生とは思えないくらい純粋無垢でいい子です。
いつになく自分とコミュニケーションが成り立つ千歳のことが好きになってしまった能登は、いかに自分が千歳を必要としているか、どれだけ愛しているか、などを独特な口調で事あるごとに訴えます。
千歳のほうも戸…

3

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番外SSが集まって、ルチルファンには嬉しい

素晴らしい作家さん、漫画家さんの既刊本の番外SSを集めた全サ。
全ての文庫を読んでいないので、SSも読んだものだけ読みました。
episodo Ⅰ&Ⅱ after...(薔薇とライオン):ヤマダサクラコ
 「薔薇とライオン」1巻で出てきた、2つのエピソードの当て馬同士がいい感じになっていくという話。まさか、そんな展開になるとは、とちょっと驚き。総ホモ集団になってます。

乱入者と星の…

2

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

なんでもない日常に涙

すばらしい作品です。
あらすじからして泣けそうだと予想はしていたのですが……
辛かった;w;
胸が痛くてたまらなかった。

普通のことがどれだけ大切か、恋人と一緒にいれる奇跡。それを実感する作品でした。

※ここからネタばれ

あめちゃんに忘れた能登先生の気持ちが痛いほど伝わってきて、涙ボロボロでした。
たった数カ月まえまで恋人だったのに、一瞬で他人へ。
二人で培ってきた時間…

5

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

いぶかしまずに、素直に受け入れてあげたい

浅丘さんの描く登場人物はどこか人間として欠けている人が主人公なことが多いと思う。
今回も、T大を出ながらも人づきあいの全くできない、人に関心のない予備校教師が主人公として登場している。
そういう点で、彼を受け入れることができればとても感動的な話であるし、受け入れることができなければ、キレイなおとぎ話で終わってしまうだろう。
絶対ありえないことだろうけれど、自分はあえて受け入れたい!
彼が、…

9

草の冠 星の冠(2) コミック

テクノサマタ 

1・2巻はオススメ。

季節や植物が擬人化されている作品。
「飼猫柳」が本当に素敵なおとぎ話で、絵本のようで好きです。
全部の巻通しても2巻が特にまとまってて一番良いです。

切なさとかわいらしさが詰まっていて好きだったのですが、3巻以降はなんかドンヨリ暗くて滅入ってしまうほどで、読まなくなってしまいました。
残念。

3

草の冠 星の冠(2) コミック

テクノサマタ 

キュンとせつない。

季節や植物が擬人化?してるシリーズものの第2巻。
何故か2巻だけ読んでみました。
いや、気になるお話が入ってたのがこの巻だったので。
シリーズものではありますが、それぞれに読んでも問題ないと思います。
2巻に載ってる話は2巻だけで完結してるので大丈夫。

「不断梅花」
梅の精が守る家。
そこに春までの間住む男がやってくるのだが…。

すごく癒される感じのほっこりするお話だなぁ。…

1

草の冠 星の冠(1) コミック

テクノサマタ 

割と永遠に近い存在、でも儚いもの

このシリーズは植物、春夏秋冬が人になっています。でも妖精みたいなものだと思います。人間との交流もあり、季節との交流もあります。

人間と妖精の場合、お互いに触ることができなかったり、人間は年を取ってしまうけど妖精は少年の姿のままだったり…
どこか切なさが漂っています。

ほんわか+切ない。粗めのトーンが多様されていて、画面がキラキラしています。ポップ?でも普通のキラキラ系と違うのは、主線…

1

夏服 小説

杉原理生  テクノサマタ 

キュンキュンしました

うはー、面白かったー。
高校生同士の「普通の恋」にキュンキュンしました。
物語そのものはとても地味です。特別大きな事件は起きないし、分かりやすい当て馬も登場しない。でもそれがイイ。
杉原さん特有の流れるような優しい文体で綴られる「普通の恋」に引き込まれました。
同棲中の彼氏と喧嘩してしまった大学四年生の受けが、攻めと出会い、片思いし、そして付き合いはじめた六年前を回想するという構成。
主役二人の輪…

3

夏服 小説

杉原理生  テクノサマタ 

最後まで読めませんでした

リクルート活動中の受けが
ちょっとしたすれ違いで
同棲している恋人と気まずくなって
高校時代の出会いに思いをはせるお話。

年のせいか、
「そんなことでいちいち拗ねるのはよせ~!」
というエピソードてんこもりで
とうとう最後までたどり着けずリタイアしてしまいました。

や、多分、自分の年のせいなので中立評価に(滝汗)

受けの子、めっちゃウザかった(失礼)ですが
同棲中の…

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