榎田ユウリさんのレビュー一覧

魚住くんシリーズⅡ プラスチックとふたつのキス 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

魚住くんの過去が見えてきた

魚住くんシリーズ第2巻。
魚住くんと久留米、そして二人を取り巻く仲間たち。
それぞれが抱えている問題も含め、お互いに尊重しあっていていいですね。

それにしても、魚住くんはまだまだ感情が欠如しています。
味覚障害がなおったり、表情が多少豊かになったり、これでも改善しているんですけどね(笑)
こんな憎めない魚住くんだからみんなが集まって(引き寄せられて)くるんだと思います。
引き寄せら…

1

魚住くんシリーズⅠ 夏の塩 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

いいキャラが集合

いつもふわふわした感じでつかみどころが無い魚住くん。
複雑な(辛い)過去を持っているのに、自分の過去も他人事のように淡々と口にしてしまいます。
苦しい雰囲気はかもし出さないのに、幸が薄いことは伝わってくるという何とも気になる存在です。

そして、その魚住くんを取り巻く仲間たちもみんな魅力的です。
魚住くんの過去を気にしたこともないであろう親友の久留米。
高校時代からの知り合いで魚住くん…

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魚住くんシリーズV 夏の子供 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

BLだけどBLじゃない。

最終巻のコメント欄にコメントさせてもらいます。
欲を言えば大洋書館から出版されたハードカバー、またはクリスタル文庫のものを購入したかったのですが色んな意味で断念しました。

この5巻に関しては久留米と魚住のラブラブな所もあり、PTSDと戦う魚住。
魚住はもっと久留米に依存しているのかと思ってたのですが、あえて一人で病気と向き合い、戦っている印象をうけました。久留米が存在しているからこそ一人…

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非BL作品

妖琦庵夜話  その探偵、人にあらず 非BL 小説

榎田ユウリ  中村明日美子 

妖人は人間か。

表紙のお方の、ただならぬ雰囲気を感じ手にと取ったら大正解!
内容もキャラクターも私の心にジャストミート。

人間と、人間の姿で妖怪の遺伝子を持った妖人。
世の中に2種類の人間がいる、と知った人は自分たちとは違う遺伝子を持った者を
どんな目で見るのか…

人間ではない人がいる、相手を認められなくて蔑んで妖人と呼ぶ。
差別をはじめ、心情というか人間の本質が見えてくる作品でした。
主人…

3
非BL作品

先生のおとりよせ (1) 非BL コミック

榎田ユウリ  中村明日美子 

食いしん坊にはたまらない☆

この作品、BLではないですね。
と思って表紙をみると、確かにBLに大きくバッテンがついてる…。なるほどね。
とにかくタイトル通り、あくまで主役はお取り寄せグルメ。
お取り寄せされた全国の美味しい食べ物を、小説家の先生と漫画家の先生が熱くコミカルに(たまにほろりとさせつつ)紹介してくれるわけです。
最初の方は、お、この2人の関係はどう変わってくの!?と思って読んでいましたが、思った以上にギャ…

2
非BL作品

先生のおとりよせ (1) 非BL コミック

榎田ユウリ  中村明日美子 

6/16 ←個人成績です。

榎田尤利&中村明日美子のコラボ本、
しかも美味しいもののお取り寄せがテーマとなれば
これは買わずにはおられまい!……と購入。

BLじゃあありません。
榎田節とあすみんの絵が好きであれば、充分楽しめますが。

美少女マンガ家・中田みるくと官能小説家・榎村遥華。
出版社からコラボ話を持ちかけられた二人は、
その作品からの予想を裏切る実物にお互いガッカリするのだが、
実は意…

4
非BL作品

先生のおとりよせ (1) 非BL コミック

榎田ユウリ  中村明日美子 

お取り寄せブームの夏がくるぜ☆

本屋のBLコーナーにいましたが、これは一般図書の本棚で売るべきだと思います。全然BLじゃないし、むしろお取り寄せの内容が充実していて、どれも食べたい!!と誰もが思うはず。
そんなわけで、『江戸たまご』を求めて渋谷のデパ地下へ凸するも、店頭に無く。チキンな私は店員にどうしてなのかを聞くことが出来ずに、帰ってまいりました…。通販限定なのかな。その辺の情報もほしかったです。
あと、遠方の美味しいスイ…

3
非BL作品

先生のおとりよせ (1) 非BL コミック

榎田ユウリ  中村明日美子 

中×榎なのか、榎×中なのか。

 中村明日美子先生と榎田ユウリ先生による、打ち合わせ無しのリレーおとりよせエッセイ小説漫画。
 おとりよせ大好きな有閑マダムか両先生のファンぐらいしか喜ばないのではと疑心暗鬼で読み始めましたら、まさかのBL展開を期待させるような美味しいスタートでした。

 美少女漫画家の「中田みるく(男)」と官能小説家の「榎村遥華(男)」。お互いに熱烈なファンである2人の間に持ち上がったコラボ話。しかし初顔…

7
非BL作品

妖琦庵夜話 空蝉の少年 非BL 小説

榎田ユウリ  やまねあやの 

ファンタジー要素が薄い

妖奇庵夜話シリーズ第2巻です。前巻よりも登場人物が減って、少し面白くなりました。

妖人の茶道家・洗足伊織の家に起居する、小豆洗いのDNAを持つ少年・マメ。実は、彼は実年齢20歳なのだが、外見も精神年齢もお子様なまま。ある日、自分と(外見が)同年代くらいの子共と出会い、親しくなっていく。一方、伊織と刑事たちは「件」を名乗る占い師が殺された事件の真相を追う…。

自分にはショタ萌え嗜好がない…

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非BL作品

妖琦庵夜話 その探偵、人にあらず 非BL 小説

榎田ユウリ  やまねあやの 

妖「怪」ではなく妖「人」

榎田ユウリ(尤利)先生の本は初読みです。有名な先生なので期待していたんですが、個人的には外れでした。

舞台は現代。妖怪のDNAが発見され、妖怪のDNAを持つ人々は「妖人」と呼ばれ保護や、一方では差別を受けている世界です。主人公の茶道家・洗足伊織も妖人の一人。
明晰な頭脳をかわれ、警察から女子大生殺人事件の捜査協力を依頼されます。

とにかく登場人物が多いです。
主人公の伊織、洗足家の…

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