total review:278305today:21
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
1/1(合計:4件)
イトウセイコ
葡萄瓜
Q)この作品群を換骨奪胎して、オリジナルと言える 作品を編み出す事は出来るでしょうか? A)出来ません。出来る訳がない。 全くもって、この『ダウン系』と言うシリーズは厄介です。 類型がこれ以前にも以降にもとんと見当たらない。 強いて言えば尾崎南さんの『絶愛』『独占欲』が同傾向 だと言えるのでしょうが。 愛の産物と言うよりは、信仰の熱気から滲み出た何か、 と言うべきなのや…
多分このシリーズは商業ルートに乗った ナマモノ同人としては最高峰であり、 後続の人は決して乗り越える事が出来ない だろう、と評者は感じます。 今のダウンタウンのお二人からこれ等の 作品群を想像する事は当然難しいでしょう。 でも若かりし頃のあの二人には、確かに この作品群の中に浮かんでいる危うさが 潜んでいました。 ナマモノの素材にも若さと言う魔術は 通用するのでしょう。
イトウセイコさんのダウンタウンもの耽美パートと 言う色合いの一冊ですね。ほぼ同人誌選集であり ながら短編集と言う風合いに仕上がっているのは ダウンタウンが好き過ぎる故ののめり込みの賜物か と愚考します。 そう。この中にはネタの産地偽装は一切ありません。 ネタの調理方法は様々ですが。
ナマモノ同人をめぐる議論は歳月を重ねても 尽きる事はありませんが、議論の前に先ず 何某か傍証を横に置いて話をしないと進む議論も 先には行きますまい。 往時イトウセイコさんの作品が注目を浴びたのは 二次創作の原典と言うか御本尊に新進気鋭の 漫才師「ダウンタウン」を起用し、鋭い作風で 二人の関係性を描いていったからです。 剃刀の様に鋭い解釈でありながら、注がれる眼差しは とてもあ…