テクノサマタさんのレビュー一覧

君に降る光、注ぐ花 小説

神奈木智  テクノサマタ 

10代のキラキラ感と切なさ

10年前、一昔前の作品なのですが古さを感じさせない10代の恋する煌めきと
恋する故の切なさが同居しているようなストーリー。
旧版は、「恋の棲む場所」と題して2編の作品が収録されていたのですが、
今作は、その2編のうちの表題作をタイトルにしての再販版でイラストも円陣闇丸さんから
テクノサマタさんに変わっているのですが、作品素敵な程マッチしている気がします。

表題の君に降る光、注ぐ花は、…

1

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

読み返したい作品

読み終わって、もう一回読みたいなぁと思った作品でした。
こちらで評判が良かったので、読んだのですが、思っていたのとはなんだか違う雰囲気でした。けど、絵ともとっても合っていて、見ていてじわぁっとなにかがこみ上げてきました。
特別、感情が動かされるって感じは無かったのですが、最後の方は先生の心情を考えると何かどうしようもなく思い、ポロポロと知らず知らずのうちに泣いてました。
まるで、そうなるのが…

2

夏服 小説

杉原理生  テクノサマタ 

なんだ!この乙女は

ぐはっ うげっ。
またもや やってしもうた!!
激甘 そうとうくどいです。
爽やか青春ストーリー。
あまりにも眩しくて こんなに腐っていてごめんなさいね。
私 美しい心をどこかに置き忘れてしまったの。
高校生の時代もあったのにねえ・・・。
遠い目をしながら青春について考える。
が 思い出せなかった・・・。
攻めも受けも乙女ちゃん。
ラブラブきゅんきゅんやってます。
イラストが…

2

夏服 小説

杉原理生  テクノサマタ 

青春

やっぱり杉原さんの作品好きだな~としみじみ感じました。
大号泣の感動作!という作品ではないのですが、読んでいる間は自然と涙が流れていました。多分、結構泣いていたと思います。
あとこの作品の雰囲気がたまりません。思わず自転車で学校に行きたくなる。夏の風景を思い描きながら読み耽ってしまいました。

夏服…表題作です。切なくて、甘酸っぱくて、まさに青春。とにかく言葉で言い表せない位良かったです。…

3

憂える姫の恋のとまどい 小説

黒崎あつし  テクノサマタ 

ギリギリ良かった

黒崎さんは結構好きな作家さんで、
「悩める秘書の夜のお仕事」が何とも好きで何度も読んでおり、
リンク作品ということで、この作品がずっと気になっていました。
ただ、なんかお稚児さん?的なお話に思えてしまい、
なかなか手が出せませんでした。

祖母に売られた朔と買ったヴィクトルのお話。
買われたというお話なので、読みながら、
「朔がお人形さんのような存在で、意思のないお稚児さんものだっ…

0

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

タイトルの意味

正直な感想は、もう一つ。もう一歩。あと一つの何かが・・・
と、想う部分が大半だったんですが、
なににしても、最後の最後、結局のところ「あめちゃん」は・・というのが
切なくて、しこりが残ってしまい増し亜t。
かといって、もういちど頭をぶつけてもとに戻るというご都合主義じゃなかったのだけが救いなのかなと思ってみたり。

少し前、大いに話題に上っていた作品。
一度は読んでみたいとずっと思っ…

3

夏服 小説

杉原理生  テクノサマタ 

可愛いと言うべきか?

就職活動中の茅原は、高校時代の一年上の先輩と同棲している。
話は彼が先輩と喧嘩をしたところから始まり、二人が出会った高校時代への回想へと進む。

制服の白いシャツ、自転車、ドキドキする思い、軽いスキンシップに動揺する様、
そんな初々しい情景が、茅原の視点で綴られる。
先輩が茅原をいじったり可愛がったりする様子も微笑ましい。

あ~、しかし。
私はこれは好きになれませんでした。
何…

5

憂える姫の恋のとまどい 小説

黒崎あつし  テクノサマタ 

かぐや姫ですか・・・

黒崎さんらしい作品でした。ただし、私のあまり好みじゃないタイプの。決して悪くはなかったんですが、ストレートに『よかった!』というのもなぁ、という感じでしょうか。

黒崎さん、基本的には好き作家さんなんですが、ときどき『う~ん・・・』というのがあるんです。大抵はキャラクターなんですが。

スピンオフ元の『悩める秘書の夜のお仕事』が、私は攻のキャラクターがまるっきりダメだったので(ストーリーや…

1

憂える姫の恋のとまどい 小説

黒崎あつし  テクノサマタ 

かぐや姫が月に帰った時にホントの恋が始まる

前作の「悩める秘書の夜のお仕事」のスピンオフ作で、書下ろし短編には前作の二人の
甘々な休日も読める2倍のお楽しみ作品です。

前作の受け様を誘っていたヴィクトルが攻め様で登場しているのですが、攻め様が
可愛そうな日本人の子供を助ける事からお話は始まります。
相手役が14歳の朔で、とても複雑な家庭環境で育っている男の子なのです。
祖父からは多情で淫乱な母親が誰の子供か分からない受け様を身…

5

悩める秘書の夜のお仕事 小説

黒崎あつし  テクノサマタ 

ダメ男、ここにあり・・・

仁志(攻)がダメダメすぎました。『悪い(酷い)男』っていうよりもただ『ダメ(アホ)な男』だとしか思えません。幼稚で自分勝手で、コイツのどこがいいんだか全く理解不能です。思いこみ激しすぎて引きましたよ。
『初恋のあの子』が聡巳だってわかった途端に手のひら返すところが、秘書として接する中で見て来た聡巳を、『初恋のあの子』で綺麗に上書きしちゃった感じで、ホントの聡巳を見てるのか!?見る気あるのか!?と…

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