日野ガラスさんのレビュー一覧

花園の記憶 コミック

日野ガラス 

ハートにグッときました。

読みはじめはヤンデレ狂気ものかと思って読み進めると、
次第にそんな生易しい執着や妄執とは違っていると感じてきます。
出会いはかなり唐突、作家ながら、処女作後に過去の出来事がわだかまりとなって
作品を仕上げる事が出来ず、多様な書き物業をすることでその日暮らし。
なじみのバーで飲んでいる時に出会ったクリスと言う若者と意気投合し
酒の勢いとその場のノリで、クリスからプロポーズされ、軽はずみに左…

10

青年は愛を乞う コミック

日野ガラス 

男の子はかわいいな

親友の事が好き
はっきりと自覚をしてしまっている。
女になりたいのではなく
男に愛されたい。

自分のそんな感情を中学時代に気がついた。その後はそれをひたすら隠すべく誰にでも平等に接することを意識して過ごす。

好きで好きでたまらない。
親友という立場。
葛藤。
王道パターンですが
大好きな設定です。

定番のあれこれも多くありましたが、おお!!いいなと思えたのは

1

フェティッシュ コミック

日野ガラス 

はかなげな表紙

表紙買いしました
表紙の印象と中のイラストはかなりギャップがありましたが
途中で読むのをやめずによめました

線の細い弱い女性的な男性
二人とも・・・そんな印象でした
どちらかが強いということは感じず
でしたが、ちょっと黒い・・・暗い
重苦しい何かがひっかかりました

同級生から服を脱ぐように言われるシーンは
胸が苦しくなりました
LOVEをよみたいので
この手のブラック…

0

夕陽に及ぶ コミック

日野ガラス 

夕陽にあてられる

 高校に赴任してきたばかりの芳塚は、不登校の小野崎の面倒を見ることになります。いきなり問題を押しつけられた感の否めない芳塚は、仕方なく小野崎との面談に望みます。別にたいした話をしたわけでもないのに、次の日から登校するようになった小野崎。何度も面談と称しながらとりとめのない話をする二人ですが、芳塚は、小野崎にキスをしてしまうのです。
 教師と生徒、現実の中で生きるものとして、決して手放しで認めるこ…

1

秋のリンクスフェア2012書き下ろし小冊子「魔獣に魅入られた妖精」&「笑えない話」 グッズ

何よりも愛してる

「魔獣に魅入られた妖精」から「ずっとこのまま」
超能力を持っている受け様と受け様に出会う前まで己の身の内の獣に悩み
誰にも心を開けなかった攻め様との本編後のラブラブな日々です。
甘い二人を堪能して下さいみたいな、番外編らしいお話です。

「笑えない話」から「夏らしい話」
攻め様と受け様&川野に杉原で夏のバカンスとしゃれ込んで海で遊んでるお話。
主役ふたりと言うより、川野と杉原のテンシ…

1

夕陽に及ぶ コミック

日野ガラス 

ブラコンの卒業

前作『恋愛軌道』にあった【レッドライン】に登場した超ブラコンの弟怜二のお話。
ちょっとコミカルな雰囲気がしていましたが、その執着はものすごく深そうでしたので、一体どんな展開に?と思えば意外にも!
題名の如くいつもの日野ガラスさんらしい切なさを演出しながら、
それでも、攻めとなる学校教師が、ちょっとポワワンとした雰囲気の人であったため、かなりソフトな仕上がりになっていたような気がします。

3

魔獣に魅入られた妖精 小説

水島忍  日野ガラス 

超能力者のそれぞれの愛と救い

透視能力と微弱ながら人間以外の生き物とのテレパシーの交信が出来る受け様は
その能力故に、長い間研究施設に監禁されるように暮らしていたのですが
ある日、部屋に置いてある緑の植物たちに、助けが来たと教えられて
現れた人は研究施設に新たにスポンサーになるかも知れない人攻め様で・・・

初めて会った攻め様に、受け様は人間には通じた事がないテレパシーで
助けを願うのです。
そして、攻め様はその…

2

青年は愛を乞う コミック

日野ガラス 

切ないけど幸せ

表題の『青年は愛を乞う』が切なくて切なくて...涙

男の人に愛されたい
けれど自分は男だから、絶対にこの気持ちを知られてはいけない
自分は醜いのだから...

ずっと自分の気持ちを隠してきた主人公。
でもある時ずっとひた隠しにしてきた想いがこぼれてしまい...

攻も超いい奴で、最後幸せになれて本当よかったと思いました。


一緒に収録されている『彼方の恋』も、同じように…

3

青年は愛を乞う コミック

日野ガラス 

交差する想いが辿り着くその先

青年は愛を乞う、というタイトルが全てを物語っているように思います。帯「ただ、俺はお前に愛されたい」この言葉にも、何か惹き付けられるものがありました。ストレートだけど深みのある言葉ですよね。まるで水彩画のような美しい表紙も魅力的です。

他のレビュアーさんもおっしゃっていた通り、作者さんの名前のごとくガラス細工のような1冊でした。2つのお話が収録されていましたが、私はとにかく表題作をおススメしま…

2

恋愛軌道 コミック

日野ガラス 

適度な長さの作品です

お話的には、やっぱりこの位の長さがあった方がいい。

表題作は、エピローグ+前・後編+プロローグ。
時間的には7年くらいの年月の話。
でも、物語的には、出会いと、恋人になって初エチのふた山。
物語の核が少ない分、そこはしっかりかいてある。
エチシーンも、がんばって、たくさんページを費やしている。
ただ、これだけ丁寧に、ページを費やして書き込んでいる割には、萌が燃え上がってこない。

0
PAGE TOP