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1/2(合計:13件)
谷崎泉 シバタフミアキ
さぼ
電子書籍で購入。 挿絵あり、あとがきあり。 3冊全て読んでの感想です。 「神」評価です。 題名、あらすじから受ける印象と、実際の読了後の印象は異なってました。 いい意味で裏切られました。 カップリングも。 すごく、好きな感じ。 蓮と威士の関係性。 会話のテンポ。 脇役も含めて物語の登場人物がみんな生き生きと動いている感じ。 作品全体を駆け抜ける疾走感。 …
H3PO4
ネタバレ
長編のヤクザモノでしたが、最後に蓮とセキの関係がぐっと変化していく様が面白かったです。 最初の葳士と凪とのCPは萌えどころもあって良かったんですが、蓮とセキは、強姦紛いから始まって、最後は想いが繋がる…所まで行くのに、惜しい。 赤軍なんかも出てきたりして、ストーリーはワクワクするんです。でも萌はあんまりない。 劉とのやりとりや戦い?の部分もなかなかに迫力があって、読み応えはあったんで…
カラフル
谷崎作品にしてはしっかりBLしていた巻でした。 三部作の2巻目。威士、蓮、凪を中心に話が進むのかと思っていたら、第三の男セキが登場しました。 東京、京都を舞台に硬派なヤクザ抗争ものの小説としても読み応えもあり、蓮や威士のそれぞれの想い人であるセキ、凪に対する想いの強さも味わえて、とても満足な一巻でした。 東京では尋常でない学生生活を送る蓮。一般の人の想像の右斜め上の人生を進む、底知れ…
何の情報も入れずに読み始めると、カップリング予測が見事外れました…。 谷崎先生の小説はいつも外れますね。とてつもなく運命的な出会いをして、描写も力を入れられているので、てっきり二人が…と思うと違ったという展開が多いです。色恋よりもっと濃い男同士の絆を理想とされているんでしょうか。 威士、蓮、凪の三人の結びつきがイイ感じです。谷崎先生は男三人の関係性の描き方が上手だなーと感心します。シ…
白玉もちクリーム
1巻を読んだ時にも思ったのですが やくざものBL小説というよりはBL要素ありのやくざもの一般小説(?)みたいな骨太さがあります やくざものというより裏社会に生きる若者の成長物語というか 2巻にきて登場人物たちに愛着がわいてきたせいか すごく面白くなってきました BLが主軸になってないので、とにかくBLを読みたい!って気分の時には向いてないかもですが とにかく読み応えがあるので、小説を読み…
muccu
最後のテロリスト3作目。完結編です。 BLの枠を超えて面白かったです。 今回は、故買屋のセキを中心に話が展開します。 人と馴れ合いすぎることを避け、適度な距離を保って仕事をしてきたセキ。 そんな彼の思いに反して周りがトラブルを運びセキを巻き込んでしまうのが気の毒でした。 でも、そんな彼にとっても蓮だけは特別。 全てを捨てる覚悟をしても蓮だけは捨てきれず、 かと言って一緒にいる…
最後のテロリスト2作目。 1作目は威士と凪のお話しでしたが、今回は 威士の義弟である蓮と故買屋のセキのお話しでした。 いつも冷静で淡々としている蓮が 「手に入れたい」と断言し、真冬(セキ)をじわりじわりと追い込んでいく様子が良かったです。 あの蓮に高揚感を与える真冬が羨ましい。 1作目のカプも好きでしたが、個人的には蓮と真冬の方が好きです。 真冬が意地をはっているあたりも…
最後のテロリスト1作目。 谷崎さんの893もの大好きです。 そして今回の舞台は関西です。 主な登場人物は3人(威士、蓮、凪)なのですが 特に興津組氷川に目をかけられている威士と蓮が男くさくてカッコいいです。 頭のつくりは全く違いますが、それぞれに良さがあって素敵です。 そして、そんな威士が一目惚れしてしまったのが代議士の息子の凪。 住む世界の違う二人ですが、惚れてしまったもの…
ココナッツ
『最後のテロリスト』の二巻です。 今回は表紙が蓮ですので、主人公は彼。 そして表紙は一巻と違って、乙女でも手にしやすい仕様です(笑 前作も数年単位で時間経過がありましたが、今回もその傾向ありです。 攻めの蓮(昌也)は都内の大学生。 受けのセキはヤクザ嫌いの故買屋。 前作は、興津組金庫番の一人息子・威士と政治家の息子・凪のお話でした。 その威士の家へ養子として迎え入れられていた…
相変わらず谷崎さんの作品は面白い! こちら、とにかく表紙がマッチョなので書店ではちょっと恥ずかしい(服着用ではありますが)かもしれませんが、オススメです。 攻めの威士は、日本最大規模・興津組本家金庫番として有名な男の一人息子。 少年院出で、頭で考えるよりも体が先に動くタイプ。 受けの凪は、西洋史専攻の大学生。 おっとりとした様子は、名は体を表すを地でいく青年。 病床の母親の…