平喜多ゆやさんのレビュー一覧

胡桃荘の夢見る住人 コミック

平喜多ゆや 

この作品に出会えたことに感謝

こんなにも素晴らしい作品に出会えるとは。
BLにハマって良かった、むしろ生まれてきて良かったとまで思いました。

この感動をすべて表現できないのがもどかしい。
今までわたしは平喜多さんの作品の醍醐味は巧みな人物描写に基づいたモノローグの吸引力だと思っていました。これに関しては平喜多さんは他の追随を許さない技術を誇っているのは確かなのですが、それだけではないことをこの作品で見せつけられました…

8

僕らのハートスロープ コミック

平喜多ゆや 

胸きゅん胸ずん胸ぎゅう各種取り揃え

平喜多作品はやはりこのスタイルじゃないと!と思える中編+短編です。
登場人物に引き込む手法が神技すぎて、今回もものすごい勢いで吸引されました。
ダイ◯ンか平喜多さんか悩むほどの吸引力です。

【僕らのハートスロープ】神寄りの萌2
引っ越しによる転校で地味だった自分とはさよなら!とがんばるヒロマツと、ヒロマツのマンションの近くに住むクラスメイトの実椰の話です。
初対面から屈託も距離感もな…

0

いとしのモモンガ彼氏 コミック

平喜多ゆや 

圧倒的モノローグ不足による物足りなさ

平喜多さんの作品の醍醐味は何と言ってもモノローグの妙だと思うのです。
登場人物の頭の中をそのまま覗いているような、飾り気がない素直な言葉。ちょっとおばかな妄想や願望も全部見えて、登場人物が愛おしくてたまらなくなるモノローグ。吸引力が計り知れない、すごい武器をお持ちなので、本作も楽しみにしていました。

幼い頃からずっと一緒だった司沙と浬。
高校生になって地元の高校へ通う司沙と離れて、浬は他…

0

ミラクルだとか恋だとか コミック

平喜多ゆや 

モノローグを楽しむ短編集

遅咲きのため、気に入った作者さんの作品を遡り中です。

【ミラクルだとか恋だとか】萌2
「すくすく恋日記」に似た設定でした。
「すくすくー」に比べて受けの家庭環境がかなりヘヴィーでしたが、弟のお父さんがもう少し絡んでくるのかと思ったら1回だけの登場で済んで良かったです。
出来たら急いで終わりにしないで、もう少し長めに読みたかったです。

【はるに咲くはる】神
切なさで胸の痛みが止ま…

2

年下センチメントの恋 コミック

平喜多ゆや 

おとなの分別が招いた遠回り

この作家さんの作品の雰囲気が大好きで、中でも一番好きな作品です。

お互いに同じくらいの年だと思っている書店員・和久(29)とラーメン屋バイトの知花。
傷だらけの知花が書店に駆け込んで来たことで、ふたりの距離はぐっと縮まるが…。
という感じで始まりますが、食事に行ったときから年齢が判明するまでの会話のちぐはぐさやモノローグが面白い!読者は両方の考えが見えるのでタネが分かっているだけに、「こ…

7

すくすく恋日記 コミック

平喜多ゆや 

最高に可愛いモノローグ

ずっと好きな作家さん。
今回も大満足でした!!良かった!

モテモテイケメンの颯斗の好きな人は同じグループでつるんでいる海誠。
同性なのにかわいい。かわいくて仕方ない。
まだ赤ちゃんの弟をダシにしてでも会いたい。

海誠、かわいすぎか!
初っ端から颯斗のモノローグでぐいぐい引き込まれて、気付けば颯斗と一緒に海誠にめろめろになっている自分を発見。
黒髪に黒目がちな目、下ネタで赤面す…

5

僕らのハートスロープ コミック

平喜多ゆや 

表紙も中身もかわいいです

ふた組カプが登場します。どっちもお話が繋がってます。

最初は甘酸っぱくて初々しい高校生カプ。
ちょい怖そうな見た目だけど実はとても面倒見が良くて優しい実椰と、こちらは転校を機に自分を変えたいと思う転校生博彦のお話。
友達が出来たらいいなとドキドキしていた博彦が、初日に実椰と知り合う事によって早々に大勢で餃子パーティーを開くところとか、あぁ良かったねぇ…と思えます。
なにしろ実椰を取り囲…

2

むくわれたいな。 コミック

平喜多ゆや 

ふわっと優しい気持ちになれるから好き

まるまる一冊同じカプ(いとこ同士)を描いたお話です。

ほわっとした平喜多さんらしい絵柄にあったほのぼのかつ、丁寧に気持ちが綴られているお話です。
幼い頃の辰彦を慰めるために、「辰彦が泣き止んでまた元気に学校へいけますように」とピアノを弾いて頭を撫で撫でしてくれた従兄弟のあっちゃん。
先生フェチでいろんな先生に恋をしては告白する勇気もなく失恋してばかりの辰彦が「いい加減報われたい。好きなひ…

1

きみは星の使者 コミック

平喜多ゆや 

遠い星からきた友達

「人外触手」というキーワードに心惹かれましたが、実際はえろいキーワードなどではなく、前半は本当に友情物語として読めるくらいほのぼのとしたお話でした。

BLとして萌えたかと言われると個人的にはやや薄いなあと思ったのですが、お話は子供の時にどのかで読んだことあるようなせつなくてあたたかい雰囲気です。

攻めは違う星からやってきた宇宙人。いつか自分の星に帰ってしまうとわかっていて、それでも好き…

1

やさしくってわがままで コミック

平喜多ゆや 

ほんわり優しく、ほんの少しだけビター

二作品収録おり、どちらも人物が繋がっています。

冒頭【いたいけな太陽 1話~4話】
先輩後輩もの。那月は中学生の時にゴリッゴリの中2病だったという設定。その那月は高校生となり中2病だった過去は黒歴史として恥ずべきもの…としているのに、久しぶりに再開した中学の後輩・陽太はその過去をネタに近寄ってきて…というストーリー。

中2病ネタを前面に出されてしまうと薄ら寒い気配が漂って読むのが辛く…

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