碗島子さんのレビュー一覧

雨雫 コミック

碗島子 

おどろおどろしさとシュールでコミカルさと

おどろおどろしい古くからの村の因習のお話ですが、現代版になると高校生同士になってコミカルなところもあり。

サダオを泣かすと雨が降る。
噂のサダオが転校してきても誰も寄り付かない。そんな中灯だけが声をかけてきて。
雨守りだからサダオを泣かすのが代々の役目。
色々試してもサダオは泣かず、エロいことすると泣いた。
そこからは灯に体をいじくられ泣かされて。
でも恋愛感情もあるようなので…

1

野田家の教えにより コミック

碗島子 

突き抜けた笑いとエロ

碗先生の作品といえばコミカルエロシュールだと思いますが、「野田家」は斜め上を突き抜けた感じですね。笑いました…野田家父と姉…こんな突き抜けた愛すべき脇キャラは希少です。
息子に彼氏を紹介にされた父が葛藤する姿はせつないながら笑いを禁じえませんが、その後も息子に恋愛相談をされても誠実に助言する父には威厳が…。
人の不幸を糧にして生きている姉が何か行動すれば善行に繋がるのもただただ面白い。

7

発情オオカミ君愛を叫ぶ コミック

碗島子 

色々アウトなハラスメント社長〜

とにかく社長の奇行が過ぎる‼︎ ので、最初読んだ時は原くん同様にドン引きだったのですが。
何度か読んでる内にジワジワ来ます。
激しいセクハラも可笑しいですが、ゴリゴリ迫りつつも、原くんに好かれたいというナナメ上の発想で。
原くんが森ガールが好きだと言えば、似合いもしない恐ろしげな女装をする。
カッコつけて仕事を頑張ってみたり。
必死過ぎる社長に絆されて、流されて行ってしまう原くん…。

3

雨雫 コミック

碗島子 

「地方の風習×碗先生の官能的描写」の相性の良さ

◆雨雫(表題作)
 田舎に古くから伝わる風習と碗先生ならではのエロが絡み、独特の雰囲気がありました。最近の作品だと『理解できない彼との事』に収録されている『鬼が見ている』も、このジャンルですよね。碗先生の目の付け所が面白いなぁと感じます。肝心のメイン2人に関しては、雨を降らせるために雨守のサダオを雨守番の灯がひたすら性的に責めて泣かせるという関係性なので、その目的を取っ払うと2人を繋ぐものが簡単…

2

ちょこざいうつわ コミック

碗島子 

もうちょいデレが欲しかったけど!樋口は振り回されるのも好きになりそう!

可愛い由一郎には、もうちょいデレても欲しかったけど、これはこれで、癖になりそうなので。
樋口は一生振り回されて行くんだろうなぁ。という気もします。
惚れた弱みさ、悔しい!いつか見ていろっ。っていう。

もう大学生なのに、究極の「構ってちゃん」である、ゆいち(由一郎)を好きになれるかどうかが、この作品のキモ。家族経営の陶工「こんの」の経営立て直しを依頼されたコンサルタント樋口は、訪れた先で理…

3

ひずむ三角、ほどけて絡む コミック

碗島子 

三人が幸せなら

不思議な三角関係ですね。
読み返してみると確かにタイトル通りかも。
初めて読んだ時は何とも思えなかったのですが読み返してみると言葉にするのが難しい感情がわきます。

とりあえず大庭の想いが叶って市村と付き合えて良かったね!
大庭と蔵はなかなか複雑な関係ですね。
蔵は両親に虐待され周りにもいじめられ悲しい過去が。
大庭もああ見えて実は誰かに求められたい誰かの一番になりたいみたい。
蔵…

1

発情オオカミ君愛を叫ぶ コミック

碗島子 

攻めが攻めてる!

シュールでコミカルなお話ですね。碗さんらしいです。

「発情オオカミ君愛を叫ぶ」
新入社員の原が気になって仕方ない社長の青木が何とか気を引こう、エッチな事をしようとアプローチするのが笑えます。
リスのように小動物系の原にオオカミの青木は全然噛み合わなくて。男同士だしからかわれてるとしか思われてなくて。
いっそ青木が気の毒になってきます。

だからって汚い部屋でいきなりアソコにドングリ…

2

君とはこれから コミック

碗島子 

バランスが最高にいいウケ

この作家さんが描くタチのライトな頭のおかしさが好きで作家買いしました。

表題作のウケの「性格はちょっとS、性的にはM」というのが個人的な好みにマッチして最高でした。このSというのがどうも難しく、BL界隈のあらゆるSを見たつもりですがなかなか合わないケースが多いので、それだけでも既に神評価という所です。クールとかツンツンとか俺様とかそういう事じゃないんですよね、Sって。

ストーリーは重す…

14

せまい。 コミック

碗島子 

表題作が……

試し読みで掲載されていた ヨイくんと塩ちゃんのコントに興味を持ち、お迎えしました。
収録作品は『せまい。』『マキフナキ』『あっち』の3作+『せまい。』の描き下ろしです。

表題作『せまい。』
ハッキリと言ってしまえば「大五郎が邪魔」です。
彼の言動の大半が、自分には理解し難いものでした。
そもそも、大五郎はヨイくんが好きなのでしょうか……?? 何度か読み返しましたが、よく分かりません。…

11

せまい。 コミック

碗島子 

大五郎が嫌でした

試し読みしてレビューも読んでから購入したんですが、
自分で読んでみないとわからないし、と思ったものの、他の方のレビュー通りだったなと思いました。

表題作「せまい」
3人でというのはOKなんですが、この3人の場合、大五郎が加わるのがどうにも嫌でした。塩ちゃんとヨイは両思いなのに、そこにただの勘違いから始まった大五郎が割り込んできて、途中からはヨイが好きになって大五郎ははっきりわかった上でヨ…

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