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杉原理生 テクノサマタ
御影
ネタバレ
朋紀は、就職活動真っ直中に、その上恋人とけんかしてしまい、今ひとつしっくりこない日々を送っています。朝の電車の中で、高校生を見た時から、朋紀の恋人である先輩との回想が始まります。 毎朝コンビニで見かけた先輩、本気で会えなくなると心配した日々、そして、後ろからずっと見つめていた背中、そして先輩の卒業…。 朋紀と、先輩で恋人でもある俊一は、もしかしたら倦怠期だったのかななんて思っ…
朝丘戻 テクノサマタ
大学受験を控えた高校生のあめちゃんは、あまり乗り気ではないまま予備校に通うのです。 その予備校であめちゃんは、だらしない格好で、すべてが先生らしくない先生、能登と出会うのです。 人に叱られたことが嬉しい、千円ぴったりのレシート、他人への嫉妬、あめちゃん飲みかけの野菜ジュースを飲んでしまう、「ちゅうちゅうしようね!」という大胆すぎる告白、そして太巻き…。ともかく、子供のような「先生」に…
雨月夜道 テクノサマタ
Rutskin
素直になれなくてツンデレ発言を繰り返すビンと名づけられた貧乏神。 昔の男(?)が忘れられなくて、傷つくのがこわくて、傷つけるのが嫌で、卑屈。 ビンは人間を、「貧乏」であるか「裕福」であるか、でしか幸せを測れなくなっていて、 プロボクサーのイチと出逢い、その生き方に触れることで、価値観を変えていきます。 そもそも神様のビンがなんでイチには見えたのかな?とか、 ところどころ、(つくりが)…
松前侑里 テクノサマタ
nekonyanko
幼馴染、同級生系が大好きな為、本後ろのあらすじで判断し買うことがあります この作品はそれでした。 幼馴染を好きで、片思いと思っていたら 両想いだった。 付き合いますが、別れる 恋と気付かず悩んでいた時々から 気にかけてくれた先輩を好きになってしまう 結局は先輩と付き合うでラストなのだと。 久しぶりに嫌な気持ちになりまくった 作品でした。 三角系統は嫌いです。…
雪代鞠絵 テクノサマタ
kirara
なんというか・・・雪代さんの不幸・不遇で健気過ぎる受は好きなはずなんですが、悠(受)はちょっとその不遇さの背景について行けなかったんですよ。 耐え忍ぶ受そのものは一向に構わないどころかむしろ好きなんですが、その方向性が好みじゃなかったんですね。ここはただ耐えるところじゃないだろうと思ってしまったので、悠にそれ以上共感できませんでした。 浅羽(攻)は、もっと達観した大人なのかと思って…
Krovopizza
『恋愛小説は書けない』が非常に面白かった雨月先生の二作目。 あらすじを見たときは、貧乏神受けって未知数だったのですが、初っ端から飛ばしてて安心感抜群でしたw 攻め受けともに登場時からすごくキャラが立っていて、ちょっとした脇キャラの台詞の端々まで面白かったです♪ 前回ほど性格的にぶっ飛んだキャラはいなくて、そういう意味ではテンション低めですが。日常を丁寧に描いたほのぼの路線で少ししんみりする…
marun
貧乏神が主役のファンタジー、福の神になりたいと願っていた貧乏神が神様なのに どこか意固地でトラウマ持ち、更に人間を怖いと思ってる節もある。 神様にしてはやけに可愛いのが萌える貧乏神のビンちゃん、座敷童の雰囲気もあるかもと 微笑ましい感じもするのですが、何故皆に嫌われる貧乏神なのかとちょっとグレ気味で 相手を貧乏にする事に罪悪感もあって相手の富を糧にしてるのに優しいからいつも飢えてる。 そ…
橘盾
雨月先生の2作品め、とても楽しみにしていて、かなり自分の中のハードルが上がっていたはずなのに、只今二マニマしています。 前作の言葉選びにツボった様に、本作も素晴らしい作品でしたv 今回のキャラも相当面白くて、貧乏神とプロボクサーのストイック青年のファンタジーなのですが、加えて、社会風刺したの?(笑)とリアルモノにも思えました。 雨月先生が人物に語らせる言葉に「あっ!Σ(゜o゜)」と考えさ…
茶鬼
10年発売の初単行本『恋愛小説は書けない』が滅茶面白くてお気に入りだったのですが、一体いつ新刊が出るんだろう?と待ちに待った1冊です! と思いきや、このお話は新人賞をとった作品に加筆修正と書下ろしを加えた1冊なんだそうです。 それにしても、このお話も見事ツボりましたよ♪ ボクシングバカのボクサーとトラウマ持ちの貧乏神の組み合わせ。 最近だと永井三郎さんの貧福が萌えた『珍神』、秀良子さんの短…
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最初、丁寧すぎる話し方にちょっと馴染めなかったけど(藤たまきさんを初めて読んだときのように)、慣れると心地いい。 そして後半ボロボロ泣いた。 優しすぎるのも、考えものだわ(笑)。 もう絶対離さないぞ!という気概で、ベタベタに甘えまくったらいいと思います。