長野まゆみさんのレビュー一覧

非BL作品

猫道楽 非BL 小説

長野まゆみ 

猫は猫でも

長野さんの作品が登録されているのを知って、久々に本棚から引っ張り出してきました。
非BLですが、登場するのは美少年、美青年、美中年のオール美男。
甘美な倒錯の世界を覗けます。

以下、ネタバレしていますので未読の方はご注意くださいませ。




「猫飼亭」というお屋敷に住んでいる猫を可愛がるのが道楽の風変わりな兄弟達と、その館に偶然を装った必然で誘い込まれる4匹の猫ちゃん達のお話…

5
非BL作品

左近の桜 非BL 小説

長野まゆみ 

艶、桜色。

舞台は「情宿」

儚い美少年・桜蔵(さくら)
彼を翻弄し通り過ぎていく、美しく強引で淫靡なひとではない男たち

「女」として扱われることを、最初は躊躇いつつも、徐々に順応していく桜蔵


どこか懐かしく、美しい。
作品全体に散りばめられた、美しく趣き深い言葉たち。
まるで、作品全体が宝石箱のよう。

一話一話のタイトルも丁寧につけられている。
「空舟(うつおぶね)」
「…

3
非BL作品

白昼堂々 非BL 小説

長野まゆみ 

みずみずしく、そして残酷。

まるで、水の中にいるような感覚になる。
薄い膜の張った透明な世界で、凛一と氷川のふたりだけが、お互いの色を知っている。

白昼堂々
碧空
彼等
若葉のころ
の四部作。

氷川に強く焦がれながらも、健気に弁えている凛一。
女性たちと付き合いながらも、凛一を優しい残酷さで受けいれる氷川。



 もしぼくが、もう一度、キスをして欲しいと希んでも、
 氷川さんにそんなことは…

4
非BL作品

左近の桜 非BL 小説

長野まゆみ 

長野さんはファンタジーが似合いますね

ラノベとは一線を画する流麗な文体とマッチしています
一方で『白昼堂々』みたいな完全な現代モノになると「こんな男おらんやろ」状態になって変なんですけど……

私は「男(女)が好きなんじゃない『お前』が好きなんだ」信者なので
「女」、「女」言ってるのが気になりましたが
それでも結構好きです

でも長野さんの書く女の人―特に遠子―ってなんでこんなにウザいのかな
相手は人間ではないとはいえ…

1
非BL作品

白昼堂々 非BL 小説

長野まゆみ 

QB高3・氷川&名門校に通う華道の家元の跡取り高1・凛

に加えて10歳上の叔父で京都の大学講師・千尋、凛が好きな従弟・正午(まひる)まで
更に凛が総モテ状態なので……うーんBLだ

でも優柔不断でウジウジした凛に魅力を感じませんでした
氷川にも取り立てて魅力がない
だから氷川がなぜ凛を好きになったのか分からないし、凛が氷川をこれほどまでに好きになった理由も分かりませんでした
「さんざん人を痛めつけてから謝る」凛のはじめての男・千尋は更に魅力…

3
非BL作品

白昼堂々 非BL 小説

長野まゆみ 

長野まゆみ作品初体験

真性の少年が3歳上のノンケ(バイなのか?)の青年を好きになる凜一シリーズ第一弾。

一度サラッとしか読んでないのですが、若干ありえない出会い方をしたのに凜一がいつの間にか氷川くんを好きになっててアレっとおもいました。
ちょっと興味あるかなーくらいだったはずなのに・・・

私自身は普通に腐女子ですが、普通のBL小説と違ってガッツリからむシーンがないのでBLにまだ入り込めていない人にオススメ…

3
非BL作品

白昼堂々 非BL 小説

長野まゆみ 

非BLなのか…?

長野まゆみのファンタジー感が苦手の方におすすめです。
しかし、非BLか…腐女子以外にはおすすめしたくありませんが(笑)。
美しい情景と淡々とした静けさが好きな作品です。
原岡凜一はゲイであると自覚している高校生で、彼と彼の好きな男(バイ?)と周囲の男性達を中心に話は展開されていきます。
この巻はいわば出会い編です。このシリーズは一気読みをおすすめします。
凜一の自覚ありならではの強かさと…

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