小川十子さんのレビュー一覧

ゴールデンビート 小説

小川十子  麻生ミツ晃 

攻めの殊勝さがかわいい

挿絵は麻生先生です。小説の挿絵が先生だとあまり外れがない気がします。

文章が読みやすくてキャラにもハマりやすい。もっと新作が読みたいのですが、花丸さんで書かれていたりするのでしょうか。近年は電子版ばかりみたいなのでちょっと寂しいです。本作も電子で読めます。

いきなり「私」の一人称で始まる、介護士×医師のお仕事ラブ。とにかくキャラが立っていて、おバカだけど一所懸命なわんこ攻めがかわいい♡…

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ナイトメアガーデン -執事の蜜告- 小説

小川十子  雪路凹子 

ゴス!

作家様の『優しい芥子の花』を読んだきり、攻めの印象が良かったな〜とそのまんまで。タイトルと雪路凹子先生のカバーイラストにそそられて本作を手にとり、イラストがドンピシャすぎて笑いました。ストーリーもなんちゃって執事ものと見せかけて実はすごく怖い話。最後まで目が離せなかったです。

舞台は医療法人頌栄会を運営する名家、冬島家の別荘。昔、冬島家が所有する小さな孤島に伝染病患者の隔離病棟があり、何代目…

2

ナイトメアガーデン -執事の蜜告- 小説

小川十子  雪路凹子 

ミステリーBL!

まさかのミステリーBL!

先が気になって気になって…最後までイッキ読みしてしまった。
読み始めからなんだか変だなと思ったら、まさかこんなストーリーだったとは。
そして、雪路さんのイラストが更にこの本の雰囲気を妖しげにしていたのがよかった。

ミステリーもBLもあって、久々に変わった物が読めて満足。
ただひとつ、最初のいたしているシーンは淫靡な感じでとても良かったのだけれど、最後の方…

2

ナイトメアガーデン -執事の蜜告- 小説

小川十子  雪路凹子 

ゴシックホラー/ミステリーの意欲作

雪路凹子さんの挿絵の影響か
非常に耽美でクラシカルな雰囲気漂う本作品。
ストーリー的にも、ホラーなのかミステリーなのか
中盤まで判断がつかない謎めいた展開が面白く
BLとしてはなかなか珍しい作品かと思います。


とある資産家が島に所有する、古い別荘。
そこの代理当主となった元会社員・錠太(攻め)は
美しい執事・黒由利(受け)に
亡き「旦那様」のように振る舞うよう指導される。

7

優しい芥子の花 小説

小川十子  小山田あみ 

エロい


なんか、エロい。分厚い舌がとか、蕾を揉むように撫でるとか、表現がエロい。小山田あみ先生のイラストがエロいからよりいっそうエロく感じるのかも。

「腹ん中はエロいんじゃねえか」ってセリフが………に、萌えた。

初めてのデート?で二人が楽しそうなんだけど、やり取りも面白いし。でも、戸井田さんのしゃべり方のせいなのか、戸井田さんが儚く感じる。今日が最後みたいな。

戸井田さんを脅迫してい…

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ゴールデンビート 小説

小川十子  麻生ミツ晃 

動作を文章化することの難しさ

読みやすさは買えます!
展開はきわめてマンガちっくですが、頭をコミックモードに変えればなんということはない。
キャラがあんまり自分のタイプじゃなかったのが致命傷だったぐらいかなー。

金髪でいかにも今時のチャラい介護ヘルパー(攻め)と対照的にガチガチに堅物な医師。
ヘルパーの桐島、もう一つの顔は「凄腕のダンサー」です。
つくづく動作や音楽を文章化するって難しいと実感する作品でした。

2

優しい芥子の花 小説

小川十子  小山田あみ 

この先が楽しみな作家さん

前半すごく面白かったんですが、後半になってややもたついた感じ。
お話そのものはめちゃくちゃイイと思います。
キャラもいい。主役カップルはもちろん、脇役の友人二人含めてみんな個性的で魅力的で。
元不良の攻めが、天使と悪魔の葛藤に負けてレイプにおよぶ場面あたりまではワクテカが止まらなかったです。

ただ後半が。
まず、攻めの後悔が足りないこと。大好きな相手をレイプして悩み苦しむ場面で、もうちょい萌えさ…

1

優しい芥子の花 小説

小川十子  小山田あみ 

あくまでも「ヤンチャ」

不良でも、それは「ヤンチャ」の範疇で、暴力はOKでもクスリはNG。
そんなBL商業作品のお約束が伏線としてしっかりいかされているお話。

小料理屋のカウンターを挟んだ、腕に刺青が覗く強面のバイト君・富田政文と、いつも地味スーツの優しげな眼鏡公務員・戸井田。
富田はカウンター越しに戸井田と交わす他愛ない一言二言の会話を楽しみにして、まあ、既にぞっこんな訳で。
対して戸井田はというと、、、

0

優しい芥子の花 小説

小川十子  小山田あみ 

元ヤンチャの攻め

元ヤンチャをしていた攻めが真面目な公務員に恋をするお話です。
今は大学生でバイトも真面目にしている攻めですが、過去には相当なワルをしていた前歴があります。
そういう攻めがいかにも真面目で地味、でも優しい優等生のような受けに懐いていくのですが、憧れている人に「いい子」だと思われたくて頑張ってるのが可愛い^-^。
でも、ある日を境にタガが外れてしまい、昔のワルの性格が出てしまい、無理矢理体を奪っ…

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ゴールデンビート 小説

小川十子  麻生ミツ晃 

何故か残念

前作を読んだときも思ったのですがキャラも文章もストーリー展開(ダンスやひったくりなどのモチーフの使い方)も好みなのに読み終わるとなんかしっくりこないという…微妙。

特に後半「堅物ツンデレ受は好みだが、どうせ叔父さんと受のキャラが被ってるなら初めから甥×叔父の物語なら良かったのに!」と思った近親スキーは自分だけじゃないハズ。
叔父さんに似たタイプだから好感持ったってのが分かるだけにさあ…。

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