テクノサマタさんのレビュー一覧

プライスレス・ライフ~幸せは貧乏神とやってくる~ 小説

雨月夜道  テクノサマタ 

可愛い貧乏神はいかがですか?

雨月先生の2作品め、とても楽しみにしていて、かなり自分の中のハードルが上がっていたはずなのに、只今二マニマしています。
前作の言葉選びにツボった様に、本作も素晴らしい作品でしたv

今回のキャラも相当面白くて、貧乏神とプロボクサーのストイック青年のファンタジーなのですが、加えて、社会風刺したの?(笑)とリアルモノにも思えました。
雨月先生が人物に語らせる言葉に「あっ!Σ(゜o゜)」と考えさ…

5

プライスレス・ライフ~幸せは貧乏神とやってくる~ 小説

雨月夜道  テクノサマタ 

お金より大事なモノ

10年発売の初単行本『恋愛小説は書けない』が滅茶面白くてお気に入りだったのですが、一体いつ新刊が出るんだろう?と待ちに待った1冊です!
と思いきや、このお話は新人賞をとった作品に加筆修正と書下ろしを加えた1冊なんだそうです。
それにしても、このお話も見事ツボりましたよ♪
ボクシングバカのボクサーとトラウマ持ちの貧乏神の組み合わせ。
最近だと永井三郎さんの貧福が萌えた『珍神』、秀良子さんの短…

7

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

やさしい人。

最初、丁寧すぎる話し方にちょっと馴染めなかったけど(藤たまきさんを初めて読んだときのように)、慣れると心地いい。
そして後半ボロボロ泣いた。
優しすぎるのも、考えものだわ(笑)。
もう絶対離さないぞ!という気概で、ベタベタに甘えまくったらいいと思います。

4

君に降る光、注ぐ花 小説

神奈木智  テクノサマタ 

なんともいえない甘酸っぱい余韻

「純愛」という言葉がぴったりの2編でした。なんとも甘酸っぱいお話です。
この本の構成は『君に降る光、注ぐ花』、そのスピンオフのような存在の『悲しい気持ち』そして君に降る~の後日談で悲しい気持ちの後日談でもある『君を見つけた日』の3編が収録されています。2編に出てくるカップルは別カップルですが、君を見つけた日で時間軸がピタッとあい、市営プールという場所がキープレイスになっていて上手く仕上げたなとい…

1

君に降る光、注ぐ花 小説

神奈木智  テクノサマタ 

レモンスカッシュの甘酸っぱさとほろ苦さ

03年発売の『恋の棲む場所』の新装版です。
旧版には、表題の二人のその後の詳しい描写がなかったということで、書き下ろしで【君を見つけた日】という短編がついています。

BLにおける高校二年生=17歳って、すごく大事な年齢な気がするんです。
これから待ってる色々な現実に大人にならなければならない面と、まだ子供でいたい面のせめぎ合う時。
そんなときに出会う恋、つきつけられた現実。
それに選…

2

君に降る光、注ぐ花 小説

神奈木智  テクノサマタ 

10代のキラキラ感と切なさ

10年前、一昔前の作品なのですが古さを感じさせない10代の恋する煌めきと
恋する故の切なさが同居しているようなストーリー。
旧版は、「恋の棲む場所」と題して2編の作品が収録されていたのですが、
今作は、その2編のうちの表題作をタイトルにしての再販版でイラストも円陣闇丸さんから
テクノサマタさんに変わっているのですが、作品素敵な程マッチしている気がします。

表題の君に降る光、注ぐ花は、…

1

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

読み返したい作品

読み終わって、もう一回読みたいなぁと思った作品でした。
こちらで評判が良かったので、読んだのですが、思っていたのとはなんだか違う雰囲気でした。けど、絵ともとっても合っていて、見ていてじわぁっとなにかがこみ上げてきました。
特別、感情が動かされるって感じは無かったのですが、最後の方は先生の心情を考えると何かどうしようもなく思い、ポロポロと知らず知らずのうちに泣いてました。
まるで、そうなるのが…

2

夏服 小説

杉原理生  テクノサマタ 

なんだ!この乙女は

ぐはっ うげっ。
またもや やってしもうた!!
激甘 そうとうくどいです。
爽やか青春ストーリー。
あまりにも眩しくて こんなに腐っていてごめんなさいね。
私 美しい心をどこかに置き忘れてしまったの。
高校生の時代もあったのにねえ・・・。
遠い目をしながら青春について考える。
が 思い出せなかった・・・。
攻めも受けも乙女ちゃん。
ラブラブきゅんきゅんやってます。
イラストが…

2

夏服 小説

杉原理生  テクノサマタ 

青春

やっぱり杉原さんの作品好きだな~としみじみ感じました。
大号泣の感動作!という作品ではないのですが、読んでいる間は自然と涙が流れていました。多分、結構泣いていたと思います。
あとこの作品の雰囲気がたまりません。思わず自転車で学校に行きたくなる。夏の風景を思い描きながら読み耽ってしまいました。

夏服…表題作です。切なくて、甘酸っぱくて、まさに青春。とにかく言葉で言い表せない位良かったです。…

3

憂える姫の恋のとまどい 小説

黒崎あつし  テクノサマタ 

ギリギリ良かった

黒崎さんは結構好きな作家さんで、
「悩める秘書の夜のお仕事」が何とも好きで何度も読んでおり、
リンク作品ということで、この作品がずっと気になっていました。
ただ、なんかお稚児さん?的なお話に思えてしまい、
なかなか手が出せませんでした。

祖母に売られた朔と買ったヴィクトルのお話。
買われたというお話なので、読みながら、
「朔がお人形さんのような存在で、意思のないお稚児さんものだっ…

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