日野ガラスさんのレビュー一覧

溺れる瞳 コミック

日野ガラス 

どのお話も面白かった!

BLコミックを読み始めた頃に買った1冊。
本棚整理しなきゃなぁといつも手に取るんですが、やっぱり手元に置いておきたいと思い、ずっと手元に残ってます。
今も再読してみたけど、やっぱり面白かった。
同じお店で働く売り専の男の子3人のお話、
三者三様のお話でどれも違ってて、1冊丸ごと楽しめます。

「溺れる瞳」
2話構成で1話目が売り専側のアキ、2話目がお客の充側からのお話。
自分のセク…

2

青年は愛を乞う コミック

日野ガラス 

雰囲気がよい

同級生同士の恋。
男性に愛されたい願望を持つ楓は、普段は明るく人気があるのに心の奥では病んだ悩みを抱えています。
同級生の奥田に恋をしていて、それに苦しむ様子や過去のトラウマは痛々しかったです。

でもこのお話、途中で攻めの奥田の視点に切り替わり、奥田も楓に好意があることが早い段階で分かるので報われない恋がせつないお話…という印象でもなかった。どちらかというと割と幸せなお話なんじゃないかと…

1

覇者の情人 小説

あさひ木葉  日野ガラス 

二人の『夫』

帯に『ここに、我々を同時に咥えてみろ──』とあったので、あ、コレは~と思っていたんですが。
初っぱなから二輪でした。わぉ。

マフィア、極道、アンダーグラウンド。
最近その手のものに大ハマりしているので迷わず手に取ったのですが、中身的にはきな臭い抗争とかではなく、情人とのやりとりがほとんど。
痛い部分はなく、なんだかんだと最初から最後まであまさを感じました。

冷静沈着、クールな一黎…

4

覇者の情人 小説

あさひ木葉  日野ガラス 

二輪挿しデフォの3Pエロを堪能

あらすじ:
香港黒社会の盟主・一黎(攻め1)に誘拐された、暴力団組長の息子・千裕(受け)。
クーデターにより父を殺され、世話役の五島にも裏切られた千裕は孤立無援。
五島への復讐を誓い組織を奪い返すための後ろ盾を必要とした千裕は、一黎と、彼の客人でシチリアンマフィア御曹司のミケーレ(攻め2)に愛人契約を持ちかけ……

初っ端から3Pで二輪挿し、その後も貞操帯に乳首クリップにスパンキングに……

10

スウィートチェリーバイブ コミック

日野ガラス 

甘いお話とどろどろのお話

「スウィートチェリーバイブ」
可愛かった幼なじみが大きくたくましくなって自分を口説いてくる…という、幼なじみものには王道(?)な展開でした。コメディーというよりほのぼの系です。
かわいいんだけど、驚くほど感想が思い浮かばない・・・。
あまりにもさらさら~と読めちゃいました!
感想を書くためにもう一度読みましたが、やはりこれといって内容がない^^;すみません。
それとやはり、これは個人の感…

3

月下の誓い 小説

向梶あうん  日野ガラス 

言葉の壁も、時も越える愛

最近のリンクスロマンスのファンタジー作品のテーマは「コミュニケーションギャップ」なのでしょうか?
先日出た「黒曜の災厄は愛を導く」も攻めと受けが会話できない設定だったので、少しデジャブを感じてしまいました(ただの偶然だとは思いますが)。

本書の攻め・キヴィルナズは、耳が聞こえないため、会話は読心術や筆談で行います。
主人公で元奴隷のシャオ(受け)も、あまり語彙豊富でなく、話すのが苦手なの…

5

溺れる瞳 コミック

日野ガラス 

締めるところは締めつつも、きれいで繊細な話

なんでこんな裏表紙にしたんだろう…。
全然そんな話じゃないのに、損をしていると思う。

ノンケリーマン×売り専ボーイの話ですが、
このボーイの子が…

「俺は最近よく金について考える
ウチの店ではボーイを傷付ける行為や ハードな行為はNGだ
でもさぁ 金を貰っているんだから
お客さんが汗水垂らして稼いだ金を

俺はあの人の金について考える
写真家になりたかったあの人が 他の…

1

スウィートチェリーバイブ コミック

日野ガラス 

多すぎるエロシーンが邪魔だ…

「青年は愛を乞う」「地上より10センチ」と読んで、この方の胸にグサグサとくる情感豊かな表現がすっかりお気に入りで順番に読んでるんですが、1話1エロがお約束のピアスでその作風っていけるの?心理描写の邪魔にならないの?と思いつつ、

結論的には感想はタイトルの通りです…

表題作は特に中身がなくほぼ行為描写のみで、そのシーンも至ってノーマルなので特筆すべきこともなく…

内容的には二つ目の…

3

地上より10センチ コミック

日野ガラス 

胸を抉られる繊細さ

日野ガラスさん2冊目ですが、言葉選びがやっぱり強烈。
これもモノローグにやられまくりました。
言葉の組み合わせ方がいちいち好みなんですよね。
表現そのものに鳥肌が立ちます。

3つのお話が入っているんですが、表題作よりも『青に溺れる』がページボリューム的にも全体の約半分を占めていて、一番読み応えがありました。
主人公〔博久〕の10年越しの片想いを描いたお話で、純粋過ぎるがゆえの底のない…

2

溺れる瞳 コミック

日野ガラス 

売り系が苦手な方にも読んで欲しい!

日野ガラスさんて、少女みたいな光の多い目にバシバシのまつげが男性についていて、あごも細く尖っていて少女マンガみたい、なのに首筋はガッチリ・・・というアンバランスさが何だか苦手で、昔一度読んだきり手を出さないでいた作家さんでした。
でもこれがすごくすごく良くて、今まで避けてきたことを後悔。

3人のキャラクターが主人公のオムニバス形式ですが、3つとも全部よかった!
1話目を読んで面白いかもっ…

7
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