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15/16(合計:154件)
一穂ミチ 青石ももこ
ユッキ
ネタバレ
一穂作品は一年に一作品何故か強烈にツボります。まさにそれがこの作品。一束(受)もあまり好感持てるキャラではないし、(攻)圭輔も子供っぽいところがあり内面的に格好良いとは言い難いのですが綺麗事でななく、腑に落ちる感じが痛いけど気持ち良い感じでした。再会愛とかは割とよくある設定だけども、ずっと心中では慕い恋い焦がれて思い続けてきましたとかって場合に因ってはファンタジーがかかり過ぎて白けてしまう事もあり…
ひの
もうタイトルからして、素敵ですわ! 香港から日本に移り住んで来てただ淡々と灰色の毎日を過ごすだけの受けに、ひとつの色が飛び込んで来た。 それは見る間に回りを色付けて、気づけば回りは綺麗な色で輝いていた。 自分にこんな綺麗な色を教えてくれる年上の攻めのことを好きになるのには、そう時間はかからなくって、告白されてキスされてでもそのまま抱かれそうになり、自分のコンプレックスである身体を見られる…
東雲月虹
気遣いがさりげなく出来る素敵な人物を こんなにもサラッと書けてしまう一穂さん。 これだもの、一束も弓削を死ぬほど好きにもなるよって 納得しすぎるくらい納得できる、細かい描写。 弓削が高校の時付き合っていた彼女と別れた理由とか、 一束が佐伯と付き合うようになったきっかけ(?)の 「ハイヒールのシャンパン」も、ホンコンフラワーも とにかく上手い!!悶絶する!! 「ハイヒール…
しの
BL小説として読むと、本当にとてもとても面白かったです。 だけども、一穂作品と思うと、若干イマイチな気も…。 けど、「面白くなかった」でもないし、「物足りない」でもない。 なんだろう、この漠然とした不完全燃焼感……。表現しづらいなぁ…。 高校時代に関して言えば、間違いなく「神」作品! キュンキュンするし、あったかくも切なくもなるし、なによりすべてが綺麗。 不安定に揺れる高校生の気持…
椎崎夕 青石ももこ
クレタコ
帯はルチルの宣伝帯でしたー、帯コピーないとちょっとしょぼん。 まあそれは置いといてレビューをば。 馨[受]はゲイで割り切った付き合い方をしますが、過去の経験から妻子持ちの相手とは一切付き合わない。 しかし石井という男は既婚なのを隠していた為に、馨に別れを告げられそれでも諦めずに執拗に追い回しております。 それを助けてくれたのが店の客、笠原。 なし崩しにプライベートな事は一切謎な男、笠…
黒根っこ
読んだらきっと、一穂さんファンになります。 すごく綿密で丁寧な文章で書かれているので、なんだかあまりBL臭がしません。 萌えという観点から見ると微妙ですが、読書を楽しむという観点から見れば余裕の「神」でした。 高校時代、好きだった先輩をうっかり突き放してしまった一束(受)。13年後、仕事の上司として先輩(攻)と再会して…。というお話。 昔あんなに痛い思い出があったのに、再会後、一束…
Rこぴん
男との関係は体だけでプライベートはお互い詮索しない そう割り切っている美貌のバーテンダー馨と 馨の勤めるバーの常連笠原の話なんですが… 何でこんなに…! と地団駄を踏みたくなるぐらいに二人とも揃って不器用すぎます!!!笑 過去に苦い経験があるからこそ深い関わりは求めない馨ですが何故か契約で付き合い始めたはずの笠原のことに無関心でいられないんですよね 口下手で不器用ながら、忙しい合間をぬ...
杉原理生 青石ももこ
帯『俺は……先生が好きなんだけど。』 自分はともかく小説は読む時の気分で評価が変わるタイプです。 小説は買って真っ先に読む場合と、積み本にしておいて直ぐには読まず「今は●●さん作品な気分だ~」っていう時に読む本に分かれるんですが杉原さんは後者の典型的作家さんです。 杉原さんの気分だ~~っていう時があるんですね、他に松前さんとかも杉原さんと似た気分の分類に入ります。 こう、素直な感じだけ…
雀影
このお話、ざっくり言うと、年の差物の基本パターン 「子どもの頃から好きだった隣のお兄ちゃんの理生の糸を天然力でぶち切るお話」 大人の分別だかなんだかで、年上の方が一生懸命年下の方の子を遠ざけようとするのに、年下の方の子は、一途にその壁をぶち破って… って、このパターンのお話って、割と王道っぽく、よくある展開だけど、ちょっと杉原さんにしては珍しいパンターンだなって思った。 でも、このお話…
久江羽
実はお話の内容に限ったら中立にしちゃおうかな?って思いましたが、イラストがよかったので萌に留まりました。 大学の先生・諒一郎と彼の下宿先の息子・国巳(12歳年下)の長年の恋が実るまでのお話です。 なぜ、お話の評価が低めかと申しますと、とにかくもどかしすぎる・じれったすぎるからです。 杉原さんはもどかしくもキュンキュンくる作品を得意としている作家さんだと思うのですが、いつもの「キュンキュン…