黒沢要さんのレビュー一覧

イエスタデイをかぞえて 小説

綾ちはる  黒沢要 

自分が死ぬとわかった時

もしも、自分が死ぬとわかった時守りたい物は何ですか?
それは、愛する人の心。

素直じゃなかった自分、ひたすら優しかった恋人。自分が死んでしまったら、この優しい恋人の心はどれほど傷ついてしまうのか…
彼の心を守る為もしも人生がやり直せるなら、恋人にはならない!

恋人にならない様に冷たく接する三島、それでもひたむきに想いをよせて来る椿。

切なくて切なくて、涙が止まりませんでした。…

4

お医者さんにガーベラ 小説

椹野道流  黒沢要 

あ~、わかる!

内容は一切調べず表紙のイラストに惹かれ手に取りました。
花屋さん×リハビリ科のお医者さんの話です。
ストーリーは受け視点で進みます。
他の方もレビューされていますが、年の差年下攻めとうたわれていますが、年下のわりに包容力が大きすぎてあまり年下攻めの感じは受けません。(続巻未読なので、そちらを読むとまた印象が変わるかもしれませんが)

攻めは病院の近くにお店を構え、病院にも出入りのある花屋…

2

イエスタデイをかぞえて 小説

綾ちはる  黒沢要 

一話目での主人公の中途半端さが残念。二話目で印象が変わります

主人公の死から物語が始まるという衝撃と、最愛の恋人のために、相手と恋人同士になる前・関わる前に戻ってやり直すというあらすじに惹かれ、購入しました。
やり直しても、いずれ主人公が死んでしまう事が確定している状態で、独特のハラハラ感があります。
主人公と相手役の椿くんに感情移入すればするほど、読み手まで一緒になって、どうか二人で幸せに生き続けて欲しいと祈ってしまうような作品です。

○冬至さん…

8

イエスタデイをかぞえて 小説

綾ちはる  黒沢要 

アンハッピーからスタート

アンハッピーから始まる奇跡のファンタジーラブって感じでしょうか。
ショコラ新人賞受賞作品なのですがこれは期待以上に面白かった。
賞を取ったからと言って全てが面白いと感じるものでは無いけれど、
ファンタジー好きの私にはかなりツボを突いた作品で感動までしてしまった。

大学の同期で恋人同士の三島と椿、物語は三島の事故死から始めると言う悲劇的なもの。
恋人との関係で、今まで生きてきた中で1番…

16

二月病 小説

尾上与一  黒沢要 

余韻を引きずらせる物語。

不思議な余韻を残す物語だった。
世界観を2、3日引きずった。

ストーリーは簡単に説明できてしまうのだけれど、
そこに至るまでの心理描写が、
物凄く読者の心を揺さぶる類の小説だと思う。
文章自体はとても淡々としている。
1センテンスもそう長くはない。
でもリズミカルという印象とは違い、
やはり「淡々と」しているという
イメージが近い気がする。
崩れず、どちらかというと硬い。

7

イエスタデイをかぞえて 小説

綾ちはる  黒沢要 

明日、恋人が死んでしまうとしたら

思わず泣いてしまいました!
前半は、ありがちなタイムループものという印象でしたが
後半がスゴイ。
あえて時系列をバラバラにし、個々のエピソードを補完することで
時を経ても変わらない大きな愛がすごく伝わってきます☆


付き合って半年の恋人・武彦との待ち合わせ場所に向かう途中、
トラックに跳ねられ死亡した大学三年生の冬至。
ひとつだけ願いを叶えてくれるという死神に、武彦と出会う一年…

15

水の春 コミック

黒沢要 

水の中の様な穏やかさ

タイトルの様なイメージの1冊。
特に波がなく、とにかく穏やかでゆらゆらしている感じの1冊です。

澄の秘密は、読んでいるといかがわしい事が待っていそう(笑)っておもったけど、
以外にたいしたこと無くて拍子抜けだったけど、
恋愛に変わっていく過程とかが丁寧で良かったです。

そして、お父さんの話も良かった!!!
セリフの一つ一つやコマ割りが本当に穏やかでゆっくり流れていて
なんだか…

2

プラチナBOX2011 グッズ

ここに続きがn[g

こちらは、プラチナ文庫の全サ小冊子の感想になります。
他の作品は未読なので、いとう由貴さんの作品レビューのみ書いています。

※未読の方はネタバレがありますのでご注意下さい。


■いとう由貴「誘い」より


『happy happy day』


前回(セレクトフェア2011小冊子)のレビューに書きました弟(攻様)のキスマークのお話の続きになっています。

弟...

0

二月病 小説

尾上与一  黒沢要 

ごめんなさい。私には合わなかった。

文章力、表現力は素晴らしいです。途中までは、これ、何かの文学賞受賞作でもおかしくないと思いながら読んでいました。
でも、ごめんなさい。主役二人の設定が受け付けませんでした。
攻め上げ受け下げが、ちょっとあからさますぎじゃないかと…。
攻めは、成績優秀スポーツ万能イケメンでモテモテ。対する受けは、成績が悪く、何の取り柄もない平凡な人物。
そんな素晴らしい攻めが、輝かしい未来も何もかも捨てて受…

6

二月病 小説

尾上与一  黒沢要 

評価に困る

親友だった。
一番大切な友達で、就職して結婚して子どもが生まれても、ずっと変わらず親友でいるはずだった。

サスペンス仕立ての作者のデビュー作。
カッコ良くて人気者で何でも持っている千夏(せんか)の口癖は、「幸せになりたい」。
1998年、高校卒業を控えた二月のある日、
幸せに気がつかない程傲慢に幸せだった彼の平穏な日々は
突然に巻き込まれた事件によって、劇的な転換を余儀なくされる。…

9
PAGE TOP